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吉田 勝; 浅野 雅春; 大道 英樹; 上村 渉*; 熊倉 稔*; 片貝 良一*
Macromolecules, 30(9), p.2795 - 2796, 1997/05
被引用回数:16 パーセンタイル:58.03(Polymer Science)アクリロイル-L-プロリンメチルエステルのポリマーは、水中において14Cに曇点をもち、この温度以下で水溶性ポリマーとなり、この温度以上で凝集沈澱をともなうことが知られている。このポリマーゲルは14C付近で体積相転移を起こす。体積相転移温度はアルカンスルフォン酸ナトリウム(ASN)を含む水溶液中で処理すると変化することを見出した。すなわち、ASNは体積相転移温度を上昇させる働きをもつ。この場合、相転移を誘発させるASNの最も低い濃度は臨界ミセル濃度(cmc)と密接な関係をもつことが明らかとなった。このようなASNによる効果はメチレンセグメントの長さ、すなわち疎水効果に因るものである。
横田 渉; 奈良 孝幸; 荒川 和夫; 井出 勝*; 上村 豊*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 122(1), p.141 - 148, 1996/00
被引用回数:2 パーセンタイル:30.98(Instruments & Instrumentation)ECRイオン源による金属イオン生成を、AlO,MoC,BN等の8種類の棒状セラミックを直接プラズマに挿入する方式を用いて行い、6種類のものから安定なイオンビームを得た。これらの物質の固相及び凝縮相からの可能な分解反応に対して、熱力学的計算により求めた蒸気圧は9桁にわたっていた。金属イオンビームの安定性とプラズマに曝されたセラミックの表面状態には明らかな相関が見出され、これらは蒸気圧を以て説明することが可能である。このことは気化が昇華として理解できることを示している。プラズマイオンのエネルギーはスパッタリングのしきいエネルギーと同程度なため、気化に対するスパッタリングの寄与は小さいと考えられる。
奈良 孝幸; 横田 渉; 荒川 和夫; 田中 隆一; 井出 勝*; 上村 豊*
INS-J-182, 0, p.246 - 249, 1995/09
原研、高崎研究所のECRイオン源で金属イオンを生成する試験を行った。金属イオンを生成するには、金属元素を含むものをプラズマ中へ入れなければならない。このための方法は、いろいろな方法が考えられるが、我々は、常温・空気中で安定であること、取り扱いが容易であることや、高融点であるセラミックのロッドを用いた方法で、金属元素をプラズマの熱により蒸発させることによりプラズマに取り入れた。このセラミックロッドは、電気化学工業との共同研究により調整され、ECRイオン源において金属イオンの生成に適した物質および物性を探索した。
奈良 孝幸; 横田 渉; 荒川 和夫; 井出 勝*; 上村 豊*
INS-T-534, 0, p.45 - 50, 1995/02
高崎研のECRイオン源(OCTOPUS)で金属イオンを生成する試験を行った。金属イオンを生成するには、金属元素をガス状にしてプラズマ中へ取り入れなければならないが、常温・空気中で安定であることや、高融点であるセラミックを用いた方法でプラズマの熱で金属元素を蒸発させた。このセラミックは、電気化学工業との共同研究により調整され、イオン源において、金属イオンの生成に適した物質および物性を探索した。