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安保 則明; 田原 義寿*; 岡山 彰*; 島村 和彦*
JAERI-M 90-182, 76 Pages, 1990/10
当室は58~61年度に改良舶用炉試設計として100MWtの原子炉プラントを3種類、炉心は1改良炉心を含めて4炉心の設計研究を実施し62年度からは概念確立設計として同じく100MWtのさらに小型高性能化した2炉プラントの概念を構築するとともに炉心の検討として3炉心のサーベイ及び1炉心(最適炉心)の設計検討を行い、その結果を基に現MRXへと設計研究を進めている。また一方、平成元年度から深海調査船用超小型炉の設計研究として出力2MWtの炉心、炉プラントの設計検討を開始した。「本レポートはこれまでの舶用炉炉心設計のまとめとして、合計8炉心(100MWt)及び超小型炉心について設計条件、主要目、炉心構成等を比較整理するとともに、現在舶用炉特有の負荷変動条件等を考慮して細径としている燃料棒外径を陸上炉並みの太径とする検討を行なった。「その結果、太径とすることは可能でその方策はいくつかあり今後検討を要する」ことが明らかとなった。