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松木 信雄*; 橋本 真也*; 本橋 治彦
JAERI-M 93-021, 20 Pages, 1993/02
SPring-8で使用する分光器は高強度の放射光によって発熱し、分光性能に悪影響を与える。本報告では、有限要素解析コード(ANSYS)を使って、電子線照射法による水冷Cu試験体に対する熱負荷実験をもとに熱伝達率を算定し、偏向電磁石とアンジュレータ光源の2種類についてSi結晶を想定して、上昇温度と熱変形を計算した。この結果偏向電磁石光源では分光結晶は0.27MW/mの熱流束を受け、4Cの温度上昇と表面のうねり角0.27arc secが生じることがわかった。一方アンジュレータ光源では8.1MW/mの熱流束を受け、85Cの温度上昇と表面うねり角2.1arc secを得た。
佐々木 茂美; 松木 信雄*; 高田 武雄*
Review of Scientific Instruments, 63(1), p.409 - 412, 1992/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Instruments & Instrumentation)日本原子力研究所は理化学研究所と共同で大型放射光施設SPring-8の建設を進めている。SPring-8は挿入光源を主な光源とする放射光利用専用の施設であり、10keV程度のエネルギーの硬X線をアンジュレーターの一次光で発生させることが計画されている。原研では、この施設で用いられる挿入光源の原型となるアンジュレーターを試作した。このアンジュレーターは放射光用として初めて楔型磁極を用いたハイブリッド構造を採用しており、磁場周期長3.3cmのデバイスとしては世界最高の中心磁場5.9kGを発生出来る。本報告では、このアンジュレーターの詳細な磁場測定データから計算された放射光スペクトルについて発表するとともに、誤差磁場がスペクトルに及ぼす影響についても議論する。
佐々木 茂美; 高田 武雄*; 松木 信雄*; 佐々木 茂樹*; 大野 英雄
Proc. of the 1991 IEEE Particle Accelerator Conf., p.2715 - 2717, 1992/00
楔型磁極ハイブリッド構造のアンジュレータを製作した。このアンジュレータは大型放射光施設SPring-8用プロトタイプとして設計・製作されたものである。この装置の磁場周期長は33mmで、放射光発生用として初めて楔型磁極を採用しており、13.5mmの最小磁極間隔で0.59Tの軸上最大磁場を発生できる。このアンジュレータをSPring-8に挿入することにより、7~16keVのエネルギーの放射光をアンジュレータ一次光で発生できると期待される。
松木 信雄*; 佐々木 茂美
JAERI-M 91-155, 18 Pages, 1991/10
大型計算機を用いて各種形状の磁場中を運動する電子によるアンジュレーター放射光強度を数値計算し比較した。正弦波型磁場、三角波型磁場、矩形波型磁場、磁場強度分布の半値幅を狭くした形状の4種類の挿入光源について、電子エネルギー0.3GeV、磁場周期長80mm、周期数12の条件で軸上の放射光強度を計算した。それぞれの磁場強度については、アンジュレーター放射光の基本波の波長がK=1の正弦波型磁場挿入光源の基本波と一致する条件で比較した。いずれの磁場形状についても1次光には顕著な変化はなかったが、高次のアンジュレーター放射光には顕著な強度変化が見られた。正弦波型磁場からの放射光と比較して、5次光の強度は磁場形状が三角波型の場合1.5倍、矩形波型の場合0.6倍、磁場強度の半値幅を狭くすれば三角波型にくらべてより一層高調波光の強度増加が得られるという結果を得た。
柳田 謙一; 佐々木 茂美; 永井 高久*; 松木 信雄*; 高田 武雄*; 横溝 英明
Proc. of the 8th Symp. on Accelerator Science and Technology, p.338 - 340, 1991/00
JSRは、7月にアンジュレータ据付を行なった後、8月以後の実験に於いてアンジュレータ光を発生させている。本研究会では、アンジュレータを挿入した場合の影響(チューンシフト等)やアンジュレータ光の可視光領域での分光実験について報告する。