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福田 裕平; 比内 浩; 柴田 淳広; 野村 和則; 池田 昭*; 小畑 政道*; 市川 真史*; 高橋 陵太*; 平山 文夫*
no journal, ,
既設多核種除去設備及び増設多核種除去設備の前処理設備から発生した炭酸塩スラリー廃棄物を採取し、その性状比較を行うため、放射化学分析, pH測定, SEM-EDX分析を行った。放射化学分析の結果、H-3, Mn-54, Co-60, Sr-90, Sb-125, Cs-134, Cs-137が検出された。既設・増設のどちらのスラリーについてもSr-90が支配的であり、Sr-90濃度は、既設スラリー: 710 Bq/cm、増設スラリー: 610 Bq/cmであった。この既設・増設のスラリーの性状の違いは、既設・増設の処理工程の違いである鉄共沈工程の有無の差や処理を行った汚染水の組成の違いによるものと推定される。
福田 裕平; 荒井 陽一; 比内 浩; 野村 和則; 池田 昭*; 小畑 政道*; 市川 真史*; 高橋 陵太*; 平山 文夫*
no journal, ,
増設多核種除去設備の前処理設備にて発生し、約5か月間高性能容器(HIC)に保管されていた炭酸塩スラリーを、深さ位置を変えて3点(深さ60cm, 100cm, 150cm)採取し、ICP-AESによる元素濃度分析及び放射能分析等の各種分析を行い、炭酸塩スラリーの性状と採取深さ位置の関係を調べた。元素濃度分析の結果、Mg, Ca, Na等が検出されたが、各試料の金属元素組成比に違いは認められず、採取深さに関係なく試料中の固体成分の組成は同一であると推察する。しかし、固体成分の割合は、採取深さ60cmの試料に比べて、100cmと150cmの試料が大きい結果となった。また、Sr-90放射能濃度の結果も同様の傾向となった。スラリー中の粒子が沈降することにより、固体成分の割合が上昇し、その結果、放射能濃度が高くなったと推定される。これらの結果は、スラリー試料のインベントリ評価や、今後の評価の際のスラリー採取位置の検討に役立てられる。
比内 浩; 二田 郁子; 柴田 淳広; 駒 義和; 金子 昌章*; 市川 真史*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の建屋内の滞留水や水処理設備で処理された処理水の放射化学分析を行った。汚染水の分析結果から処分安全上重要なアクチノイド核種のうち、NpとPu, Cmでは明らかな移行挙動の違いが見られた。汚染水の分析結果から得られたこれらの移行挙動の違いを報告する。
市川 真史*; 金子 昌章*; 駒 義和; 比内 浩; 二田 郁子; 柴田 淳広
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)で発生した固体廃棄物の処理・処分の検討を目的に、1号機PCV内の底から採取された堆積物について放射能分析により核種組成を取得した。炉内から採取した試料の核種組成データを取得したのは初めてであり、これらのデータを取得できたことにより、炉内の汚染物の起源の検討が可能となった。
金子 昌章*; 市川 真史*; 比内 浩; 二田 郁子; 柴田 淳広; 駒 義和
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)では従来の原子力発電所とは異なる、事故に由来した多種多様な廃棄物が発生している。1号機PCV内底部の滞留水中に存在する堆積物や、2号機TIP配管内の閉塞物は高い線量率を示した。これらの汚染状況や汚染由来を推定するため、化学分析等を行い、核種の由来を評価した。化学分析で得られる元素組成、核種組成から、汚染由来を推定する方法を検討する。汚染由来起源として評価基準元素, 核種(燃料: U-238、構造材: FeやCo-60、燃料被覆管: Zrなど)を想定し、計算値と分析値の比較から推定する方法について報告する。
市川 真史*; 金子 昌章*; 比内 浩; 二田 郁子; 柴田 淳広; 駒 義和
no journal, ,
福島第一原子力発電所では従来の原子力発電所とは異なる、事故に由来した多種多様な廃棄物が発生している。1号機PCV内底部の滞留水中に存在する堆積物や、2号機TIP配管内の閉塞物は高い線量率を示した。これらの汚染状況や汚染由来を推定するため、放射化学分析等を行い、核種の由来を評価した。前報(5)で報告した手法に基づいた分析結果及び評価結果を報告するとともに、1号PCV堆積物と2号TIP配管内閉塞物を比較した結果を報告する。