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関 悠佑*; 高柳 敏幸*; 志賀 基之
Physical Chemistry Chemical Physics, 19(21), p.13798 - 13806, 2017/06
被引用回数:6 パーセンタイル:53.21(Chemistry, Physical)500個のヘリウム原子からなる低温クラスターに埋め込まれたAg原子の光励起ダイナミクスを理解するため、リングポリマー分子動力学シミュレーションを行った。本研究では、Pスピン軌道の電子波動関数の時間依存シュレーディンガー方程式とRPMD方程式を結合したエーレンフェスト平均場近似を用いた。このシミュレーションから、Ag原子は光励起後100psの時間でヘリウムクラスターから大部分が放出されることが分かった。放出したAg原子の平均速度は60
70m/sと見積もられ、実験結果と定性的に一致した。
箕島 裕介*; 関 悠佑*; 高柳 敏幸*; 志賀 基之
Chemical Physics, 472, p.1 - 8, 2016/06
被引用回数:2 パーセンタイル:89.03(Chemistry, Physical)放射線によって生じた電子がDNAに付着して生体損傷のもととなる際に分子構造がどのように変化するのか、基礎的問題として興味をもたれている。本研究では、グアニン-シトシン塩基対の電子付着過程について、経験的原子価結合モデルに基づく半古典リングポリマー分子動力学法を用いて理論的に解析した。その結果、塩基対の負イオンは、双極子束縛状態から原子価束縛状態へ短時間で変化し、その後塩基間のプロトン移動を引き起こすことがわかった。この過程における同位体置換効果や温度効果について詳しく調べた。プロトン移動の動的過程は、原子核の量子性を伴うものであることがわかった。