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広木 俊男; 石黒 信治; 狩野 元信
動燃技報, (96), p.44 - 48, 1995/12
リサイクル機器試験施設(RETF)は、実際の高速炉使用済燃料を用いて、工学規模炉燃料再処理用の機器やプロセスの試験を行う施設である。この試験成果は、将来の試験や実用プラントの試験、建設、運転に反映される。RETFには、各種の試験設備とともに、プラントの試験データを得るためのウラン、プルトニウム等の濃度分析等を行う分析設備が用意されている。分析設備は、分析セル、グローブボックス、分析機器等より構成され、東海再処理工場など既存施設の分析設備の設計、運転経験及びR&D成果等を反映し、設計製作される。本報告では、RETF分析設備の設計方針や採用予定の分析機器、分析方法、保守方法等の概要について報告する。
朝倉 祥郎*; 宮原 顕治; 和地 勇*; 広木 俊男*; 照沼 知之*; 佐藤 富雄*; 田中 和彦*; 酒井 敏雄*
PNC TN852 81-17, 427 Pages, 1981/04
再処理工場における各種工程に関する日常分析方法についてマニアル化したものである。本編は,特に工程分析関係の分析方法について編集したもので,1978年の初報に続く第2報である。内容は,再処理工程試料中のウラン,プルトニウム,全アルファ,全ベータ,全ガンマ,遊離酸,全酸,水酸基,炭酸,ヒドラジン,亜硝酸,油分,TBP,DBP および不純物の分析操作手順について記述した。
辻 信雄*; 宮原 顕治; 和地 勇*; 近藤 勲*; 池田 久*; 入之内 重徳*; 広木 俊男*; 佐藤 富雄*
PNC TN852 79-08, 268 Pages, 1979/03
再処理工場における各種工程に関する日常分析方法についてマニュアル化したものである。本編は,特に工程分析関係の分析方法について編集したもので,再処理工程試料中のウラン,プルトニウム,全アルファ,全ベータ,全ガンマ,遊離酸,全酸,炭酸,水酸基,ヒドラジン,亜硝酸,およびTBPの分析操作手順について記述した。
坪谷 隆夫*; 広木 俊男*; 星野 忠也*
PNC TN841 70-31, , 1970/11
高速実験炉の使用済炉心燃料を動燃Purex 工場において10%TBP/n-Dodecane抽出系で処理する場合のルテニウムの挙動をトレーサーレベルで検討した。再処理工程におけるルテニウムの問題は供給液中のルテニウムの様々な錯体がわずかな溶液条件のちがいにより異なった組成で存在し,それぞれの錯体が異なった抽出挙動を示すことによって,ルテニウムのウラン,プルトニウムに対する除染率が制御されにくいところにある。したがって,それらの錯体が個々に示す抽出挙動を理解することが重要である。そこで,ここでは高抽出性錯体に注目し,再処理工程の主成分であるウラン,硝酸系において,その抽出係数を検討した。その結果,硝酸ウラニル-3規定硝酸溶液から10ないし20v/oTBP/n-Dodecaneに抽出される高ニトラト錯体およびジニトロ錯体の抽出係数(E)は遊離のTBP濃度(〔TBP〕f)と著るしく高い相関性を有し,その関係式は次の通りであった。logED34=2.37 log〔TBP〕f+1.19高ニトラト錯体(D34)logEDI=2.27 log〔TBP〕f-0.24ジニトロ錯体 (DI)