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Kim, H.*; Kim, K. S.*; Cheoun, M.-K.*; 岡 眞
Physical Review D, 97(9), p.094005_1 - 094005_17, 2018/05
被引用回数:14 パーセンタイル:58.08(Astronomy & Astrophysics)アイソスピン0のスカラー中間子に対して、テトラクォーク描像を用いて、その状態混合の可能性を調べた。その結果を崩壊の解析にも応用した。
大塚 孝治*; 藤本 林太郎*; 宇都野 穣; Brown, B. A.*; 本間 道雄*; 水崎 高浩*
Physical Review Letters, 87(8), p.082502_1 - 082502_4, 2001/08
被引用回数:631 パーセンタイル:99.40(Physics, Multidisciplinary)中性子過剰核において魔法数がN=20から16へと変化するメカニズムを核力の基本的性質から議論した。まず、この魔法数の変化には、スピン反転のパートナーである、0d軌道と0d
軌道間のT=0(単極子)相互作用が非常に強い引力である性質が関連していることを現実的殻模型計算の結果に基づいて議論した。この強い引力の起源は、ボソン交換力(OBEP)のような基礎的な相互作用から説明可能であることを示し、より現実的なG行列にもこの性質が保たれていることを明らかにした。この性質は非常に一般的なものであり、例えばN=8魔法数の消滅も同様にスピン反転パートナーの0p
と0p
軌道間のT=0相互作用で説明できるため、中性子過剰核における魔法数の理解に対し重要な役割を果たしている可能性が示唆される。
藤原 守
Nuclear Physics A, 687(1-2), p.18c - 25c, 2001/04
Ybによる太陽ニュートリノ検出、スピン二重極巨大共鳴の幅、A=9の原子核におけるアイソスピン対称性などを450MeV(
He,t)反応実験をもとにして考える。
Zegers, R. G. T.; Van den Berg, A. M.*; Brandenburg, S.*; Fleurot, F. R. R.*; 藤原 守; Guillot, J.*; Hannen, V. M.*; Harakeh, M. N.*; Laurent, H.*; Van der Schaaf, K.*; et al.
Physical Review Letters, 84(17), p.3779 - 3782, 2000/04
被引用回数:15 パーセンタイル:65.37(Physics, Multidisciplinary)2wの励起状態にあるアイソベクトル型単極子巨大共鳴がPb(
He,tp)反応(E(
He)=177MeV)で研究された。巨大単極子共鳴が-45
Q
-30MeVにあることが同時計測実験でわかった。微分断面積が計算と比較された。観測された強度は陽子崩壊の分岐が20%に達することがわかった。
杉田 道昭
Physics Letters B, 394(3,4), p.235 - 241, 1997/00
ZN
40核の特徴の1つは、希土類核ではみることのできない大きな非軸対称変形の出現である。この現象を記述するため、アイソスピン不変な相互作用するボソン膜型を使用した。質量数が70
90の重いZ~N核に、この模型を使ったのは、この論文が最初である。Sr核の基底バンド、ガンマ・バンドのスペクトラムの質量数による変化及び基底バンド内のE2遷移確率を計算し、それぞれ1つのパラメタでデータを再現できることを示した。原子核が変形した場合、陽子と中性子の質量分布の慣性主軸が逆方向に振動する磁気双極子振動モード(シザーズ・モード)が存在するといわれてきた。希土類核で予言されたこのシザーズ・モードが、Z
N
40核にどのように現われるかを示した。