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新原 盛弘; 藤原 孝治; 小坂 哲生; 上野 勤; 青嶋 厚
no journal, ,
使用済み核燃料の再処理で発生する高レベル放射性廃液は安定で取扱が容易な形態であるガラスに固化処理される。現状のガラス固化処理法は高温の溶融ガラス(約1200C)を用いるため、溶融炉構造材の侵食により炉の寿命が約5年と短い。一方、ゾルゲル法は軟化点以下(約600C)で幅広い組成のガラスを作る手法としてガラスファイバー製造等に使われているが、このゾルゲル法をガラス固化に応用することでプラント寿命を大幅に延長することが期待される。本研究ではケイ酸エチルを出発原料としたゾルゲル法により、現在ガラス固化技術開発施設(TVF)で製造しているガラスと同一組成のガラスを合成し、ガラスの均質性をX線回折分析によって評価した。
伊藤 義之; 池上 靖志; 須田 正規; 新原 盛弘; 藤原 孝治
no journal, ,
使用済燃料の再処理によって発生する高レベル放射性廃液をガラス溶融する際、溶融炉からのオフガスに含まれるホウ素等は、廃気洗浄装置(スクラッバ,ベンチュリスクラッバ)の配管に付着する。このため、廃気配管には水洗浄装置等が設置されており、廃気配管の差圧の上昇傾向が確認された際は、水洗浄を実施してきた。今回、基礎試験等によりベンチュリスクラッバ差圧の上昇メカニズムを明らかにすることにより、廃気配管への付着を抑制する運転方法及び効果的な洗浄方法を確認した。その結果、差圧上昇は、廃気冷却管の水洗浄によるホウ酸を含むスクラッバ洗浄水の一部が、ミストとして廃気配管へ移行し、固化セルからの湿度の低い空気と接することにより乾燥・析出し、ベンチュリスロート部入口に蓄積することによって起こることを確認した。また、洗浄方法の確認試験を行い、付着物が蓄積しやすい固化セル空気との合流部以降の廃気配管内を効果的に洗浄する方法を確認した。本結果を基に洗浄方法を改善し、定期的に洗浄ラインからの廃気配管の溶解洗浄を行うこととしたことにより、廃気洗浄装置の安定運転を継続している。