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Forsberg, U.*; Rudolph, D.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Fahlander, C.*; Gates, J. M.*; Golubev, P.*; Gregorich, K. E.*; Gross, C. J.*; et al.
Nuclear Physics A, 953, p.117 - 138, 2016/09
被引用回数:41 パーセンタイル:94.18(Physics, Nuclear)Ca +
Am反応による115番元素合成実験で観測された
崩壊連鎖について、最近我々が報告したドイツGSIで測定したデータと過去に報告されたロシアDubna及び米国LBNLで測定されたデータのすべてを使い、その起源を調査した。それらのデータの中に、反跳核-
-(
)-核分裂タイプの短い崩壊連鎖が14事象観測されており、そのうちのいくつかは中性子が2個放出されてできる
Mc起源であるとこれまで解釈されてきた。一方、今回我々は、これらの短い崩壊連鎖のほとんどが、中性子が3個放出されてできる
Mc起源であり、崩壊連鎖の途中でEC崩壊して核分裂したものであろうと再同定した。
Rudolph, D.*; Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 303(2), p.1185 - 1190, 2015/02
被引用回数:7 パーセンタイル:54.12(Chemistry, Analytical)115番元素の崩壊連鎖を30事象観測し、過去に
115同位体として報告されている
崩壊連鎖と矛盾しないことを見出した。GEANT4モンテカルロシミュレーションにより高分解能
-光子同時計数実験結果の再現を試みた。この解析手法により、超重核のQ
値や励起準位構造を精度よく導出できるようになる。
Forsberg, U.*; Rudolph, D.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.
EPJ Web of Conferences, 66, p.02036_1 - 02036_4, 2014/03
被引用回数:7 パーセンタイル:89.61115番元素の崩壊連鎖測定に使用した焦点面Si検出器のセットアップと検出器プリアンプ出力のデジタル波形解析の結果及び検出器不感層による
線エネルギー損失の事象毎の補正解析の結果について報告する。
線検出器は、両面分割型Siストリップ検出器(DSSSD)5枚を箱型に配置し、115番元素を打ち込む底面検出器の片面の信号をデジタル波形解析した。底面検出器と側面検出器の2枚のSi検出器で検出された
線は、2枚の不感層を斜めに横切ることから
線エネルギー損失が事象毎に異なる。検出位置から
線の放射角度を求めることで事象毎にエネルギー損失を補正することで
線のエネルギー分解能を大幅に改善することに成功した。
Rudolph, D.*; Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.
Acta Physica Polonica B, 45(2), p.263 - 272, 2014/02
被引用回数:22 パーセンタイル:76.42(Physics, Multidisciplinary)Caビームと
Am標的との核反応で115番元素の同位体を合成し、
崩壊連鎖を30事象観測した。観測された崩壊連鎖は過去に115番元素のものとして報告されたものと矛盾が無く、115番元素の同定を再確認した。また
線と光子との同時計数測定を合わせて行い、115番元素の
崩壊連鎖上に位置する超重核の
線およびX線の候補を観測した。最も重い超重核領域での
線の観測は、超重核の核構造研究に大きな進歩をもたらすものである。
Rudolph, D.*; Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L. L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.
Physical Review Letters, 111(11), p.112502_1 - 112502_5, 2013/09
被引用回数:122 パーセンタイル:96.6(Physics, Multidisciplinary)A high-resolution X-ray and -ray coincidence spectroscopy experiment was conducted at the GSI Helmholtzzentrum f
r Schwerionenforschung. Thirty correlated decay chains were detected following the fusion-evaporation reaction
Ca +
Am. The observations are consistent with previous assignments of similar decay chains to originate from element Z = 115. For the first time, precise spectroscopy allows the derivation of excitation schemes of isotopes along the decay chains starting with elements Z
112. Comprehensive Monte-Carlo simulations accompany the data analysis. Nuclear structure models provide a first level interpretation.
Lane, J. F. W.*; Andreyev, A. N.*; Antalic, S.*; Ackermann, D.*; Gerl, J.*; Heberger, F. P.*; Hofmann, S.*; Huyse, M.*; Kettunen, H.*; Kleinb
hl, A.*; et al.
Physical Review C, 87(1), p.014318_1 - 014318_7, 2013/01
被引用回数:15 パーセンタイル:69.68(Physics, Nuclear)By using the technique of correlating implanted evaporation residues and their subsequent fission decay, -delayed fission (
DF) of
Bi has been identified for the first time and
DF of
Bi has been unambiguously confirmed. The experiments were performed at the velocity filter SHIP (GSI, Darmstadt). The
DF probabilities for both nuclides were qualitatively estimated, and, in particular indications for a large value in the case of
Bi are regarded.
Steer, S. J.*; Podolyk, Z.*; Pietri, S.*; G
rska, M.*; Grawe, H.*; Maier, K.*; Regan, P. H.*; Rudolph, D.*; Garnsworthy, A. B.*; Hoischen, R.*; et al.
Physical Review C, 84(4), p.044313_1 - 044313_22, 2011/10
被引用回数:59 パーセンタイル:94.34(Physics, Nuclear)核子あたり1GeVのPbを用いて核破砕反応により中性子過剰重原子核を生成した。反跳質量分析法により破砕核を分離し、核種を同定した。核異性体から放出される遅延
線の測定により、49核異性体の検出に成功した。殻模型やBCS計算を用いて、これらの核異性体の準位構造を明らかにした。
Kanungo, R.*; Nociforo, C.*; Prochazka, A.*; 宇都野 穣; Aumann, T.*; Boutin, D.*; Cortina-Gil, D.*; Davids, B.*; Diakaki, M.*; Farinon, F.*; et al.
Physics Letters B, 685(4-5), p.253 - 257, 2010/05
被引用回数:35 パーセンタイル:87.21(Astronomy & Astrophysics)ドイツ重イオン研究所(GSI)にて、Mg核の最外殻の中性子軌道についての情報を得ることを目的として、898A MeVの中性子過剰核
Mgビームを炭素標的に当てて1中性子を分離する反応の縦運動量分布を測定した。得られた運動量分布の幅が狭いことから、最外殻の中性子軌道は単純な殻模型的な軌道である、
軌道でなく、
軌道が多く混入していることがわかった。この領域をよく記述できるSDPF-M相互作用を用いたモンテカルロ殻模型計算によって束縛状態の分光学的因子を計算し、それをグラウバー模型に代入して運動量分布を計算した。その結果、これまでよく使われてきた有効相互作用による核構造計算では
成分が多すぎたが、
の1粒子エネルギーを下げることによって実験値を再現することに成功した。
Kanungo, R.*; Nociforo, C.*; Prochazka, A.*; Aumann, T.*; Boutin, D.*; Cortina-Gil, D.*; Davids, B.*; Diakaki, M.*; Farinon, F.*; Geissel, H.*; et al.
Physical Review Letters, 102(15), p.152501_1 - 152501_4, 2009/04
被引用回数:160 パーセンタイル:96.81(Physics, Multidisciplinary)中性子過剰核Oの一中性子ノックアウト反応によって得られた
Oの運動量分布をドイツ重イオン研究所(GSI)にて測定した。得られた幅の狭い運動量分布から、
Oは
波が支配的であることがわかり、
Oの基底状態は1/2
であることがわかった。さらに、得られた運動量分布をグラウバー模型による理論値でフィッティングすることにより、
Oからの一中性子ノックアウト反応に対する分光学的因子が
が得られた。この値は、独立粒子模型極限の2に近いことから、
Oのフェルミ面にいる中性子がほぼ
状態のみに存在することが明らかとなった。この結果は、殻模型計算の値1.769と非常に近く、殻模型により予言されている新魔法数16の存在を明らかにした。
Podolyk, Zs.*; Steer, S. J.*; Pietri, S.*; Xu, F. R.*; Liu, H. J.*; Regan, P. H.*; Rudolph, D.*; Garnsworthy, A. B.*; Hoischen, R.*; G
rska, M.*; et al.
Physical Review C, 79(3), p.031305_1 - 031305_4, 2009/03
被引用回数:32 パーセンタイル:85.32(Physics, Nuclear)核子あたり1GeVのエネルギーを持つPbビームによる核破砕反応により、中性子過剰核
Os
を生成した。核異性体から放出される
線の観測を行い、基底状態回転準位がオブレート変形状態であることがわかった。また、オスミウム同位体の変形構造は、急激なプロレート変形からオブレート変形への変化によって特徴付けられ、このことは、白金同位体で知られているゆっくりとした変化とは対照的であることを明らかにした。
Garnsworthy, A. B.*; Regan, P. H.*; Cceres, L.*; Pietri, S.*; Sun, Y.*; Rudolph, D.*; G
rska, M.*; Podoly
k, Z.*; Steer, S. J.*; Hoischen, R.*; et al.
Physics Letters B, 660(4), p.326 - 330, 2008/02
被引用回数:25 パーセンタイル:79.75(Astronomy & Astrophysics)Agビームの破砕反応におけるアイソマー崩壊の
線測定により、中性子数と陽子数が同じ
Nbと
Tc原子核の低励起状態の核構造を明らかにした。
Nbと
Tc原子核は、これまでに内部崩壊が観測された最も重い
の奇々核である。
Nbと
Tc原子核の準位様式は、2重閉殻核
Niと
Sn核の間にあるN=Z核の原子核形を明らかにし、
を持つ奇々核の
状態がエネルギー的に優位であることを支持する。射影殻模型との比較により、
Nbの崩壊は、荷電スピンが変化することによる
アイソマーとして解釈される。
Podolyk, Zs.*; Steer, S. J.*; Pietri, S.*; Werner-Malento, E.*; Regan, P. H.*; Rudolph, D.*; Garnsworthy, A. B.*; Hoischen, R.*; G
rska, M.*; Gerl, J.*; et al.
European Physical Journal; Special Topics, 150(1), p.165 - 168, 2007/11
被引用回数:11 パーセンタイル:56.26(Physics, Multidisciplinary)Pbの核破砕反応を用いて多数の特殊な原子核を生成した。アイソマー崩壊の後に遅延
線を測定し、励起状態の核構造研究を行った。その結果、中性子数126を持つ中性子過剰核
Ptの励起状態について初めての実験的な情報を得ることができた。また、既に報告されている
Tb and
Gdの
and
アイソマーからの崩壊
線を観測した。これらのアイソマーは、核破砕反応で生成した最も高いdiscreteな励起状態であり、本手法を用いることにより、高スピン核構造研究の新たな展開が可能になると考えられる。
Pietri, S.*; Regan, P. H.*; Podolyk, Zs.*; Rudolph, D.*; Steer, S. J.*; Garnsworthy, A. B.*; Werner-Malento, E.*; Hoischen, R.*; G
rska, M.*; Gerl, J.*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 261(1-2), p.1079 - 1083, 2007/08
被引用回数:92 パーセンタイル:98.5(Instruments & Instrumentation)ドイツGSIにおけるRISING実験の最初の結果について報告する。本実験では、核子あたり1GeVの高エネルギーイオンによる核破砕反応を用いてベータ安定線から遠く離れた不安定核を生成する。105台の独立な結晶から成るRising静止ビームの線分光器を用いて、ナノ秒からミリ秒の半減期を持つアイソマーからの崩壊
線の測定を行う。本稿では、Rising実験の目的、測定器、最初の実験結果、及び将来計画について紹介する。
Regan, P. H.*; Garnsworthy, A. B.*; Pietri, S.*; Caceres, L.*; Grska, M.*; Rudolph, D.*; Podoly
k, Zs.*; Steer, S. J.*; Hoischen, R.*; Gerl, J.*; et al.
Nuclear Physics A, 787(1), p.491c - 498c, 2007/05
被引用回数:43 パーセンタイル:91.04(Physics, Nuclear)Pbの核破砕反応を用いてN
126を持つ中性子過剰核を生成した。反跳質量分析器を用いて生成核種の分離を行い、アイソマーからの崩壊
線をゲルマニウム検出器により測定した。その結果、N=126閉殻核である中性子過剰核
Ptの励起状態に関する核構造情報を得た。実験結果とシェルモデル計算の結果について報告する。
Doornenbal, P.*; Reiter, P.*; Grawe, H.*; 大塚 孝治*; Al-Khatib, A.*; Banu, A.*; Beck, T.*; Becker, F.*; Bednarczyk, P.*; Benzoni, G.*; et al.
Physics Letters B, 647(4), p.237 - 242, 2007/04
被引用回数:31 パーセンタイル:85.71(Astronomy & Astrophysics)ドイツ重イオン研究所(GSI)でCaの第一励起状態
からの脱励起
線を初めて測定した。その励起エネルギーは、3015(16)keVであることがわかり、鏡像核である
Sの励起エネルギーよりも276keVも低いことがわかった。殻模型により理論的にこれら両者の構造を調べたところ、
殻を仮定した模型空間でよく説明されることがわかった。この鏡像核の大きなエネルギーのずれは、クーロン力によるトーマスエルマン効果であると考えられ、それを現象論的に取り入れた殻模型計算によりこの領域のミラー核のエネルギーシフトがよく説明されることがわかった。