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久保 純一*; Rahman, N.*; 高橋 伸明; 河井 貴彦*; 松葉 豪*; 西田 幸次*; 金谷 利治*; 山本 正英*
Journal of Applied Polymer Science, 112(3), p.1647 - 1652, 2009/05
被引用回数:25 パーセンタイル:62.34(Polymer Science)ポリビニルアルコール(PVA)の機械強度と誘電特性の改善を狙い、われわれは、PVAと硝酸マグネシウムの複合体を作成した。この複合体はとても柔らかく、ゴム状の性質を示した。そして、ガラス転移温度は硝酸マグネシウム塩の添加に伴い低下した。広角X線回折と小角X線散乱の測定結果から、PVAの結晶が硝酸マグネシウム塩の添加に伴い破壊され、その結果、ソフトニングが起こっていることが明らかとなった。
小嵐 淳; 西藤 文博; 秋山 聖光; Rahman, N. M.*; 飯田 孝夫*
Applied Radiation and Isotopes, 65(4), p.413 - 418, 2007/04
被引用回数:33 パーセンタイル:88.94(Chemistry, Inorganic & Nuclear)フィルタに捕集されたプルトニウムを迅速に弁別測定するイメージングプレートを用いた手法を開発した。本手法は、イメージングプレートの輝尽発光量を利用してプルトニウムと天然放射性核種を弁別するとともに、その放射能をプルトニウム粒子ごとに測定することができる。本手法は、取り扱いが極めて簡便であり複雑な技術を必要とせず、短い測定時間でも比較的低い検出限界を有し、多量のフィルタ試料を同時に測定することができる。そのため、本手法は複数の試料に対する迅速かつ定量的なスクリーニングツールとして有用である。
Rahman, N. M.*; 飯田 孝夫*; 西藤 文博; 小嵐 淳; 山崎 敬三*; 山澤 弘実*; 森泉 純*
Radiation Protection Dosimetry, 123(2), p.171 - 181, 2007/02
被引用回数:11 パーセンタイル:60.92(Environmental Sciences)ラドン壊変生成物エアロゾルの粒径分布は、一般的に2つの方法(直接測定法と間接測定法)によって測定される。本研究では、直接法の一つとして提案してきている低圧カスケードインパクタを用いたイメージングプレート法(IP法)について、その粒子分級特性を評価するとともに、ラドン壊変生成物エアロゾルの粒径分布を測定する際に適した粒子捕集材やインパクタの使用条件,IP測定条件について検討した。
小嵐 淳; 西藤 文博; 秋山 聖光; 飯田 孝夫*; Rahman, N. M.*
no journal, ,
イメージングプレート(IP)は輝尽発光(Photo-Stimulated Luminescence)現象を利用した高感度・高空間分解能を有する時間積分型の2次元放射線センサーであり、IPに放射線が入射するとそのエネルギーに対応した輝尽発光強度(PSL値)をピクセルごとに得ることができる。本研究では、IPによって得られるPSL値の2次元情報を解析することによって、測定対象試料に存在している個々の線放出核種からの線を検出する手法を開発した。本手法を基盤技術として用いた(1)ラドン壊変生成物エアロゾルの粒径分布測定法,(2)プルトニウムとラドン壊変生成物の弁別測定法を検討した。
小嵐 淳; 西藤 文博; 秋山 聖光; Rahman, N. M.*; 飯田 孝夫*
no journal, ,
プルトニウムを取扱う施設における放射線管理では、ラドン・トロン壊変生成物などの天然放射性核種の影響を除去して、微量のプルトニウムから放出される放射線を迅速かつ正確に定量することが求められている。本研究では、イメージングプレートを用いて得られたデジタル画像を解析することにより、天然放射性核種の存在下においてもプルトニウム粒子の位置と放射能を決定することのできる手法の開発を行った。
山崎 敬三*; 沖 雄一*; 長田 直之*; 横山 須美; 山田 裕司*; 床次 眞司*; 福津 久美子*; 飯田 孝夫*; Rahman, N. M.*; 下 道國*
no journal, ,
本研究は、京都大学原子炉実験所の加速器駆動未臨界炉(ADSR)の安全管理の基礎研究の一環として、誘導放射能の発生と挙動解明を目的として実施した。実験では、高強度高エネルギー放射線場を模擬するため、Taターゲットに30MeV,平均電流90Aの電子線を照射することにより、n,混在場となる電子線型加速器ターゲット室内において、空気中の微粒子及び誘導放射能を測定した。走査型モビリティパーティクルサイザーにより、ターゲット室内空気中のエアロゾル濃度及び粒径分布を測定した結果、照射開始直後、数ナノメートルの微粒子が発生し、時間の経過とともに粒径が大きくなり、粒子濃度は減少することを明らかにした。また、誘導全ベータ放射能から得られた放射能分布,自然放射性核種であるラドン子孫核種の粒径分布及びレーザー式粒子カウンタで測定したエアロゾルの粒径分布を比較した結果、ほぼ同様な傾向を示しており、照射開始からの経過時間にしたがって粒径がより大きいほうへ移行していくことを明らかにした。