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芳賀 芳範; 山本 悦嗣; 大貫 惇睦*; 稲田 佳彦*; 青木 大*; 天谷 健一*; 池田 昌隆*; 榊原 俊郎*
Physica B; Condensed Matter, 230-232, p.357 - 359, 1997/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)UpPdAlの単結晶が育成され、超伝導状態の性質が調べられた。試料の純度の目安となる残留抵抗比及び超伝導転移温度は、使用される原料のウランの純度を上げることによって著しく改善された。新しい超伝導相であるFFLO相がこの物質で実現している可能性が示唆されており、これを確認するために磁化、交流磁化、フラックスフロー抵抗を用いて超伝導相図を決定した。FFLOから予想される相図とは異なっており、FFLOが実現しているかどうかはまだ結論できない。一方、これらの測定から、これまで知られていなかった第3の相の存在が示唆された。
芳賀 芳範; 山本 悦嗣; 稲田 佳彦*; 青木 大*; 天谷 健一*; 池田 昌隆*; 榊原 俊郎*; 大貫 惇睦*
Journal of the Physical Society of Japan, 65(11), p.3646 - 3653, 1996/11
被引用回数:27 パーセンタイル:79.33(Physics, Multidisciplinary)重い電子系の超伝導物質UPdAlの単結晶が育成され、正常状態及び超伝導状態の性質が調べられた。正常状態ではc軸方向に開軌道が存在することが磁気抵抗測定によって示された。超伝導状態ではフラックスフロー状態の電気抵抗が初めて測定され、相図が調べられた。この結果、いわゆるFFLO相の存在は否定された。また、上部臨界磁場直下の磁化を精密に測定することにより、GLパラメータKが温度とともに減少することが確認された。これは通常のふるまいとは正反対であり、常磁性効果の大きいことを示すものである。
藤 秀樹*; 北岡 良雄*; 朝山 邦輔*; 榊原 俊郎*; 天谷 健一*; 池田 昌隆*; 田山 孝*; 網塚 浩*; 木村 憲彰*; 摂待 力生*; et al.
固体物理, 31(9), p.763 - 774, 1996/00
UPtは1984年の発見以来、10年以上注目を集め続けている。最大の特徴は磁場中で複数の超伝導相を有することであり、他の超伝導体には見られない特徴である。我々はUPtの単結晶を育成し、固相電解を施すことによって世界最高純度の試料を得ることに成功した。この単結晶を用いて核磁気共鳴(NMR)及び磁化による超伝導状態の研究を行った。その結果knight-shiftがBCS理論で予想されるものと異なった温度依存性を示すことが明らかとなった。このことは、Cooper対を形成する電子のスピンが平行であり、奇パリティ超伝導が実現していることを示す直接的な証拠である。