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米川 実; 岩崎 真歩; 島田 梢; 柳谷 昇子; 塚田 学; 飯塚 芳之; 金子 宗功; 吽野 俊道
JAEA-Testing 2015-002, 151 Pages, 2016/03
福島研究基盤創生センター運転管理準備室では、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた研究開発を着実に進めるにあたり、低放射線量のガレキ類及び燃料デブリ等の放射性廃棄物の処理、処分及び管理の安全性を評価するための放射化学分析手法について作業手順書の作成を行っている。作業手順書は、新たに従事する分析技術者の人材育成のためにパワーポイントのアニメーション機能を活用し、化学分析の初心者にも理解しやすいように工夫を施した内容としている。今回の報告書は、これまでに分析手法が確立し、かつ、アニメーションによる作業手順の作成が完了した核種についてまとめたものである。
加納 靖之*; 柳谷 俊*; 北川 有一*; 山下 太*
Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.163 - 171, 2007/00
われわれは密閉したボアホール井戸を用いて正確に間隙水圧を測定する方法を開発した。これは、従来の開放井戸の周波数応答を改善するものである。1999年から2003年に、茂住調査坑道の2本の密閉したボアホール井戸を用いて間隙水圧のモニタリングを行った。間隙水圧の地球潮汐に対する応答や地震に対する応答(ハイドロサイスモグラム)を解析し、岩盤の変形と間隙水圧変化の関係を間隙弾性論に基づいて調べた。そして、間隙水も含めた岩盤の変形を間隙弾性論によって記述できることを確かめた。
柳谷 俊*; 山下 太*
Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.181 - 186, 2007/00
野島断層サイト近傍における圧力注水に伴う比抵抗変化を、新たに開発したPSDを用いた交流ダイポール測定法を用いて観測した。フィールドではとてもノイズ・レベルが高いので、そのような劣悪なる状況下でも測定できる機器を新たに開発したわけである。この手法では、電流の地下への送信・受信に、従来のDCの代わりにACを使い、その周波数をGPSの基準信号と同期させ、PSDを適用した。この結果、圧力注水に伴う比抵抗変化が検出できた。この結果の解釈のため、比抵抗モデルを作って検討したところ、検出された比抵抗変化は、岩盤への水の流入による比抵抗変化ではなく、注水によって岩盤が圧縮されたことによって生じたことを確かめた。
柳谷 俊; 山下 太*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, 0 Pages, 2002/00
間隙弾性理論にしたがえば、井戸の水位は、完全に非排水の状態が達成されているときには、井戸がつらぬいている岩盤(帯水層)の間隙水圧とつりあうから、岩盤の応力状態を知るためのセンサーとなることができる。しかしながらめったにこうなることはない。その理由は、井戸の場合には、帯水層と井戸をゆききする水の量と速度に制限があり、減衰と遅れがともなうこと、井戸の大きさとジオメトリーといったスケールに影響されるからである。しかしながら、地下坑道で(しばしみられる)あふれでているボアホールに蓋をし、水圧(間隙水圧)を直接測定すると、幅ひろい周波数範囲の擾乱に対して、間隙弾性理論が示唆するとおりの「1次の応答」を示すのである。
柳谷 俊; 石井 紘; 山内 常生
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, F1296 Pages, 2002/00
地殻ひずみ観測や井戸による観測により、地殻の応力状態をモニターする試みが続けられている。しかし、実際の岩盤は、間隙流体に満たされており、応力は間隙流体と岩石の骨格に分担されるため、これらのどちらか一方だけの観測では不十分である。跡津川断層系の一部をなす茂住祐延断層(中部日本)をつらぬくような調査坑道が掘削されている。この調査坑道内に、4本のボアホールを掘削し、断層をはさむような位置にある点で、それぞれ間隙水圧とひずみ4成分の観測をおこなっている。間隙水圧とひずみの垂直成分に正の気圧依存性がみられた。1日以上の周期(1cycle/day未満の周波数)の帯域における間隙水圧の気圧に対する比barometric efficiencyは0.4-0.6程度である。また、これらに位相ずれがないことから、帯水層の非排水的な挙動が確認される。さらに間隙水圧の地球潮汐に対する応答は、1日もしくは半日周期程度(1cycle/day以上の周波数)の
柳谷 俊; 川方 裕則*
Seismogenic Process Monitoring, p.297 - 305, 2002/00
超音波を用いて岩石接触面の固着状態を調べるための室内実験をおこなった。花こう岩の板の上にブロックを重ね、その接触面をはさむように配置した圧電素子により、超音波を送受信した。複数のセンサー(経路)において、接触面を透過してきた超音波の振幅を測定したところ、接触面の固着度合いや固着部分の成長の度合いは、面上一様ではなく、空間的に不均質であることがわかった。
柳谷 俊
Seismogenic Process Monitoring, p.399 - 410, 2002/00
われわれはわずかな応力変化を長期間にわたってモニターするための大地比抵抗測定システムをあらたに開発した。システムの基礎は4極法であるが、大地に流し込む電流は一般に用いられる直流ではなく精密なサイン波の交流電流である。現場は電気ノイズに汚染されているので、そのような環境でも精度の高い測定がおこなえるよう高分解能のデジタル・ロックイン・アンプを採用した。室内実験をおこなってシステムの精度を検定したところ、ノイズが多い環境においても設計通りに1/10000のオーダーの比抵抗変化をとらえられることを確認した。
佐藤 稔紀; 喜多 治之*; 中田 雅夫*; 長秋 雄*; 柳谷 俊*; 石島 洋二*
三井建設技術報告, (22), ,
稲田花崗岩で静水圧圧縮試験および三軸圧縮試験を行い、その過程における透水係数の変化を調べた。稲田花崗岩は異方性を有する岩石であるため、供試体の作成にあたり、これらの方向を考慮した。三軸圧縮試験は周変位をフィードバック信号として用いた剛性試験で実施した。この結果、これまでにデータ取得が困難であったクラス2岩石(破壊後に応力とひずみの関係が正の傾きを示す岩石)である稲田花崗岩の破壊後領域を確実に制御でき、完全応力-ひずみ曲線を得ることができた。さらに、三軸圧縮試験過程において透水試験(トランジェントパルス法)を実施し、インタクトな状態から破壊後領域まで20点以上の測定を実施した。その結果、載荷前の透水係数から破壊後には23オーダーの増加が認められた。