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吉田 勝; 浅野 雅春; 横田 勉*; 熊倉 稔
Polymer, 31, p.371 - 378, 1990/02
被引用回数:17 パーセンタイル:63.84(Polymer Science)2つの活性官能基をもつポリマー粒子を、エチルプロピオネート中で1-methacryloxybenzotriazole(MABt)とN-acryloxysuccinimide(ASu)の放射線分散重合によって合成した。ポリマー粒子の形成は、限られた濃度・組成範囲によって特徴づけられる。例えば、5%(W/V)モノマー濃度で60-40%(W)MABt組成、10%(W/V)モノマー濃度で60-10%(W)MABt組成、そして20%(W/V)モノマー濃度で100-90%(W)MABt組成が、それに相当する。上記モノマー濃度での平均粒径は、各々1.6、0.7、そして2.5mになる。これらの活性官能基の反応性は、モデル化合物としてethanolamineを用いて検討した。極大反応性は、MABtに対しては50/50%(W)MABt/ASuコポリマー系で、そしてASuに対しては0/100%(W) MABt/ASuコポリマー系で観察された。
吉田 勝; 横田 勉*; 浅野 雅春; 熊倉 稔
European Polymer Journal, 26(2), p.121 - 125, 1990/00
被引用回数:12 パーセンタイル:53.9(Polymer Science)1-methacryloxybenzotriazole(MABt)とacrylonitrile(AN)をエチルプロピオネート中で線照射によって重合させたとき、均一溶液は、ポリマー粒子を形成するため、照射中に乳濁液に変化した。10%(W/V)モノマー濃度、25Cで30kGy照射したとき、ホモポリマーの粒子径は、各々MABtに対し約2m、そしてANに対し0.4mになることが分った。コポリマーの粒子サイズは、モノマー組成に従い、0.4-2mの範囲でコントロールできた。活性Bt基をもつコポリマー粒子の反応性は、一般式HN-(CH)-NH(n=2、3、5、7、9)で表わされるアルキレンジアミン誘導体との反応によって、遊離してくる1-hydroxybenzotridzole(HOBt)量から評価した。この場合、反応性はHN-(CH)-NH中のCH単位の数(n)の減少と共に直線的な減少傾向を示した。この結果にもとづいて、反応性のメカニズムおよび粒子形成メカニズムについて、その詳細な解析を試みた。
吉田 勝; 横田 勉*; 浅野 雅春; 熊倉 稔
Colloid and Polymer Science, 267, p.986 - 991, 1989/00
被引用回数:12 パーセンタイル:56.42(Chemistry, Physical)エチルプロピオネート中での1-メタアクリロキシベンゾトリアゾール(MABt)の放射線析出重合は、均一混合系で開始され、結果的にポリマーは球状粒子として沈澱する。ポリマー粒子の形成・サイズ・形は初期モノマー濃度に強く依存する。この場合、粒子はモノマー濃度を関数として、3つの領域に分けられる。(1)15w/v-%MABt以下での変形粒子の形成、(2)18~35w/v-%MABtでの球状粒子の形成、そして、(3)40w/v-%MABt以上での粒子の非形成(ポリマーが溶液系から析出しないため)。(2)の領域で、例えば20w/v-%MABt系でのポリマー粒子サイズは、3kGy照射で0.540.31mそして30kGy照射で2.930.68mになることが分かった。この粒子の数分布(number distribution)は、低線量で形成された小さい球状粒子が、照射線量の増加と共に、新たに生じたポリマーによって被覆され、より大きい球状粒子へと成長していくことを示した。
吉田 勝; 浅野 雅春; 横田 勉*; R.Chosdu*; 熊倉 稔
J. Polym. Sci., Part C, 27, p.437 - 442, 1989/00
生物活性体中に含まれるアミノ基と、緩慢な条件下で化学結合する活性(反応性)N-acryloxysuccinimide(Asu)を合成した。Asuをエチルプロピオネート中で放射線重合させた時、モノマー溶液は、均一系から不均一系に変化し、結果的に塊状ポリマーが得られた。しかし、Asuをdiethylene glyco dimethacrylate(2G)と共重合させた場合、限られた組成(100-70%2G組成)で、粒子形成をおこした。例えば、copoly(Asu/2G,20/80%)系における粒子サイズは0.91mになる。この粒子サイズは、重合時の溶媒系を選択することにより、調節できる(0.70-8.61mの範囲において)。一方、copoly(Asu/2G,20/80%)系粒子(2.70m粒子を用いて)を用いて、活性Su基の反応性をグルコアミラーゼ酵素によって調べた。その結果、粒子の1g当り20mgの酵素の結合が確認された。