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井戸村 泰宏; Ali, Y.*; 伊奈 拓也*; 今村 俊幸*
no journal, ,
クリロフ部分空間法に基づく差分陰解法はジャイロ運動論的トロイダル5次元オイラーコードGT5Dの主要な計算コストを占める。ポスト京重点課題では、演算加速に比べてノード間通信性能が限定的なエクサスケール計算機向けに先進的な省通信クリロフ部分空間法を開発してきた。本研究では、FP16前処理を用いた混合精度省通信GMRESソルバを開発する。この前処理により、反復回数と袖通信が大幅に削減された。新しいソルバを富岳とSUMMITに移植し、既存のマルチコア/メニーコアプロセッサにおける従来のソルバに対する性能比較を行う。
渡邉 智彦*; 井戸村 泰宏; 藤堂 泰*; 本多 充*
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スーパコンピュータ富岳の初期立ち上げ段階において、データ科学的手法を適用して、不純物イオンと水素同位体の粒子,運動量,エネルギーの乱流輸送、および高エネルギー粒子の閉じ込めといった核燃焼プラズマ閉じ込めの物理を探求するシミュレーションプロジェクトを開始した。本プロジェクトに先立って、多次元位相空間におけるプラズマの運動論的ダイナミクスを解析する3つの主要な核融合プラズマシミュレーションコード, GKV, GT5D, MEGAのアップグレードと最適化を行い、富岳における高性能計算を達成した。フラックスチューブジャイロ運動論的コードGKVを多種イオン系プラズマのマルチスケール乱流および重不純物イオンの乱流輸送に適用している。大域的full-fジャイロ運動論的コードGT5Dを用いて非局所的乱流輸送と自発プラズマ回転の研究を実施している。運動論的MHDハイブリッドコードMEGAは高エネルギーイオンの閉じ込めの研究に使用され、さらにバルクイオンの運動論的ダイナミクスを導入するコード拡張も行われた。本プロジェクトでは、輸送モデルとシミュレーション研究効率の向上するためにデータ科学的手法も推進している。
井戸村 泰宏
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ジャイロ運動論的トロイダル5次元full-fオイラーコードGT5Dを世界最大のメニーコアCPU型スーパーコンピュータ富岳およびGPU型スーパーコンピュータSummitにおいて高速化した。GT5Dは半陰解法差分スキームに基づいており、高速な運動論的電子の陰解法差分ソルバが全体の80%以上の計算コストを占める。この陰解法ソルバは元々クリロフ部分空間法を用いて開発されたが、大域的集団通信と袖通信が演算加速に伴うボトルネックとなってきた。この課題を解決するために、新しい半精度前処理を用いて収束特性を向上し、反復回数と通信回数を一桁削減した。新しいソルバによって富岳とSummitの両方で大幅な性能向上を達成し、実質量の運動論的電子を用いた数値実験が実現した。
井戸村 泰宏
no journal, ,
ポスト京重点課題では、ポスト京におけるエクサスケール核燃焼プラズマシミュレーションに向けてジャイロ運動論的トロイダル5次元full-fオイラーコードGT5Dの開発を進めている。本講演ではGT5Dにおける新たな計算技術開発の現状を概説する。GT5Dの主要な計算部分は半陰的時間積分法で用いられるクリロフ疎行列ソルバとなる。本研究ではこのソルバの計算カーネルを富岳試作機、および、V100GPUに移植し、これらの最先端メニーコア、GPUアーキテクチャにおいてほぼ理想的な性能向上が得られることを確認した。