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角田 直己; 大場 正昭*; 財津 和久*; 虎田 真一郎; 林 浩一*; 立花 茂雄*; 川西 宣男*; 池田 諭志*
PNC TN851 80-01, , 1980/07
これは,高放射性廃液固化体の性能基準化を進めようとする米国原子力規制委員会(U.S NRC)が,国家研究評議会(National Reseafch Council)を通じ,輸送,処理の観点から固化の現状のレビュー,問題点等を整理させたものの報告書である。"Soli-dification of High-Level RadioactiveWastes-NURED/CR-0895"の全訳である。内容物に必ずしも目新しいものではないが,国化プロジェクト全般が一通り整理されており,廃棄物対策室の勧めもあり,担当者の勉強も兼ねて邦訳したものである。関係者の参考となれば幸いである。
角田 直己; 財津 知久*; 大場 正昭*; 永木 裕; 坂田 弘美*; 今井 孝一*; 佐々木 憲明
PNC TN841 79-64, 51 Pages, 1979/07
高放射性廃液の脱硝濃縮液にガラスフリットの微粉を添加した後,金属製ポットメルター内でスラリー状態から直接ガラス溶融する方式について試験・評価を行った。まず基礎試験として,ルツボを用いて,スラリーがガラス化する速度を温度,容器内径およびスラリー中酸化物含有量の関係として数式化した。またスラリーがガラス化するまでに要する熱量を測定した。次いで,ポット内にスラリーを連続的に供給しながらガラス化させるライジングレベル法を試験した結果,特に微粉の飛び出しによるオフガス配管の閉塞およびポット内圧上昇が問題であることがわかった。これらの原因を明らかにするため,ポット内部を観察した。ポット内のガラス形成層のレベルは加熱ヒーターの電力変化パターンから推測できた。ライジングレベル式ポット溶融法と比較するため,スラリーのバッチ式ポット溶融実験も試みた。その結果,この方法は操作も簡単であり,オフガスへの微粉の飛び出し量も非常に少ない方法であることがわかった。さらに,CIB法流動床仮焼プロダクトのポット溶融も試みた。オフガス量が多い場合,プロダクト中の微粉が多量にオフガス系に飛び出し管閉塞を生じた。得られたガラスについては,密度,浸出率,熱膨張率,軟化点などの物性を測定した。
角田 直己; 佐々木 憲明; 大場 正昭*; 財津 和久*
PNC TN851 79-01, , 1979/03
これは,高レベル廃液を固化するプロセスから発生するオフガスの処理について,J.D.ChristianとD.T.Penceがまとめた文献"Critical Assessment of Methods for Treating Airborne Effluents from High-Level Waste Solidification Processes",PNL-2486(1977)の全訳である。各国で開発されつつある固化プロセスが紹介され,それらで用いられているオフガス機器とその除染係数について実績と問題点が網羅されており,実際に固化プロセスのオフガス処理技術開発を担当する者にとってはもちろん,それ以外の関係者にも非常に有用であると考えられたのでここに訳出した次第である。