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長尾 誠也*; 坂本 義昭; Rao, R. R.*; 藤嶽 暢英*
Humic Substances Research, 5-6(1), p.9 - 17, 2009/00
湖水,浅層及び深地層地下水から分離精製した腐植物質存在下における砂質試料(砂,凝灰質砂,砂岩)に対するNp(V)の収着挙動をpH5-6,イオン強度0.01M,腐植物質濃度0-154mg/lの条件でバッチ法により調べた。その結果、浅地地下水腐植物質存在下におけるNp(V)の収着は、砂凝灰質砂砂岩の順に大きく、砂質試料の鉱物組成により異なっていた。また、5種類の腐植物質存在下における砂岩試料へのNp(V)の収着を調べた結果、塩水系深部地下水の腐植物質を除き、湖水及び淡水系浅地層地下水腐植物質の脂肪族炭素の存在割合とNp(V)の収着量には正の相関関係が認められた。これらの結果は、弱酸性のpH領域で、地下水腐植物質は砂質試料のNp(V)の収着を支配する要因の1つであり、その影響は砂質試料と腐植物質の特徴に依存することが明らかとなった。
山口 徹治; 中山 真一; Vandergraaf, T. T.*; Drew, D. J.*; Vilks, P.*
Journal of Power and Energy Systems (Internet), 2(1), p.186 - 197, 2008/00
高レベル放射性廃棄物地層処分の安全評価では、長寿命の放射性核種は廃棄体から溶出し周辺岩盤中を移行するかもしれないことが考慮される。そこで、処分場周辺岩盤内で水みちとなっている亀裂中における放射性核種の移行を理解する必要がある。そのために、日本原子力研究所(日本原子力研究開発機構に改組)とカナダ原子力公社(AECL)は5年間の協力研究でAECLの地下実験施設の地下240mの原位置条件下において、切り出し花崗岩ブロック内核種移行実験を行った。水みちとなっている亀裂帯から切り出した亀裂を含む1mの花崗岩ブロックを用いて、Br, 模擬コロイド, H, Sr, Tc, Np及びPuの移行実験を行い、移行実験後に亀裂面の放射能分布を分析した。放射性核種の移行については、巨視的な機械的分散,マトリクス拡散,元素ごとに特徴的な収着の影響が見られた。コロイドの移行については沈着とよどみ領域への拡散が影響した複雑な挙動が見られた。
天然バリア研究室
JAERI-Research 98-066, 62 Pages, 1998/11
日加放射性廃棄物処分安全研究フェーズ2協力に基づき、放射性核種移行に関する研究計画を実施した。1993年度から5年計画で開始した本協定では、切り出し岩盤核種移行実験、地下水中における長寿命核種の化学形研究、同位体水文地質学的研究、及び地下水流解析モデルの開発を実施している。計画の初年度(第1計画年:1994年3月から1994年9月)は、切り出し岩盤核種移行試験のため、地下240mの実験坑道の壁面から実験用亀裂岩盤試料を取り出す準備を進めると共に、地下水中における長寿命核種の化学形研究、同位体水文地質学的研究、及び地下水流解析モデルの開発における文献調査を行い、第2計算年以降の準備を進めた。