Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
中田 響*; 吉田 数貴; 緒方 一介*
Physical Review C, 108(3), p.034603_1 - 034603_8, 2023/09
被引用回数:1 パーセンタイル:0.02(Physics, Nuclear)重陽子による包括的反応の記述は原子核反応の観点からも核データの観点からも重要である。陽子による反応については、これまで半古典歪曲波近似(SCDW)による記述が用いられ、成功を収めてきた。本研究で我々はSCDWを重陽子入射反応に拡張した。原子核ポテンシャルによる重陽子の屈折効果は局所半古典近似を用いることで取り入れた。本研究により、反応の断面積データはいくつかの例外を除き、低移行エネルギー・前方散乱のデータをよく再現した。また、屈折効果を適切に取り入れることで角度分布が改善されることを示した。重陽子は強い歪曲効果を受けるため、この効果は陽子入射反応に比べて非常に大きいことが明らかとなった。
中田 響*; 中山 梓介; 吉田 数貴; 渡辺 幸信*; 緒方 一介*
no journal, ,
微視的反応模型である半古典歪曲波模型を用いて反応と反応のエネルギースペクトルの動径分布を計算し、原子核内のどの領域が反応に寄与しているかを分析した。分析結果から、反応よりも反応の方が原子核表面でより顕著に反応が起きていることが分かった。これらの結果は、現象論的模型を使用した核データ評価においても、反応では反応よりも表面効果をより強く導入する必要があることを示唆するものである。