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報告書

土壌中の考古学的金属製品の腐食に関する調査(IV)

本田 卓*; 山口 新吾*

JNC TJ8400 2003-059, 55 Pages, 2004/01

JNC-TJ8400-2003-059.pdf:2.37MB

宮城県内の4遺跡及び青森県内の3遺跡から出土した鉄器8点の腐食状況と埋蔵環境について調査した。埋蔵期間は1000$$sim$$1700年間であった。地下式横穴墓から出土した3点は,長期間,弱酸化雰囲気に曝されていたと考えられ,1500年間の腐食量は2㎜以下で,表面は主にマグネタイトに覆われていた。青森県内で出土した試料は破壊評価に供し,材質の影響についても評価した。これらの試料はいずれも酸化雰囲気に曝され,ゲーサイトとマグネタイトの2層皮膜に覆われており,1000$$sim$$1200年間の腐食量は3㎜で,これまでの調査結果と同じレベルであった。鍛鋼と鋳鉄を比べると,炭素(C)以外の元素組成に差は見られないが,孔職電位は後者の方が卑な値を示し,耐局部腐食性に劣ることが分かった。調査した鉄器の大半は鍛鋼であり,材質的には今日のものと優位な差はない。本調査では,これまでの40点に及ぶ鉄器の調査結果をもとに,長期間の土壌腐食モデルについても言及し,オーバーパック材料の長期健全性を評価した。

報告書

土壌中の考古学的金属製品の腐食に関する調査(III)

本田 卓*; 山口 新吾*

JNC TJ8400 2003-012, 89 Pages, 2003/01

JNC-TJ8400-2003-012.pdf:5.91MB

青森県内6箇所の遺跡と出雲大社境内遺跡で出土した鉄遺物を調査し、約1,000年間にわたる土壌中での腐食量を求めた。鉄の残存状態や錆の厚さ、密度分布などの内部構造はX線CTで調べた。また、一部の試料については破壊検査を行い、メタルと錆の組成等に関して詳細な評価を行った。埋蔵環境に関しては、土壌抵抗率、酸化還元電位などの現地測定の他、採取したサンプルのイオン濃度などを分析した。調査した試料14点のうち、7点にメタルの残存が認められた。青森県内で出土した遺物は400$$sim$$1,000年間の腐食量が1$$sim$$4mm程度であると推定された。埋蔵環境はいずれも中性の酸化性雰囲気であり、遺物表面はゲーサイトとマグネタイトの2層皮膜で覆われていた。一方、出雲大社境内遺跡からは還元性雰囲気の粘土質土壌に730$$sim$$750年間埋蔵されていたと推定される釿2点が出土し、その腐食量は0.5$$sim$$2mmと少なかった。 また、横浜市で出土した約130年前の鋳鉄製ガス管の調査を実施した。調査はX線CTと破壊試験を実施し、土壌環境も測定した。埋蔵環境は溶存酸素濃度の低い弱酸性雰囲気であった。鋳鉄管は黒鉛化腐食も呈しており、最大腐食深さは約7mmであった。

論文

Analysis of the Excavated Archaeological Iron Using X-ray-CT as Natural Analogue

吉川 英樹; 上野 健一; 油井 三和; 本田 卓*; 山口 新吾*

9th International Conference on Environmental Remediation Ra, 0 Pages, 2003/00

ナチュラルアナログ研究として、土壌中に長期間埋まっていた鉄製品についての腐食評価を行った。試料は、約700年前の出雲大社境内遺跡から出土した鉄製品について、X線CT装置を用いて母材鉄部分と錆部分の測定を行い腐食量を見積もった。その結果出土した鉄製品の腐食量は、100年以下の埋没試料から外挿して推定した約700年相当の値を超えないことが分かった。

論文

Analysis of the Excavated Archaeological Iron Using X-ray-CT

吉川 英樹; 上野 健一; 本田 卓*; 山口 新吾*; 油井 三和

9th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM '03), 0 Pages, 2003/00

ナチュラルアナログ研究として、約700年前の出雲大社境内遺跡から出土した鉄製品について、土壌中に長期間埋まっていた鉄製品についての腐食評価を行った。試料は、X線CT装置を用いて母材鉄部分と錆部分の測定を行い腐食量を見積もった。その結果出土した鉄製品の腐食量は、100年以下の埋没試料から外挿して推定した約700年相当の値を超えないことが分かった。

報告書

土壌中の考古学的金属製品の腐食に関する調査(II)

本田 卓*; 山口 新吾*

JNC TJ8400 2001-045, 102 Pages, 2002/02

JNC-TJ8400-2001-045.pdf:7.65MB

イヨマイ7遺跡(北海道千歳市)及び出雲大社境内遺跡(島根県大社町)で出土した鉄器を調査し、数百年以上の長期にわたる土壌中での腐食量を求めた。鉄の残存状態や錆の厚さ、密度分布などの内部構造はX線CTで、錆の形態はX線回折で、土と錆の濃度分布は原子吸光光度法とエネルギー分散型X線分析法により調べた。イヨマイ7遺跡で出土した太刀、刀子、鉄ぞくは400$$sim$$500年間埋蔵されていたが、太刀に鉄が残っており、この期間の腐食量は2$$sim$$5mmであった。出雲大社境内遺跡からは古代神殿の柱に使用された鉄帯や釘などが多数出土したが、今回は、柱付近に730$$sim$$750年間埋蔵されていた7点を調査した。鉄帯と釘の各1点に鉄残存が認められ、腐食量は3$$sim$$5mmと推定された。埋蔵環境はいずれも酸化性で、錆の外層はゲーサイトと土壌の混成であり、完全に錆化した試料は中空構造を呈していた。本調査では、試料採取方法、環境因子の腐食影響とその測定方法、腐食のモデル化についても検討した。

報告書

土壌中の考古学的金属製品の腐食に関する調査(研究委託内容報告書)

本田 卓*; 山口 新吾*

JNC TJ8400 2000-007, 200 Pages, 2000/02

JNC-TJ8400-2000-007.pdf:14.84MB

数百年以上にわたって土壌中に埋もれていた鉄製の考古遺物は、腐食による厚い錆層に覆われており金属鉄の残存状態や原形の推定が極めて難しい。本研究では約500$$sim$$1,000年前の遺跡から発掘された釜、短刀、釘などを対象に研究を実施した。(1)X線CT計測により錆層と鉄とを高精度に分離計測でき、更に鉄が残存しない場合も原形状を推定できること等を明らかにした。また、X線透過試験との比較も行った。(2)密度測定、付着物の化学分析を実施し、X線CT計測により得られた錆厚さから腐食量及び腐食速度の推定を行った。(3)同年代の鉄滓を評価し、古代鉄と現在の炭素鋼の性状の違いについて検討した。

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