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豊田 新*; 井上 一彦*; 山口 一郎*; 星 正治*; 廣田 誠子*; 岡 壽崇; 島崎 達也*; 水野 秀之*; 谷 篤史*; 保田 浩志*; et al.
Radiation Protection Dosimetry, 199(14), p.1557 - 1564, 2023/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Environmental Sciences)EPR(electron paramagnetic resonance, electron spin resonance (ESR)ともいう)線量計測法の汎用性評価のため、相互比較試験を行った。線量を推定するために必要な、数十から数百mGyの線量を与えた標準試料は、各参加機関が作成した。同様にして作成した試料に未知線量を与えたものとあわせた試料セットを測定した後、他の参加機関に送り、また、他の参加機関が作成した別の試料セットを測定するということを繰り返した。既知線量の試料で作成した検量線の傾きには若干の差が見られるが、未知線量試料の測定値の差は系統的であり、測定値ではなく試料に起因するところが大きいことが示唆された。詳細な解析結果も報告する予定である。
山口 敏男*; 西野 雅晃*; 吉田 亨次*; 匠 正治*; 永田 潔文*; 服部 高典
European Journal of Inorganic Chemistry, 2019(8), p.1170 - 1177, 2019/02
被引用回数:16 パーセンタイル:74.07(Chemistry, Inorganic & Nuclear)2mol dm CaCl重水水溶液の中性子回折測定を常温常圧および常温1GPaで行った。イオン水和と会合および水溶液を原子レベルで明らかにするためS(Q)を経験ポテンシャル構造精密化(EPSR)モデリングにより解析した。2つの圧力において、CaイオンはCa-O距離2.44、Ca-D距離3.70で7つの水分子により囲まれており、陽イオンの水和に圧力は影響しないことを示している。一方でClイオンは圧力に対し劇的な変化を示し、加圧によりCl-O距離の3.18から3.15の減少を伴い、Clイオンへの酸素の配位数は7から14に変化した。しかしながらここで、Clイオン周りの水素の配位数は、Cl-D距離が2.22から2.18へ減少しつつも、66.7とあまり変わらなかった。また溶媒の水の圧力変化は大きく、O-O距離は2.79から2.85に減少し、酸素原子の配位数は4.7から10.3に増大する。一方、水素原子は、加圧によらずO-D距離1.74、配位数も1.2のままであった。これらのことは、OD結合が加圧により大きく曲がることを示している。この水素結合の変化が、Clイオンまわりの酸素の配位数の大きな増大を引き起こしたものと思われる。
Adare, A.*; Afanasiev, S.*; Aidala, C.*; Ajitanand, N. N.*; 秋葉 康之*; Al-Bataineh, H.*; Alexander, J.*; 青木 和也*; Aphecetche, L.*; Aramaki, Y.*; et al.
Physical Review C, 83(4), p.044912_1 - 044912_16, 2011/04
被引用回数:9 パーセンタイル:49.6(Physics, Nuclear)重いフレーバーのメソンの崩壊からの電子の測定は、このメソンの収量が金金衝突では陽子陽子に比べて抑制されていることを示している。われわれはこの研究をさらに進めて二つの粒子の相関、つまり重いフレーバーメソンの崩壊からの電子と、もう一つの重いフレーバーメソンあるいはジェットの破片からの荷電ハドロン、の相関を調べた。この測定は重いクォークとクォークグルオン物質の相互作用についてのより詳しい情報を与えるものである。われわれは特に金金衝突では陽子陽子に比べて反対側のジェットの形と収量が変化していることを見いだした。
栗原 正治*; 山口 昌司*; 名取 二郎*; 濱野 幸治*; 丸山 亮*; 森林 成生*
JNC TJ7440 2002-009, 1156 Pages, 2001/11
岐阜県瑞浪市明世町月吉の核燃料サイクル開発機構東濃地科学センター 正馬様用地内で実施される「超深地層研究所計画」の一環として、同用地内の地質環境特性を把握するため、掘削長790.10mの傾斜井MIU-4号孔(方位: N25度E、傾斜角: 30度)を掘削し、各種の調査を実施した。調査は掘削深度685mabh(meter along borehole)までが「正馬様用地における試錐調査(MIU-4号孔)」、掘削深度685mabh以下は「月吉断層を対象にした水理特性調査」と、二つの調査に分けて実施された。本報告書では、「月吉断層を対象にした水理特性調査」の結果を第I部に、「正馬様用地に置ける試錐調査(MIU-4号孔)」を含むMIU-4号孔全体の調査結果を第II部にそれぞれ記述している。MIU-4号孔で実施した主な調査項目は次の通りである。 (1)掘削水分析、(2)岩芯の採取・記載、(3)岩芯室内試験、 (4)物理検層(一般検層およびフローメータ検層)、(5)ボアホールテレビ計測、(6)水理試験および地下水採取・分析 これらの調査の結果から以下のことが明らかになった。・MIU-4号孔に認められる岩相は、大きく93.050mabh以深に産する土岐花崗岩類と、それを不整合に覆う瑞浪層群に分けられる。瑞浪層群は、下位の土岐夾炭類層とそれを不整合で被う明世累層に分けられる。非整合面は、50.036mabhである。土岐花崗岩は、大きく中粒粗粒黒雲母花崗岩と細粒優白質黒雲母花崗岩に二分される。月吉断層は668.500688.500mabh間に発達する。月吉断層を境にして土岐花崗岩の岩相が、細粒優白質黒雲母花崗岩から中粒粗粒黒雲母花崗岩に変化していることから、この断層を境にして大きな変位があるものと考えられる。また、断層の上盤587.590mabhから月吉断層にかけて、断層活動に伴って形成されたと考えられる割れ目帯が発達する。・フローメータ検層の結果によると、深度1222mabh間、深度133143mabh間、深度313322mabh間、深度607664mabh間で比較的大きな孔内流速の変化が認められた。・12ヵ所で実施した水理試験の結果によると、孔内の透水性は深度区画314.95316.95mabhで最も高く、その透水係数は10 10m/secであった。
栗原 正治*; 山口 昌司*; 名取 二郎*; 濱野 幸治*; 丸山 亮*; 森林 成生*
JNC TJ7440 2002-008, 696 Pages, 2001/08
岐阜県瑞浪市明世町月吉の核燃料サイクル開発機構東濃地科学センター正馬様用地内で実施される「超深地層研究所計画」の一環として、同用地内の地質環境特性を把握するため、掘削長685mの傾斜井MIU-4号孔(方位: N25度E、傾斜角: 30度)を掘削した。本報告書は、同孔で実施した各種の調査結果をまとめたものである。実施した主な調査項目は次の通りである。(1)掘削水分析、(2)岩芯の採取・記載、(3)岩芯室内試験、(4)物理検層(一般検層およびフローメータ検層)、(5)ボアホールテレビ計測、(6)水理試験および地下水採取・分析。これらの調査の結果から以下のことが明らかになった。MIU-4号孔に認められる岩相は、大きく93.050mabh以深に産する土岐花崗岩類と、それを不整合に覆う瑞浪層群に分けられる。瑞浪層群は、下位の土岐夾炭類層とそれを非整合で被う明世累層に分けられる。非整合面は、50.036mabhである。土岐花崗岩は、大きく中粒粗粒黒雲母花崗岩と細粒優白質黒雲母花崗岩に二分される。月吉断層は668.500685.000mabh(孔底)間に発達する。月吉断層を境にして土岐花崗岩の岩相が、細粒優白質黒雲母花崗岩から中粒粗粒黒雲母花崗岩に変化していることから、この断層を境にして大きな変位があるものと考えられる。また、断層の上盤587.590mabhから月吉断層にかけて、断層活動に伴って形成されたと考えられる割れ目帯が発達する。 ・フローメータ検層の結果によると、深度12.1022.40mabh間、深度133.70140.30mabh間、深度313.80322.00mabh間、深度629.70mabh付近、深度644.60647.11mabh間で顕著な孔内流束の変化が認められた。 ・7ヵ所で実施した水理試験の結果によると、孔内の透水性は深度区間314.95316.95mabhで最も高く、その透水性は10 10m/secであった。その他の区間の透水係数は10 10m/secの範囲にある。地下水の採取は4深度で行われた。分析の結果、採取された地下水はpHが高く、Na-HCO型の地下水に分類された。
石山 新太郎; 馬場 信一; 深谷 清; 衛藤 基邦; 秋場 真人; 佐藤 真人*; 荒木 俊光*; 山口 正治*; 山崎 誠一郎*
日本原子力学会誌, 42(7), p.669 - 677, 2000/07
ロボットによる新しいその場補修技術の確立を目的に、核融合炉実験の運転中に生じたダイバータ機器のアーマタイル/銅合金接合部の損傷部位を想定したC/Cコンポジット製アーマタイル/銅材料の繰返しろう接合試験並びに再結合材の強度試験を実施した。その結果、繰返しろう接合試験の最適条件並びに再ろう接材の強度材料を把握するとともに、再ろう接強度等の機械的特性やその信頼性が高まることを実証した。また、さらにロボット技術を前提にしたアーマタイル/銅合金接合部の損傷部位の繰返しその場補修技術に関する知見を得た。
戸高 安曇*; 豊田 新*; 舘 萌々子*; 島崎 達也*; 岡 壽崇; 山口 一郎*; 井上 一彦*; 保田 浩志*; 廣田 誠子*; 谷 篤史*; et al.
no journal, ,
人の歯を用いたESR(電子スピン共鳴)線量計測では、吸収線量とエナメル質中の炭酸ラジカル強度の関係(検量線)を用いた検量線法を用いるのが通例であり、この検量線を作成するため、各研究グループは独自の標準試料を準備している。しかし、これらの標準試料は独自のプロトコルに基づいて作製されているため、ある意味では線量計測手順が「標準化」されているとはいえない。そこで国内で共通の標準試料を作製することにした。歯のエナメル質抽出の過程で、作業を行った研究室ごとに検量線の傾き(感度)が大きく違わないことが重要であるという観点から、国内5つの研究室で抽出したエナメル質の吸収線量に対する感度を調べたところ、抽出法に起因すると考えられる差異は認められなかった。