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Soukhovitskij, E. Sh.*; Morogovskij, G. B.*; 千葉 敏; 岩本 修; 深堀 智生
JAERI-Data/Code 2004-002, 32 Pages, 2004/03
軟回転体模型ハミルトニアンに基づくチャンネル結合光学模型によって原子核の集団励起構造と反応断面積を記述する計算コードOPTMANにおける最新の理論と数値計算アルゴリズムの解説を行う。本研究は、国際科学技術センター(ISTCモスクワ)のプロジェクトB-521として、日本のサポートの下で行われている。本プロジェクトによりOPTMANにおける数値計算アルゴリズムは完全に改訂され、またユーザーフレンドリーなインターフェースが設けられた。
Sun, W.*; 渡辺 幸信*; Sukhovitskij, E.*; 岩本 修; 千葉 敏
Journal of Nuclear Science and Technology, 40(9), p.635 - 643, 2003/09
被引用回数:10 パーセンタイル:56.31(Nuclear Science & Technology)軟回転体模型とチャンネル結合模型を結合することにより、sdシェル原子核のSiに対して、原子核レベル構造及び200MeVまでの核子散乱データの統一的解析を行った。軟回転体模型及び光学模型のパラメータを求めた。計算結果は集団準位と中性子全断面積や陽子反応断面積,核子散乱角度分布などの核子相互作用の実験データを両方ともよく再現している。
Sukhovitskii, E. S.*; 千葉 敏; 岩本 修; 深堀 智生
JAERI-Research 99-040, 28 Pages, 1999/06
飽和結合様式を用いる軸対称の硬回転体模型に基づくチャンネル結合理論によって、0.1から100MeVの領域でのUの核子入射反応に対する光学模型ポテンシャルの推定を行った。中性子及び陽子の散乱断面積と中性子の全断面積をほぼ実験誤差内で記述できる光学ポテンシャルを得ることができた。このポテンシャルを用いて計算された、10MeV以上の中性子に対する吸収断面積は従来の計算値より10%程度大きな値となった。また、飽和結合様式を用いることにより、基底状態バンドに対する断面積だけでなく、統計模型に必要な透過係数についても高精度での予測が可能となった。
田中 茂也
INDC(SEC)-31/U, p.51 - 67, 1973/00
Fe、Ni、Zn、Sn、Gdによる数MeV範囲のエネルギーを持った中性子の弾性および非弾性散乱の角分布に対し、球形光学模型および結合チャンネル理論に基づく計算を行い、我々が以前に測定した値と比較した。計算に用いられるポテンシアル・パラメータの値は
Biに対する実験値と計算値との比較から求めたものを基として、これに荷電対称項を考慮したものを用いた。複合核過程に対しては、いずれの場合にも球形光学模型に基づくMoldauer理論を用いた。結合チャンネル理論の結合定数としては既に他の実験から求まっている値を採用した。結果はいずれの場合にも結合チャンネル理論に基づく計算が実験値とのよい一致を与えることが示された。