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石川 博久*; 山田 一夫*; 吉村 光彦*
PNC TN8410 86-038, 46 Pages, 1986/05
高レベル放射性物質研究施設(CPF)除染室内において,ガラス固化ホット試験で作製した固化体のキャニスタ表面汚染の除去を目的として,ワイヤブラシと高圧水を併用した除染試験を実施した。 ワイヤブラシと高圧水連続噴射(150kg/CM2)の場合は,約20分間で表面汚染密度が当初の310-1Ci/CM2から510-5Ci/CM2となった。除染効果としては,表面汚染密度は時間の二乗に反比例して減少している。噴射する高圧水を連続から間欠(20秒/分)にした場合の除染効果の差異は,ほとんど認められなかったが,低圧水(2kg/CM2)の場合は表面汚染密度が1桁程度高く,除染効果が悪かった。20分間除染後のキャニスタは,いずれも表面の酸化膜が除去され,金属光沢を有していた。
堀江 水明; 大内 仁; 山田 一夫*; 上野 勤*; 北野 光昭*; 吉村 光彦*; 狩野 元信*
PNC TN841 85-39, 25 Pages, 1985/11
第1回ガラス固化試験で作製した高レベル廃液添加ガラス固化体について物性測定機器類の確認を兼ねた固化体評価試験が終了した。また,つづいて作製した第2回第5回ガラス固化試験固化体の評価試験も一部実施した。 試験の結果,以下の知見が得られた。 1)固化体評価試験は全て遠隔操作で実施できた。 2)第1回固化試験固化体の物性は,SW-7コールド固化体の物性とほぼ同じだった。 3)固化体軸方向スキャニングの結果Cs-137,Cs-134,Eu-154は均一に分布していた。Rh-106(Ru-106)は偏在しやすい傾向が見られたが,撹拌流下を行えば均一な分布になる。
樫原 英千世*; 堀江 水明; 狩野 元信*; 坂井 彰*; 上野 勤*; 吉村 光彦*
PNC TN841 84-64, 43 Pages, 1985/03
既設脱硝濃縮槽による脱硝濃縮運転は,ホット運転開始後,第1ラン,第2ラン,第3ランと順調に行なわれたが,第3ランの濃縮済廃液を保管中,槽底部に沈澱物の堆積が生じた。▲原因としては,沈澱の生じ易い模擬廃液を使用したこと,沈澱物含有溶液を強力に撹拌するには,撹拌用スパージャ能力に余裕がなかったことが考えられたため,撹拌能力,遠隔操作性,腐食試験片の浸漬等の機能改善を施こした脱硝濃縮槽2号基を製作し,遠隔操作で既設脱硝濃縮槽1号炉基との交換作業を行った。作業は,十分なる事前検討を実施した結果,搬入から据付まで3日間で行うことができた。▲本報告は,交換作業にかかわる一連の作業について,その方法と結果をまとめたものである。▲