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原田 秀郎; 古高 和禎; 中村 詔司; 大坂 幸治*; 秋宗 秀俊*; 宇都宮 弘章*; 大崎 敏郎*; 井頭 政之*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 554(1-3), p.306 - 313, 2005/08
被引用回数:19 パーセンタイル:76.29(Instruments & Instrumentation)核データ測定技術開発の一環として、Twin Ge検出器とBGO検出器から構成される高分解能・高エネルギー光子スペクトロメータの応答関数を10.763MeVの単色線に対し測定した。本線は、アルミニウムターゲットに陽子ビームを照射することにより発生させた。高分解能・高エネルギー光子スペクトロメータの応答関数をモンテカルロシミュレーションコードで計算した。BGO検出器の計算モデルに、2つの自由パラメーターを導入することにより実験値を再現できる応答関数が得られた。
古高 和禎; 原田 秀郎; 杉本 茂年*; 大坂 幸治*; 井頭 政之*; 大崎 敏郎*
Proceedings of the Eleventh International Symposium "Capture Gamma-Ray Spectroscopy and Related Topics" (CGS11), 0 Pages, 2002/00
高分解能高エネルギー光子スペクトロメータ(HHS)は、30MeVまでの高エネルギーガンマ線測定用に設計された検出器で、これまで光吸収反応断面積の測定に多大な成果をあげてきた。この検出器は、中性子捕獲反応に伴う高エネルギーガンマ線の測定にも有効である。これらの測定において、放出されたガンマ線のエネルギー分布を正確に得るためには、HHS検出器の応答関数を正確に知ることが必要である。そこで、陽子エネルギー992keVの共鳴状態を経由した27Al(,)28Si反応により10,763keVの高エネルギーガンマ線を生成し、このガンマ線に対するHHS検出器の応答関数を測定した。測定により得られた応答関数から、HHS検出器は、高エネルギーガンマ線の測定に対してきわめて高いS/N比性能を発揮することが分かった。