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弘田 実弥*
JAERI 1292, 46 Pages, 1984/09
本報告は1962年から1982年3月までのわが国における炉物理研究の進歩を、原子力機関炉物理委員会(NEA-CRP)に関連した活動を通じて統括したものである。高速炉物理、熱中性子炉物理、核融合炉ニュートロニックス、および遮蔽研究のこれら20年における進歩は、炉物理研究(特別専門)委員会によって作成されてきたレビューで明暸に認めることができる。NEACRP会合のトピックスは高速炉物理に関するものが多く、これらの情報交換はわが国における研究に大きな刺戟を与えた。NEACRPによって勧告された専門家会合の中では、原子炉遮蔽のための核データとベンチマークに関する会合が、わが国における研究の進歩に役立った。第3回炉雑音専門家会合が東京で成功裡に開催された。さらに、NEACRPベンチマークテストがわが国における炉物理研究の進歩に極めて有用であった。
弘田 実弥*; 篠原 慶邦
JAERI-M 84-025, 131 Pages, 1984/02
原研がホスト機関となって1981年10月に東京で開催した第三回炉雑音専門家会合(SMORN-III)と関連して、数値計算のベンチマークテストが行われた。本報告書はこのテストの準備作業ならびにテストの結果を要約したものである。
弘田 実弥*
JAERI 1289, 132 Pages, 1984/02
FCAは1967年4月に初回臨界、以来1982年3月までに、35集合体について臨界実験と解析が実施された。これらによる成果としては、「常陽」模擬実験、積分データによる群定数修正に関する研究および高速中性子スペクトロメータの開発が高く評価された。構造材ドロップラー効果、核分裂生成物蓄積効果、軸方向非均質炉心およびアクチノイド断面積の研究は世界的な注目を受けた。さらに「もんじゅ」に対しても大きな貢献がなされた。しかし、半径方向ブランケットにおける反応率分布および反応価値、反射体付き炉心の中心反応度価値、板状/ピン状燃料の非均質効果、炉心中心領域におけるナトリウムボイド効果、構造材ドップラー効果、炉心中性子スペクトル、核分裂生成物蓄積効果、非均質炉心の特性、燃料スランピングによる反応度変化などに、計算と実験間の不一致がなお残っており、解析のための努力が必要である。
弘田 実弥*; 篠原 慶邦
Nucl.Saf., 24(2), p.210 - 212, 1983/00
1981年10月26~30日に東京で開催された第3回原子炉雑音専門家会合(SMORN-III)は、1977年にアメリカで開催されたSMORN-IIと同じく、炉雑音解析を応用して原子力プラントの安全性と稼動率を高めることに主眼があった。15ヶ国と2つの国際機関から97人が参加した。会合は9つのセッションからなり、最初の4つは基礎研究、次の4つは実際的経験と安全関連応用、そして最終セッションで会合の沢論が討議された。本発表では、座長の総括とセッション中の討議にもとづき、各セッションの概要とハイライトを述べ、炉雑音解析におけるSMORN-II以来の進歩をレビューする。さらに、SMORN-IIIと関連して実施した炉雑音解析ベンチマークテストにも言及する。最後に、次回の専門家会合のSMORN-IVに触れ、3年後にヨーロッパで開催という合意が最終セッションで得られたことなどを述べる。
弘田 実弥*
日本原子力学会誌, 24(9), p.688 - 690, 1982/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.39(Nuclear Science & Technology)「炉物理研究」特別専門委員会はNEA炉物理委員会(NEACRP)と密接な関連の下に活動を続けており、昭和54~56年度もNEACRP第22~24回会合のため、日本における炉物理研究活動のレビューの作成、会合トピックスに対する日本からの提出資料の検討などを行った。この期間にはNEACRP主催の3つの専門家会合が開催されたが、特に第3回炉雑音専門家会合(SMORN-III)は原研をホスト機関として東京で開催されたので、その技術的準備を行った。国際的なベンチマークテストが活発であったこともこの期間の特徴であり、参加および実施を通じて国際協力の実を挙げた。下部組織である専門部会は、54年度から原子炉システム、核融合炉および遮蔽の3専門部会となり、それぞれ活動を行っているが、56年度には第6回遮蔽国際会議開催のための準備会も設置された。本報告は過去3年間におけるこれらの活動状況と得られた成果をまとめたものである。
弘田 実弥; 桂木 学; 平田 実穂
ANS Transctions, 13(1), 293 Pages, 1970/00
抄録なし
弘田 実弥
日本原子力学会誌, 12(6), p.325 - 354, 1970/00
日本原子力研究所東海研究所において高速炉臨界実験装置(FCA)がUによる初回臨界を達成したのは1967年4月29日〔本誌,9〔6〕,356358(1967)〕であり,それ以来濃縮U系の16の集合体について臨界実験と解析が行われてきた。Pu系の実験はFCAの建設当初より計画されていたが,高速増殖炉の研究開発が国家的プロジェクトとして開始されるに及びその計画が具体化した。すなわち1968年11月動燃事業団と原研との間に「FCAによる高速実験炉模擬実験」という研究契約が結ばれ,Pu燃料が動燃事業団より貸与されることになり,Pu燃料の使用に伴うFCAの改造工事を実施することとなった。そして1970年2月28日Pu燃料を装荷して初臨界に到達し,規制法に基く使用前検査を経ていよいよ本格的実験を開始する段階を迎えることができた。本ノートでは,FCAにおけるこれらの経過を振り返り実験計画にふれてみたいと思う。