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報告書

もんじゅ蒸気発生器伝熱管用超音波探傷装置の開発; R&D(試作試験)成果のまとめ

爲平 浩一; 永井 桂一; 横山 邦彦; 荒 邦章; 林道 寛

PNC TN9420 92-014, 125 Pages, 1992/11

PNC-TN9420-92-014.pdf:9.3MB

本報告書は、高速増殖原型炉もんじゅ建設所蒸気発生器伝熱管の体積試験に使用する超音波探傷試験装置の開発に関し、昭和55年より59年にかけて実施された試作試験に関するR&D成果についてまとめたものである。当該R&Dは、超音波ビームを電子的に回転走査することで伝熱管の全周全長を内面より漏れなく探傷する、管内挿入マルチアレイ型電子的回転操作式プローブを中心とした試験装置の開発に関するものである。ここではプローブの複合化、プローブ位置検出性能の向上、マルチチャンネル超音波探傷器の構成等に関する検討及び試作試験を実施し、装置単体レベルで所定の機能性能を確保するに至った。実機仕様はここでのR&D成果をベースとして定めたものであり、本成果のまとめは実機全体システムを構築する上での指針となるものである。

報告書

もんじゅ蒸気発生器伝熱管ISI装置用総合機能試験装置の設計製作

爲平 浩一; 永井 桂一; 横山 邦彦; 荒 邦章; 林道 寛

PNC TN9410 92-254, 76 Pages, 1992/07

PNC-TN9410-92-254.pdf:2.02MB

もんじゅ蒸気発生器伝熱管に対し,その健全性を確認するため運転中定期的に体積試験を実施する。ここで使用する検査装置は専用に開発したものであり,この検査装置実用化の最終段階として実規模モックアップ装置による総合機能試験にて最終的な機能,性能の確認を行う。もんじゅ蒸気発生器伝熱管ISI装置用総合機能試験装置はこの総合機能試験に供することを目的に設計,製作したものである。本装置の設計,製作にあたっては検査装置の機能,性能及び実機への適用性が確認できるよう試験対象部と検査装置が取り合う部分について,寸法,形状,材質等を実機と同一になるよう模擬するものとした。検査装置が取り合う部分としては検査装置の据付を行う蒸気発生器上部構造部及び試験対象である伝熱管が挙げられ,上部構造部についてはメンテナンスフロアを含む水室周辺の構造物について寸法,形状を実機と同一とし,伝熱管についてはヘリカルコイル部の最内層,中間層及び最外層の伝熱管各1本ずつを選択し,これらをモデルとして寸法,形状,材質及び溶接施工法を実機と同一として設計,製作を行った。本装置の実機を模擬した部分に対し,製造段階及び据付時に実機と同一の試験検査を行い,本装置が実機と同一の仕様であることを確認した。これより本装置は試験対象である蒸気発生器と検査装置との取り合い部分が実機と同一に模擬されており,総合機能試験にて検査装置の機能,性能の確認に供することが可能となった。

報告書

1次主冷却系配管体積試験用ISI装置の設計製作

秋山 貴由輝; 横山 邦彦; 荒 邦章

PNC TN9410 91-169, 87 Pages, 1991/08

PNC-TN9410-91-169.pdf:2.32MB

もんじゅの1次主冷却系配管体積試験用ISI装置の開発を行った。方法としては,実験及び要素試験等により,パラメータを振って比較検討を行った。主な結果は以下の通り。(1)探触子の振動子径,周波数及び屈折角の最適化を図った。(2)制御の面から検査機の駆動輪を3輪配置にし,蛇行,上下及び左右傾きを各々補正する方式とした。(3)作業員が2人で運搬できるように,検査機の軽量化を図り,重量は38kgまで軽量化し,かつ,2分割構造とした。(4)着脱方式,駆動源等の検討を行い,保温を3分割にし,エアーシリンダーで着脱する方式とした。以上の結果より,得られた成果を以下に示す。(1)80度Cでの体積試験が可能となり,また,接触媒質の供給・回収装置が不要となった。(2)もんじゅで実作業を実施するにあたり,作業内容の省力化,装置の簡略化が可能となり,さらに作業員の被ばく低減が大きく期待できる。

論文

原子炉安全工学講座,7; 供用期間中検査

村主 進; 木下 武彦

原子力工業, 20(3), p.51 - 55, 1974/03

原子炉冷却材圧力バウンダリについて、ASME SecXIの供用期間中検査の内容を述べ、現在までに開発された検査用機器について説明した。また供用期間中検査の実例についても触れている。

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