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口頭

生分解型グラフトアニオン吸着材の量産化技術開発と特性評価

笠井 昇; 保科 宏行; 瀬古 典明; 柴田 卓弥*; 高橋 牧克*

no journal, , 

植物由来の生分解性素材をグラフト重合の基材として用いて、ヒ素などの有害なアニオン物質を除去可能な吸着材を創製し、その適合性の評価を進めている。吸着材の量産化技術を開発するために製作設置したグラフト重合装置により、スケールアップに伴う課題の抽出を行い、最適な量産化条件の検討を行った。吸着材の合成は2段階で行う。まず1段階目のグラフト重合工程では、幅30cmのセルロース製不織布を基材として合成し、グラフト率200%の均一なグラフト重合体がビーカースケールの42,000倍に相当する14mの長さで得られた。また、2段階目のヒ素を吸着するためのジルコニウム残基の担持工程においてもビーカースケールの21,000倍に相当する7mの長さまで均一に付与できることが確認でき、最終的に日産約30m$$^{2}$$の吸着材の合成ができることがわかった。

口頭

生分解型グラフトアニオン吸着材を用いたフィールドテスト

瀬古 典明; 保科 宏行; 笠井 昇; 高橋 牧克*; 吉井 明央*; 角田 安彦*; 柴田 卓弥*; 明田川 康*

no journal, , 

放射線グラフト重合法によりヒ素を吸着除去可能なジルコニウム残基を繊維状の不織布に導入して量産化した吸着材を用いて群馬県草津温泉近傍の廃坑山から湧出する廃水内のヒ素をターゲットとし、フィールド試験を行った。吸着材は廃水と吸着材が平行又は直交に接触可能な2つの通液方法で評価を行った。その結果、pH2の廃水を50L/分で処理した平行流方式の場合、2日間で170ppbのヒ素を排水基準値以下の90ppbまでの除去することができた。次いで行った直交流方式では、空間速度200/hの処理においてわずか数分で50ppbまで除去できることに成功した。繊維状の吸着材の場合、通液速度を極端に高速化することが可能なため、廃水を一時的に貯留する槽の設置スペースを大幅に軽減できる利点があることから狭窄地の温泉場などへの適応に期待がもてる。

口頭

生分解型グラフトアニオン吸着材の基本吸着特性

保科 宏行; 高橋 牧克*; 笠井 昇; 瀬古 典明

no journal, , 

植物由来の高分子の一つであるセルロース製不織布繊維をドライアイス温度下、窒素雰囲気下で電子線照射した後、ヒ素に対して親和性の高いジルコニウムを導入するため、ジルコニウムを担持可能なリン酸モノマーを用いてグラフト重合を行った。次いで、リン酸基を導入した不織布のグラフト重合体をpH1に調整した10mMのジルコニウム溶液中に浸漬させ、リン酸基にジルコニウムを担持したヒ素用の吸着材を得た。得られた吸着材を1cm$$phi$$のカラムに充填した後、pH2に調整した1ppm(mg/L)のヒ素溶液を空間速度SV(Space velocity) 200h$$^{-1}$$及び1,000h$$^{-1}$$の速度でカラムに通液させてヒ素吸着特性を評価した。その結果、いずれの通液速度においても破過時(C/C$$_{0}$$=0.05)における通液倍率(BV)は1,500で、そのときのヒ素吸着量は、吸着材1gあたり8mgであった。一般的に、粒子状樹脂を用いたヒ素吸着における通液速度はSV10h$$^{-1}$$程度であることから、本吸着材は粒子状吸着材に比較して、100倍の速さでヒ素を吸着できることがわかった。

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