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Lessux, G. G.*; 酒井 宏典; 服部 泰佑*; 徳永 陽; 神戸 振作; Kuhns, P. L.*; Reyes, A. P.*; Thompson, J. D.*; Pagliuso, P. G.*; Urbano, R. R.*
Physical Review B, 101(16), p.165111_1 - 165111_6, 2020/04
被引用回数:7 パーセンタイル:50.44(Materials Science, Multidisciplinary)近藤格子典型物質であるCeRhInは、
=31Tの外部磁場によってフェルミ面再構成を起こし、反強磁性相内において電気伝導性が顕著な面内異方性を示すことが知られている。ゼロ磁場の反強磁性秩序状態はよく理解されているが、
の強磁場によって、どのような電子状態が微視的に現れるのかは不明のままであった。
=31Tの強磁場下において、核磁気共鳴(NMR)法によって、
Inサイトのナイトシフトが変化することを見出した。また、結晶電場の磁場依存性について計算を行い、
が、4f電子軌道が交差する特徴的な磁場であることを示した。
酒井 宏典; Urbano, R. R.*; 徳永 陽; 神戸 振作; 鈴木 通人; Kuhns, P. L.*; Reyes, A. P.*; Tobash, P. H.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; et al.
Physical Review Letters, 112(23), p.236401_1 - 236401_5, 2014/06
被引用回数:7 パーセンタイル:49.94(Physics, Multidisciplinary)Si核を完全濃縮したURu
Si
単結晶を用いて、
Si核核磁気共鳴(NMR)を行い、「隠れた秩序」(HO)状態と隣接する磁気相について微視的に調べた。極低温0.4Kで、HO相内22T付近にNMRシフトの異常が見られ、この磁場でフェルミ面不安定性があることを確認した。さらに、磁場をかけるとNMRシフトは顕著に増大し、臨界磁場
35.6TのHO相の終焉と共にNMR信号は突然消失した。しかし、
以上の温度4.2Kで、HO相に隣接する磁気相のNMRスペクトルを測定できた。このスペクトル形状は、この磁気相の構造がイジング異方性をもつウランの磁気モーメントが並んだものによることを示している。
Bauer, E. D.*; Yang, Y.-F.*; Capan, C.*; Urbano, R. R.*; Miclea, C. F.*; 酒井 宏典; Ronning, F.*; Graf, M. J.*; Balatsky, A. V.*; Movshovich, R.*; et al.
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 108(17), p.6857 - 6861, 2011/04
被引用回数:35 パーセンタイル:81.9(Multidisciplinary Sciences)強相関電子系CeCoIn
を例に、不均一な電子状態を例示する。熱力学的物理量と核四重極共鳴測定とを組合せて超伝導状態を解析した。非磁性不純物(Y, La, Yb, Th, Hg, Sn)の置換によって、Kondo格子の不完全性に由来する『スイスチーズ』様の不均一な電子状態を作り出すことにより、局所的に超伝導を抑制できる。一般近藤格子における物理を理解するには、この不均一な電子状態を考察する必要がある。
酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; Urbano, R. R.*; Kuhns, P. L.*; Reyes, A. P.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
no journal, ,
重い電子系化合物URuSi
は常圧において、
Kで「隠れた秩序」転移を示す系で あり、超伝導転移を
Kを示す。また、1K以下の極低温下・臨界磁場
T付近で一次転移的に
は強く抑制された後、磁気秩序相が現れることが示唆されている。35T以上の温度・磁場相図は複雑であり、その詳細はわかっていない。さらに、最近の研究により、
が消失する前の22T付近にホール抵抗異常があること、ほぼ同じ極低温
磁場領域において、Shubnikov-de Haas実験から新しいフェルミ面の出現を示唆する結果などが報告されている。われわれは、米国国立強磁場研究所において、NMR観測可能な高均一静磁場を発生できるハイブリッドマグネットを用いて、
Heクライオスタットで到達できる約500mKにおけ る
Si核NMRナイトシフトの磁場依存性を測定した。NMRナイトシフトは、
Si核位置における局所磁場を観測するプローブである。当日は、最新のデータを示して、
以下 での電子状態について発表する。
酒井 宏典; Urbano, R. R.*; 徳永 陽; 神戸 振作; Kuhns, P. L.*; Reyes, A. P.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
no journal, ,
URuSi
において、最低温の
22Tと
36T以上の外部磁場下で何が起こっているかを微視的に調べるために、
Si核を濃縮した単結晶試料を用いて、NMR実験を行った。その結果、
22Tにナイトシフトの異常と
36Tに向けて、臨界的に上昇していく様子を捉えた。
22Tでの全状態密度が少し変化し、
36Tで上昇してゆくことを意味している。最低温0.4K、
36T以上の外部磁場をかけ、
Si核NMR信号は消失したものの、
36T以上の一定磁場下4.2Kにおける磁気相において
Si核NMRスペクトル取得に成功した。このスペクトル形状から、可能な磁気構造について議論する。