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斎藤 公明; N.Petoussi*; Zankl, M.*
Health Physics, 74(6), p.698 - 706, 1998/06
被引用回数:47 パーセンタイル:94.8(Environmental Sciences)環境線に対する空気吸収線量から実効線量への換算係数の被ばく条件による変動の特性を調査した。このために、人体モデルとモンテカルロ法を使用し、人体への入射線の角度及びエネルギー分布を詳細に考慮した計算を行った。姿勢による実効線量の変動は30%以内であることがわかった。環境線源の偏りの影響はほとんどの場合最大で20%であるが、特別の場合にはエネルギー分布の変化により40%までありうることがわかった。新生児の実効線量は成人に比べて最大で80~90%高い。実効線量当量の変動は実効線量と良く似た傾向を示した。
斎藤 公明; N.Petoussi*; Zankl, M.*; R.Veit*; P.Jacob*; G.Drexler*
Journal of Nuclear Science and Technology, 28(7), p.627 - 641, 1991/07
典型的な環境中の線源からの線にたいする臓器線量を、異なる大きさの人体ファントムとモンテカルロ法を用いて計算した。環境線にたいする臓器線量は、年令、性別に関わらず、体重の関数で表せることが明らかになった。計算した臓器線量から最小二乗法により、この関数の係数を決定した。次に、この関数を用い、人種、性別、年令、体重の個人差に起因する臓器線量の違いを調査した。人種、性別による臓器線量の違いは大きくなかった。体重の個人差に起因する臓器線量の違いは、100keV以上の線に対し最大10%、100keV以下の線にたいしては最大20%であった。卵巣のように人体の中央部に位置する臓器については、乳児と成人で最大2-3倍の線量の違いがみられたが、100keV以上のエネルギー範囲では違いは2倍以上内に収まった。12才以上の人間の臓器線量は全て、成人の臓器線量とほぼ15%以内で一致した。
斎藤 公明; N.Petoussi*; Zankl, M.*; R.Veit*; P.Jacob*; G.Drexler*
GSF-2-90, 119 Pages, 1990/01
環境線の人体への影響を評価する際、人体臓器が受ける線量に関する知識が必要である。典型的な被ばく条件下で環境線から受ける臓器線量を、人体ファントムとモンテカルロ法を利用して計算した。環境中線源として(1)空中一様分布線源、(2)地表面一様分布線源、(3)地中一様分布線源の3種類を考えた。本研究の特徴として、環境線場の性質を詳細に考慮したこと、並びに、年令による体格の差の影響を調べたことが挙げられる。得られた臓器線量及び実効線量当量は、空気カーマと線源強度で規格化し、表と図で表わした。このデータは、環境中での線被ばくからの臓器線量の標準的値として用いられることが期待される。