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芳賀 裕子*; 練石 恵子*; 高橋 建一*; 新村 信雄
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 487(3), p.504 - 510, 2002/07
被引用回数:9 パーセンタイル:51.30(Instruments & Instrumentation)中性子イメージングプレートの中性子検出機構をその素過程から検討すると、カラーセンターを創生する割合が中性子イメージングプレートの中性子検出効率を向上させる基本パラメーターになっていることが判明した。そこで、中性子イメージングプレートの厚みと輝尽性蛍光物質量を変数にとり、カラーセンター創生率を実測した。あと、中性子イメージングプレート中の中性子コンバーター(Gd)から中性子吸収率を計算し、最終的な中性子検出効率を求めた。これを最適化することで、中性子コンバーター量50%,厚み200mが、最も検出効率の高い中性子イメージングプレートであることが結論付けられた。
角田 恒巳; 荒 克之; 社本 尚樹*; 真田 和夫*; 稲田 浩一*
DEI-91-124, p.27 - 34, 1991/12
GI形光ファイバは、高い入射効率と優れた伝送特性を合わせ持ち実用性の高いものであるが、コアにドーパントを含むため、SI形やSM形などに比べ耐放射線に劣る面があった。そこで、GeO-SiO
コアのGI形光ファイバの耐放射線性の改善を目的に、特に塩素(Cl)不純物の影響を調べた。その結果、耐放射線性に関連するフォトブリーチング効果に、Cl量の強い依存性が認められ、最適なCl含有量が10~100ppmであることがわかった。
角田 恒巳; 荒 克之; 若山 直昭; 真田 和夫*; 稲田 浩一*; 社本 尚樹*
EIM-89-133, p.29 - 36, 1989/12
光ファイバに高線量の放射線を照射すると、紫外域のみならず、~1m以上の長波長帯においても大きな損失増加を生ずる。この長波長帯における損失増加の原因を調べるため、同一種のファイバにH
やHeを拡散し、照射試験を行なった。その結果、ファイバ内に拡散したH
は、放射線により容易に活性化され、Ge-OHとして吸収ピークを現すことが判った。また、He拡散の効果は、高線量下でファイバ内に生成するOHを抑制することが判った。
角田 恒巳; 若山 直昭; 真田 和夫*; 福田 長*; 稲田 浩一*; 末松 達也*; 八橋 元治*
EIM-85-30, p.37 - 43, 1985/04
光ファイバの耐放射線性と伝送特性を改善する目的で塩素(Cl)成分及び水酸基(OH)を極力抑えた純粋シリカコア系ファイバを作製し、耐放射線性に関する検討を行った。試作ファイバは良好な伝送特性を有し、通常使用されている光源の波長0.85m及び1.3
mの両波長とも使用出来る。150MRにおよぶ大線量の照射を行っても、信号の損失増加は少なく、0.85
mの場合で=30dB/km(絶対量で=33dB/km),1.3
mの場合で=20dB/km(絶対量で=30dB/km)に過ぎず、良好な耐放射線性を示した。