Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
吉井 文男; Y.Zhanshan*; 磯部 一樹*; 篠崎 琴彦*; 幕内 恵三
Radiation Physics and Chemistry, 55(2), p.133 - 138, 1999/00
被引用回数:164 パーセンタイル:99.54(Chemistry, Physical)ポリエチレンオキサイド(PEO)は水溶液中で照射すると橋かけが起きハイドロゲルになるが、1000%も水を含有するため非常にもろいゲルである。このためポリビニルアルコールを20%ほどブレンドするとPEOのゲル強度が増し、創傷被覆材に応用できるようになる。線量としては40kGyで70%のゲルになる。これを創傷被覆材として、モルモットの背部に径3cmの火傷をつくり回復性を観察した。比較品として滅菌ガーゼを使用した。ゲルの方が傷の回復が早く、傷口から容易にはがせるため痛みを与えないことがわかった。以上の事実から電子線橋かけPEOハイドロゲルは、湿潤環境をつくる創傷被覆材として有効であると結論できた。