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前田 宣喜*; 橘 祥雄*; 秋山 守*
PNC TN241 70-51, 121 Pages, 1970/10
高速炉炉心の流路におけるNaの沸騰とそれに伴う諸現象の解明に資するため、減圧水を用いた模擬実験を行ない、出力急増の際の気泡の発生、ポイドの伝播、ならびに圧力波の挙動などについて調べた。実験パラメータは流路の相当直径、設定圧力、入口水温、流速、入力高さ、入力時間の6種とした。発熱体は直径8mm長さ900mmのステンレス管とし、外管内径は12mmまたは16mmのものを使用した。高速炉運転時のNa気泡の発生に要する過熱度、または気泡成長速度を実現するために、系の圧力は0.33kg/cm2または0.52kg/cm2とし、なお参考のために1atmでの実験も行われた。流速は約10m/sを中心に多少変化された。入力速度は最大約25.7kw、入力時間は最小約100msからバーンアウトを起こす寸前まで変化させた。得られた約500ケースの実験データを解析した結果、とくに発生圧力波に関していくつかの有用な結論が得られた。