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池添 博; 永目 諭一郎; 西中 一郎*; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 濱田 真悟; 鹿園 直基; 岩本 昭; 大槻 勉*
Physical Review C, 49(2), p.968 - 976, 1994/02
被引用回数:25 パーセンタイル:80.20(Physics, Nuclear)F+
Tb反応における核分裂過程から放出される核分裂前後の陽子と
粒子の数を測定した結果、複合核
Wが核分裂の過程でサドル変形する時間スケールは約0.5
10
秒であり、サドルから分離点に至るまでに要する時間は約1
10
秒である事がわかった。これは、核物質の粘性が高い事を意味しているが、さらにサドル点から分離点の距離の短い原子核である
Wと、この距離の長い
Cmのような原子核をくらべてもサドルから分離点に至る時間に顕著な差は見られなかった。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 岩本 昭; 大槻 勉*
Physical Review C, 42(1), p.342 - 353, 1990/07
被引用回数:34 パーセンタイル:85.68(Physics, Nuclear)F+
Au反応において、プリシッション
Heとポストシッション
Heの多重度を励起エネルギー43から90MeVの範囲で、核分裂片との同時計測により測定した。後方で測定された
Heは複合核と、核分裂片から蒸発している事が判明した。エネルギースペクトルの中心値は、球形の複合核から蒸発した場合にくらべ2MeV程低エネルギー側にシフトしていた。測定されたプリフィッション
He多重度を、核分裂の遅れた開始の効果を取り入れた統計モデル計算と比較した。その結果、この多重度は、もし2MeVだけ下げた
Heに対する蒸気障壁を使うならば、核分裂の遅れた開始を考慮しなくとも統計モデル計算で再現できた。このことは、中性子放出の場合とは異なって
Heの場合、崩壊巾に時間依存性があり、しかも核分裂と同じようなタイムスケールで変化する事を暗示している。