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岩井 保則; 佐藤 克美; 谷内 淳一*; 野口 宏史*; 久保 仁志*; 原田 伸夫*; 大嶋 優輔*; 山西 敏彦
Journal of Nuclear Science and Technology, 48(8), p.1184 - 1192, 2011/08
被引用回数:36 パーセンタイル:91.33(Nuclear Science & Technology)微量トリチウムを室温・飽和水蒸気雰囲気下においても効率的に酸化するための無機ベース疎水性白金触媒H1Pを開発した。流通式反応器を用いてトリチウムガスを使用して測定したH1Pの室温における総括反応速度係数は汎用アルミナ白金触媒と比較して高い値を示した。また飽和水蒸気雰囲気下で使用した場合のH1Pの総括反応速度係は、H1Pの優れた疎水性能により乾燥条件下と比較して微小な低下に留まった。反応の律速段階は室温近傍温度では表面反応律速であるが、40C以上ではH1Pの微小細孔の影響で細孔拡散抵抗の寄与が見られた。室温における総括反応速度係数の空間速度依存性及び水素濃度依存性もあわせて定量的に評価した。
早川 岳人; 静間 俊行; 千葉 敏; 梶野 敏貴*; 初川 雄一; 岩本 信之; 篠原 伸夫; 原田 秀郎
Astrophysical Journal, 707(2), p.859 - 865, 2009/12
被引用回数:6 パーセンタイル:19.70(Astronomy & Astrophysics)Sn-115の天体起源は解明されていない。Sn-115は35核種類のp核に分類される。35核種類のp核のうち27核種類は超新星爆発の光核反応で生成された証拠が発見されているが、残りの8核種の起源は不明でありSn-115もその中に含まれる。われわれは、Cd-113のアイソマーを経由して遅い中性子捕獲反応過程(s過程)でSn-115が生成された可能性を追求した。その生成量の評価には、Cd-112からCd-113アイソマーへの中性子捕獲反応断面積が必要であるが、これまで信頼できるデータはどのエネルギー領域でも全く報告されていない。そこで、原子力機構の研究用原子炉JRR-3を用いてCd-112からCd-113アイソマーへの中性子捕獲反応断面積と共鳴積分を計測した。これらの値を元に、理論計算を行いSn-115のs過程による生成量を評価した。
山崎 千里*; 村上 勝彦*; 藤井 康之*; 佐藤 慶治*; 原田 えりみ*; 武田 淳一*; 谷家 貴之*; 坂手 龍一*; 喜久川 真吾*; 嶋田 誠*; et al.
Nucleic Acids Research, 36(Database), p.D793 - D799, 2008/01
被引用回数:52 パーセンタイル:70.37(Biochemistry & Molecular Biology)ヒトゲノム解析のために、転写産物データベースを構築した。34057個のタンパク質コード領域と、642個のタンパク質をコードしていないRNAを見いだすことができた。
中根 佳弘; 原田 康典; 坂本 幸夫; 小栗 朋美*; 吉澤 道夫; 高橋 史明; 石倉 剛*; 藤本 敏明*; 田中 進; 笹本 宣雄
JAERI-Tech 2003-011, 37 Pages, 2003/03
原研とKEKが共同で建設している大強度陽子加速器施設(J-PARC)に適用する中性子レムモニタの開発を行った。熱エネルギーから中高エネルギー領域までの広範な中性子による線量率を精度よく測定できるモニタの開発を目的として、鉛ブリーダ付き中性子レムモニタを試作した。試作レムモニタのエネルギー応答に関し、遮蔽体を透過した後の中性子による被ばく評価において重要な、熱エネルギーから150MeVまでの中性子に対する応答特性を中性子輸送計算により評価するとともに、この評価精度を確認する目的で、65MeVまでの中性子場を用いて応答特性を測定した。得られたエネルギー応答特性を中性子の線量換算係数と比較した結果、試作中性子レムモニタは、熱エネルギーから150MeVまでの広範なエネルギー領域において優れたエネルギー応答特性を有することが確認でき、加速器施設用中性子レムモニタとして実用化の目処がついた。
初川 雄一*; 篠原 信男*; 畑 健太郎*; 小林 勝利*; 本石 章司*; 棚瀬 正和*; 加藤 敏郎; 中村 詔司; 原田 秀郎
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 239(3), p.455 - 458, 1999/03
被引用回数:2 パーセンタイル:20.88(Chemistry, Analytical)長寿命核種の核変換研究のための基礎データを得るために原子炉中性子を用いてCs(n,
)
Cs反応の熱中性子吸収断面積(
0)と共鳴積分(
)を測定した。
は、230万年の半減期を有する核種で核廃棄物中に生じ、長期的な危険性が指摘されている。本研究では、
Cs試料中に不純物として含まれている
を用いて実験を行った。四重極質量分析器を用いた質量分析法により
Cs/
比を求めた試料を中性子照射し、断面積を得た。
線分光法により生成した
Cs及び
Csの定量を行い、あらかじめ求めておいた
Cs/
比を用いて試料中の
を定量した。得られた値は、
0=8.3
0.3B、
=38.1
2.6Bであった。
初川 雄一; 篠原 伸夫; 畑 健太郎; 小林 勝利; 本石 章司; 棚瀬 正和; 加藤 敏郎*; 中村 詔司*; 原田 秀郎*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 239(3), p.455 - 458, 1999/00
被引用回数:2 パーセンタイル:75.00(Chemistry, Analytical)放射性廃棄物の管理の一つの方法として原子炉や加速器による中性子を用いた核変換による消滅処理がある。しかしそのために必要な核データの信頼性は高くない。本研究ではこれら放射性核種の中性子吸収断面積と共鳴積分を東海研究所JRR-3Mを用いて測定した。今回の実験では230万年の半減期を有するCsの断面積測定を行った。
Csは高純度試料の入手が困難なため
Cs試料中の
Csを利用した。あらかじめ質量分析法により
Cs/
Cs比を求めておいた試料を原子炉により中性子照射を行い
Cs(n,
)反応により生成した
Csを
線分光法により測定し、この反応断面積を求めた。カドミカプセルを用いた照射により共鳴積分も同時に求めた。中性子吸収断面積は既存の2つのデータのうちBaergらの値と一致したが、共鳴積分はBaergらの値の約2/3程の小さな値が得られた。
加藤 敏郎; 中村 詔司; 原田 秀郎; 初川 雄一*; 篠原 信男*; 畑 健太郎*; 小林 勝利*; 本石 章司*; 柵瀬 正和*
Journal of Nuclear Science and Technology, 34(5), p.431 - 438, 1997/05
放射性廃棄物核種の核変換研究のための基礎データとして、Cs(n,
)
Cs反応の熱中性子吸収断面積(
)と共鳴積分(
)を放射化法で測定した。
Cs,
Csおよび
Csを含んだ放射性セヨウムのターゲットをカドミウムの遮蔽管の中に入れて、あるいは遮蔽管なしで原子炉中性子で照射した。中性子束と熱外部分(Westcott指数)をモニターするためにCo/AlおよびAu/Alの合金線をセジウム試料とともに照射した。高純度Ge検出器を
線測定に使用した。
Csは
崩壊のみで崩壊し、
線を出さないので、
Csを
Csのトレーサーとして使用した。ターゲット中の
Csと
Csの原子核数の比は、四重極質量分析装置で測定し、この比と照射後の試料の
Csと
Csの
線強度比を用いて
Csの
と
を求めた。
原田 康典; 笹本 宣雄; 坂本 幸夫; 黒澤 直弘*; 富田 賢一*
JAERI-Data/Code 97-013, 196 Pages, 1997/03
加速器施設や放射性物質取扱施設では、法令に基づく使用許可申請書作成業務における作業者の被ばく評価や作業環境の健全性確保のための線源評価ならびに遮蔽計算が行われている。これらの評価は、大型計算機による解析が一般的であるが、小規模施設や放射線管理業務の現場から大型計算機へのアクセスは、効率的ではない。そこで最近の発達が目覚ましく、一般的に普及しているパーソナルコンピュータによる計算が可能なように、ORIGEN-2,QAD及びG33コードを本来の性能を損なわないように改良した。主な改良点は、次のとおりである。(1)会話形式による入力が可能となった。(2)計算のための入出力ファイルの保存が可能となった。(3)ORIGEN-2の計算結果を直接QAD及びG33に取込めるようになった。(4)計算結果の図形出力が可能となった。
加藤 敏郎; 中村 詔司; 原田 秀郎; 初川 雄一*; 篠原 信男*; 畑 健太郎*; 小林 勝利*; 本石 章司*; 棚瀬 正和*
Italian Physical Society Conference Proceedings 59, p.1335 - 1337, 1997/00
長寿命放射性廃棄物核種の消滅処理研究のための基礎データとして、Cs(n,
)
Cs反応の熱中性子吸収断面積(
0)と共鳴積分(I0)を放射化法で測定した。
Cs、
Csおよび
Csを含んだ放射性セシウムのターゲットをカドミウムの遮蔽管の中に入れて、あるいは遮蔽管なしで原子炉中性子で遮蔽した。中性子束と熱外部分(Westcott指数)をモニタするためにCo/AlおよびAu/Alの合金線をセシウム試料とともに照射した。高純度ゲルマニウム検出器を
線測定に使用した。
Csは
崩壊のみで崩壊し、
線を出さないので、
Csを
Csのトレーサーとして使用した。ターゲット中の
Csと
Csの原子核数の比は、四重極質量分析装置で測定し、この比と照射後の試料の
Csと
Csの
線強度比を用いて
Csの
0とI0を求めた。
笹本 宣雄; 黒坂 範雄*; 原田 康典; 鈴木 康夫
JAERI-M 89-102, 46 Pages, 1989/08
大型放射光施設の建屋設計に資する目的で、本施設に対するバルク遮蔽計算を実施した。計算は前方計算と側方計算に分けて考え、前者は、Swansonの式にもとづき光子と粒子の計算を、後者はJenkinsの式により光子と中性子の計算を行った。遮蔽体構成は、普通コンクリート、重コンクリート、鉄、鉛、土を用いた単層あるいは二重層を想定した。計算の結果、本施設のほとんどすべての遮蔽の厚みを2m以内に収められることが分かった。
須田 翔哉*; 石橋 健二*; Lee, E.*; 執行 信寛*; 池田 伸夫*; Sun, G. M.*; Han, B.-Y.*; 高田 弘; 原田 正英
no journal, ,
中性子源セクションでは、電気化学式検出装置を用いて新型転換炉(ATR、重水減速軽水炉ふげん)で信号生成を観測した経験を有する。本研究では、同検出装置のトリチウムへの有感性を確認することを目的として、(1)加圧水型軽水炉(PWR、トリチウム量30gと多量のベータ崩壊核種)の傍(炉心から26m)と、(2)原子力機構のトリチウムプロセス実験棟(トリチウム10g級)の傍(線源から8.6m)で実験を行った。両方の実験で、電気化学式検出装置にバックグランド値に比べて有意の信号増加を観測した。解析の結果、原子炉実験については、低エネルギーベータ崩壊核種であるトリチウムとプルトニウム241が信号増加の源となっており、トリチウムプロセス実験棟の実験についてはトリチウムによって信号が増加していることが明らかになった。
早川 岳人; 静間 俊行; 梶野 敏貴*; 千葉 敏; 初川 雄一; 原田 秀郎; 篠原 伸夫
no journal, ,
希少な同位体であるSnの天体起源を研究するために、原子炉から供給された熱中性子を用いて
Cd(n,
)
Cd
反応の反応断面積を計測した。実験結果を元に統計モデルを用いて、
Cdの基底状態に対するアイソマーの生成比を入射中性子のエネルギーの関数として計算した。計算結果は、アイソマー生成比が100keV以下のエネルギー領域ではほぼ一定であることを示す。この結果を元に、古典的な定常流モデルを用いて
Snへのs過程元素合成の寄与を評価した。
岩井 保則; 佐藤 克美; 山西 敏彦; 谷内 淳一*; 野口 宏史*; 久保 仁志*; 原田 伸夫*; 大嶋 優輔*
no journal, ,
異常事象を想定した場合において室温においてトリチウムを十分酸化できる性能を有する触媒の実現が核融合安全性の向上に大きく寄与すると考える。原子力機構は田中貴金属工業と共同で無機ベースのトリチウム室温酸化用疎水性白金触媒H1Pを新たに開発した。開発したH1P触媒は既存アルミナ白金ペレットと比較して室温にて顕著に高い反応性能を有することがわかった。293Kにおける総括反応速度係数は空間速度に比例した。温度依存性については特に293-313Kの温度領域において、顕著な温度依存性を示した。水素添加により評価した総括反応速度係数の濃度依存性は293Kにおいて乾燥条件において水素濃度の0.33乗、水蒸気添加条件において0.44乗に比例した。
早川 岳人; 静間 俊行; 千葉 敏; 梶野 敏貴*; 初川 雄一; 岩本 信之; 篠原 伸夫; 原田 秀郎
no journal, ,
Sn-115の天体起源は現在まで議論が続けられている。その天体起源の可能性としてs過程と呼ばれる中性子捕獲反応過程における生成が挙げられる。その定量的評価にはCd-112からCd-113アイソマーへの中性子捕獲反応断面積計測が必要である。しかし、これまで計測されていなかった。そこで、まず熱領域の中性子捕獲反応断面積を原子力機構の研究用原子炉JRR-3を用いて測定し、Sn-115へのs過程への影響を評価した。
鈴木 誠矢; 荒井 陽一; 岡村 信生; 渡部 雅之; 川野 昌平*; 川原田 義幸*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出し時の臨界防止用に、水ガラスを主成分として酸化ガドリニウムを混合した固化型非溶解性中性子吸収材の開発を進めている。燃料デブリ表面に水ガラス吸収材を被覆した状態での乾燥挙動への評価を評価するため、模擬試験体を用いて実施した試験結果を報告する。
荒井 陽一; 鈴木 誠矢; 岡村 信生; 渡部 雅之; 川野 昌平*; 川原田 義幸*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出し時の臨界防止用に、水ガラスを主成分として酸化ガドリニウムを混合した固化型非溶解性中性子吸収材(以下、水ガラス吸収材)の開発を進めている。燃料デブリ表面に水ガラス吸収材を被覆した状態での乾燥挙動への影響を評価するために実施した模擬試験体を用いた試験概要や予備検討に関して報告する。
荒井 陽一; 鈴木 誠矢; 岡村 信生; 渡部 雅之; 川野 昌平*; 川原田 義幸*; 松浦 由幸*; 山崎 誠志*
no journal, ,
Preventing re-criticality is an important safety issue in fuel debris removal operations. As one of the technologies to prevent re-criticality, we have been developing neutron absorbers. The water glass based neutron absorber is a type of solidified non-dissolvable neutron absorber, which is applied to the surface of fuel debris in water. The water glass based neutron absorber gradually increases in viscosity and hardens in close contact with the fuel debris surface. Since the fuel debris is water-cooled in the reactor and it is assumed to be porous, the water glass based neutron absorbent material coats the fuel debris while retaining water inside the fuel debris. In order to prevent hydrogen generation due to radiolysis of water, fuel debris is dried after removal operations. However, there is concern that water glass based neutron absorbent material adhering to the fuel debris may prevent the fuel debris from drying. Therefore, we started to investigate the effect of the water glass based neutron absorber coating on the drying behavior of fuel debris.