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論文

Measurement of single-event upsets in 65-nm SRAMs under irradiation of spallation neutrons at J-PARC MLF

黒田 順也*; 真鍋 征也*; 渡辺 幸信*; 伊東 功次郎*; Liao, W.*; 橋本 昌宜*; 安部 晋一郎; 原田 正英; 及川 健一; 三宅 康博*

IEEE Transactions on Nuclear Science, 67(7), p.1599 - 1605, 2020/07

 被引用回数:4 パーセンタイル:45.45(Engineering, Electrical & Electronic)

半導体デバイスの信頼性の観点から、環境放射線起因ソフトエラーは問題となる。ソフトエラー発生率(SER: Soft Error Rate)を実測的に評価するために、中性子照射施設にてデバイスへの中性子照射測定実験が一般的に行われる。我々はこれまでに大阪大学のRCNPおよび東北大学のCYRICにて、65nmバルクSRAMおよびSOTB SRAMを対象とした中性子照射SER測定実験を行った。本研究では、同じデバイスを用いて、J-PARC MLFにある大強度の核破砕中性子源のBL10でSER測定実験を実施した。その結果、動作電圧を低くした際のSERの増加割合が、他の施設での測定結果と比べて高いことが判明した。PHITSによる解析の結果、入射中性子と保護樹脂に含まれる水素原子との弾性散乱による二次陽子が原因で動作電圧の低い条件下でSERが増加することを明らかにした。

論文

Impact of hydrided and non-hydrided materials near transistors on neutron-induced single event upsets

安部 晋一郎; 佐藤 達彦; 黒田 順也*; 真鍋 征也*; 渡辺 幸信*; Liao, W.*; 伊東 功次郎*; 橋本 昌宜*; 原田 正英; 及川 健一; et al.

Proceedings of IEEE International Reliability Physics Symposium (IRPS 2020) (Internet), 6 Pages, 2020/04

 被引用回数:2 パーセンタイル:64.23(Engineering, Electrical & Electronic)

二次宇宙線中性子起因シングルイベントアップセット(SEU: Single Event Upset)は、地上において電子機器の深刻な問題を生じる可能性のある事象として知られている。これまでの研究で、水素化物と中性子との弾性散乱により、前方に水素イオンが放出されるため、メモリ前方にある水素化物がSEUの発生確率の指標となるSEU断面積に影響を与えることを明らかにした。本研究では、トランジスタ近傍の構造物がSEU断面積に及ぼす影響を調査した。その結果、数MeVの領域におけるSEU断面積の変化は構造物の厚さおよび位置によって決まることを明らかにした。また、シミュレーションにおいてトランジスタ近傍の構造物を考慮することにより、J-PARC BL10の測定値をより良く再現できるようになった。さらに、構造物を考慮した計算シミュレーションにより、トランジスタ近傍の構造物は地上環境におけるソフトエラー率に有意な影響を持つことを明らかにした。

論文

Fano factor evaluation of diamond detectors for alpha particles

嶋岡 毅紘*; 金子 純一*; 佐藤 優樹; 坪田 雅功*; 新名 宏明*; 茶谷原 昭義*; 渡辺 幸志*; 梅沢 仁*; 杢野 由明*

Physica Status Solidi (A), 213(10), p.2629 - 2633, 2016/10

 被引用回数:9 パーセンタイル:41.22(Materials Science, Multidisciplinary)

This report is the first describing experimental evaluation of Fano factor for diamond detectors. High-quality self-standing chemical vapor deposited diamond samples were produced using lift-off method. Alpha-particle induced charge measurements were taken for three samples. A 13.1 eV $$pm$$ 0.07 eV of the average electron-hole pair creation energy and excellent energy resolution of approximately 0.3$$%$$ were found for 5.486 MeV alpha particles from an $$^{241}$$Am radioactive source. The best Fano factor for 5.486 MeV alpha particles calculated from experimentally obtained epsilon values and the detector intrinsic energy resolution was 0.382 $$pm$$ 0.007.

論文

Wave excitation in magnetically confined plasmas with an anisotropic velocity distribution

市村 真*; 檜垣 浩之*; 柿本 真吾*; 山口 裕資*; 根本 健樹*; 片野 誠*; 小澤 功*; 室 大志*; 石川 正男; 森山 伸一; et al.

Fusion Science and Technology, 51(2T), p.150 - 153, 2007/02

 被引用回数:1 パーセンタイル:11.32(Nuclear Science & Technology)

磁場によって閉じ込められたプラズマ中では、非熱的エネルギーを持ったイオンの存在により、イオンサイクロトロン周波数帯の揺動が自発的に励起される。GAMMA10においては、磁力線方向と垂直に加熱されたプラズマの温度非等方性に起因するアルベンイオンサイクロトロン(AIC)波動が観測されている。一方、核燃焼プラズマにおいては、局所的なミラー磁場配位に捕捉される高温イオンの存在に起因すると考えられる静電波動の励起やイオンサイクロトロン放射(ICE)が観測されている。これらの不安定揺動を総合的に理解することを目的として実験的観測と波動励起の計算を行った。実験では、JT-60Uに設置されているICRFアンテナをピックアップループとして用い、ICRF領域の揺動の計測とその空間構造の測定を行った。垂直NBIに起因する揺動と核融合反応生成イオンに起因する揺動を観測し、その磁力線方向の波数測定から揺動の分散関係を明らかとした。AIC波動との関連を議論する。

論文

Isolated hydrogen center in wide gap semiconductors studied by $$mu$$SR

下村 浩一郎*; 門野 良典*; 西山 樟生*; 渡辺 功雄*; 鈴木 栄男*; Pratt, F.*; 大石 一城; 水田 正志*; 斎藤 峯雄*; Chow, K. H.*; et al.

Physica B; Condensed Matter, 376-377, p.444 - 446, 2006/04

 被引用回数:1 パーセンタイル:6.64(Physics, Condensed Matter)

Recent progresses of the studies of isolated hydrogen center in ZnO and GaN by muon spin rotation methods are reported. Preliminary experimental results for shallow muonium hunting as an acceptor in InSb and GaSb are also discussed.

論文

New RIKEN-RAL pulsed $$mu$$CF facility and X-ray studies on DT-$$mu$$CF

永嶺 謙忠*; 松崎 禎一郎*; 石田 勝彦*; 渡辺 功*; 中村 哲*; 角野 良典*; 川村 成肇*; 坂本 真一*; 岩崎 雅人*; 棚瀬 正和; et al.

Hyperfine Interactions, 101-102(1-4), p.521 - 538, 1996/00

1994年11月、ラザフォード・アップルトン研究所のISISに、RIKEN-RALミュオン施設として新しい超電導ミュオンチャンネルを建設した。同時に、得られるミュオンビームがシングルパルス構造で最高の瞬間強度をもち、ビーム純度が高いことなど主要な性能を充たしていることを確認した。実験場所での$$^{3}$$He除去能力をもった高純度D-Tターゲット調製システムや4Tのとじ込め磁石などを備えた、革新的な$$mu$$CF実験施設の建設により、dt$$mu$$-$$mu$$CF反応における$$mu$$$$alpha$$付着による正確なX線測定が可能になった。この報告では、ビームの特性試験、初期の$$mu$$CF実験計画、将来計画について述べている。

論文

Sterilization of Bacillus spores by converted X rays

伊藤 均; 大木 由美*; 渡辺 祐平; 須永 博美; 石垣 功

Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.597 - 600, 1993/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:29.79(Chemistry, Physical)

本研究では、医療用具の滅菌に制動放射X線利用の実用化を目的としてBacillus属芽胞のX線照射の効果を$$gamma$$線及び電子線照射の場合と比較を行った。その結果、ガラス繊維濾紙での無添加系では、B.pumilus,B.subtilis,B.megaterium,B.brevis芽胞の放射線感受性は$$gamma$$線、電子線、X線で大差がなかった。一方、芽胞に対する添加物の影響については、$$gamma$$線、電子線、X線ともに保護効果が現れて、電子線での効果が顕著でX線は電子線の中間か電子線に近くなり、これらの差は線量率によるものと思われる。このため、X線での滅菌条件も電子線と同じ規格基準が適用可能である。しかし、X線の場合、コンベアでの移動照射は照射野に大きな線量率分布があるため、線量評価には注意を要する。

報告書

Polarized proton induced reactions on lithium isotopes around 14 MeV

桑折 範彦*; 隈部 功*; 百武 幹雄*; 渡辺 幸信*; 織戸 浩一*; 赤木 克己*; 飯田 章英*; 江理口 誠*; 和久田 義久*; 相良 建至*; et al.

JAERI-M 91-009, 56 Pages, 1991/02

JAERI-M-91-009.pdf:1.73MB

14MeVにおける$$^{6}$$Li(p,x)反応および12,14,16MeVにおける$$^{7}$$Li(p,x)反応の微分断面積、偏極分解能、二重微分断面積を測定した。$$^{6}$$Li(p,d)p$$alpha$$$$^{6}$$Li(p,$$alpha$$)p$$alpha$$$$^{7}$$Li(p,t)p$$alpha$$三体崩壊反応については、反応機構を詳細に検討した。その結果は対応する中性子誘起反応にも有効である。また、$$^{6}$$Li(p,xp)反応における、$$^{6}$$Li(p,2p)n$$alpha$$四体崩壊反応の寄与を測定して、順次崩壊過程に基づく、解析を行なった。p-$$^{7}$$Li系の光学ポテンシャルについても議論を行なった。

論文

制動放射X線によるBacillus属芽胞の滅菌

伊藤 均; 大木 由美*; 渡辺 祐平; 須永 博美; 石垣 功

防菌防黴誌, 19(4), p.161 - 166, 1991/00

制動放射X線の滅菌条件を明らかにすることを目的としてBacillus pumilus E601株、B.subtilis IAM1069株、B.megaterium S31株、B.brevis S5株の芽胞について制動放射X線、$$gamma$$線、電子線の放射線感受性の比較を行なった。ガラス繊維濾紙上で添加物が無い状態で乾燥した場合、各菌株の放射線感受性はX線、$$gamma$$線、電子線でほとんど差がなく、D$$_{10}$$値はB.pumiluで1.5~1.6kGy、B.subtilisで1.4~1.5kGy、B.megateriumで1.9~2.0kGy、B.brevisで1.6~2.0kGyとなった。ガラス繊維濾紙上で添加物のペプトン2%+グリセリン1%で乾燥した場合、各菌株の電子線での感受性は、$$gamma$$線と比べ若干低下した。添加物共存下での放射線抵抗性の増加はX線でも認められそれは$$gamma$$線と電子線の中間であった。セルロース濾紙の場合、添加物による放射線抵抗性はB.megateriumとB.brerisのみ増加した。

論文

Radiation-induced degradation of PHB and its copolymer

三友 宏志*; 河野 昂*; 渡辺 祐平; 伊藤 均; 石垣 功

Reports on Progress in Polymer Physics in Japan, 34, p.415 - 416, 1991/00

微生物産生ポリエステルであるPHBおよびその共重合体Poly(HB-CO-20mol%HV)を$$gamma$$線照射し、線量に対する分子量、融点およびガラス転移点の低下を調べた。PHBおよびP(HB-CO-HV)のDSC測定から求めた融点は照射線量に対してはほぼ直線的に低下するが、空気中照射に比べ真空中の方がその低下は小さい。また、GPCから求めた数平均分子量は低線量照射で急激に低下するが、その後は線量に対して徐々に低下した。真空中ではその度合いが小さくなり、酸素の影響が明らかに見られた。ほぼ同じ分子量を示す真空中照射試料の融点は空気中のそれより約15$$^{circ}$$C低いところに現れ、細かく結晶が壊されているにもかかわらず分子間架橋のために分子量が高く見積もられているものと推定された。またガラス転移温度も空気中では直線的に低下したが、真空中ではS字型曲線に沿った減少を示し、架橋の生成が転移温度の低下を遅延させたと考えられる。

論文

乾燥Bacillus属細菌芽胞の$$gamma$$線,電子線,変換X線に対する感受性の比較

大木 由美*; 伊藤 均; 渡辺 祐平; 須永 博美; 石垣 功

食品照射, 25(1-2), p.71 - 74, 1990/00

近年、医療用具等の減菌に電子線が利用され始めているが、透過力が低いという欠点がある。このためX線を利用しようとする試みも始まっている。本研究では、Bacillus属殺菌の芽胞についてガンマ線と電子線で線量率効果と線質の影響、担体及び共存物の影響を検討すると共に、X線に対する感受性についても同様に比較検討した。ガンマ線と電子線での比較においては、放射線感受性はガンマ線の方が大きい。添加物の影響を比較してみると、B.pumillusとB.subtilisについては、ガラスろ紙においてのみ顕著となるが、B.megaterilum、B.brevisではセルロースろ紙においてもその影響は電子線同様に現われた。また生残曲線はB.megateriumでは大きな肩をもつフシグモイド型となった。変換X線との比較においては、D$$_{10}$$値は電子線とガンマ線の中間にくるようであった。

論文

Bacillus pumilus E601芽胞の放射線感受性に及ぼす線量率の影響

渡辺 祐平; 大木 由美*; 伊藤 均; 石垣 功

食品照射, 25(1-2), p.66 - 70, 1990/00

Bacillus属細菌芽胞の好気的条件下での放射線感受性は電子線と$$gamma$$線の間に若干の差があり、電子線の方が低い。一方、医療用具に汎用される有機材料も空気中では$$gamma$$線に比べて線量率の高い電子線の方が放射線劣化しにくいことが知られている。微生物の放射線失活の立場からこの点を明らかにするために、B.pumilus E601株とB.subtilis IAM1069株の芽胞について、電子線および$$gamma$$線に対する感受性(D$$_{10}$$値)と酸素圧の関係を検討した。その結果、高真空下ではB.pumilusのD$$_{10}$$値(2.7~2.8kGy)およびB.subtilisのD$$_{10}$$値(2.4~2.5kGy)は電子線、$$gamma$$線に対して同一となった。しかし、D$$_{10}$$値はある一定の酸素圧以上から酸素圧の増加と共に低下し始め、約0.1Torr以上の酸素圧では$$gamma$$線に比べて電子線に対するD$$_{10}$$値の方が大きくなった。これらの現象を芽胞をとりまく芽胞殻、コルテックスを透過する酸素と線量率の関係から考察した。

報告書

Polarized proton scattering on lithium isotopes at 14 MeV

桑折 範彦*; 隈部 功*; 百武 幹雄*; 織戸 浩一*; 赤木 克巳*; 飯田 章英*; 渡辺 幸信*; 相良 建至*; 中村 裕之*; 前田 和秀*; et al.

JAERI-M 89-167, 38 Pages, 1989/11

JAERI-M-89-167.pdf:1.47MB

$$^{6,7}$$Li(p,p)散乱に対する微分断面積、偏極分析能、二重微分断面積を入射エネルギー14MeVにおいて測定した。弾性散乱の実験データは球形光学模型とチャネル結合法によって非常によく再現される。しかし、$$^{6,7}$$Liの第一、第二励起準位への非弾性散乱の偏極分析能は歪曲波ボルン近似、チャネル結合法によっては正しく推定されない。(p,p)散乱の連続スペクトルに観測される3体崩壊過程の寄与は、離散化連続状態に対する歪曲波ボルン近似の計算によって定性的に説明できる。陽子散乱の実験的および理論的結果を中性子散乱のデータと比較した結果、陽子散乱に関する詳細な研究は、核反応のモデル化および中性子散乱データの評価にとって重要な知見を与えることが明らかになった。

論文

滅菌指標菌Bacillus pumilus E601株の電子線に対する感受性

渡辺 祐平; 伊藤 均; 石垣 功

防菌防黴誌, 17(7), p.311 - 317, 1989/00

医療用具の電子線滅菌を実用化するために、B. pumilus E601株の芽胞の電子線に対する基本的性質について$$gamma$$線の場合と比較し、検討した。照射前のB. pumilus芽胞を乾燥状態で保存した場合には、安定した放射線感受性を与えたが、高温度下では保存中に菌数が減少するほか、放射線感受性も増大した。一方、照射芽胞は乾燥状態で保存しても不安定であり、見掛けの感受性は貯蔵期間が長くなるにつれて増大した。

論文

Bacillus pumilus乾燥芽胞の熱失活に及ぼす前照射の影響

渡辺 祐平; 伊藤 均; 石垣 功

食品照射, 24(1-2), p.16 - 20, 1989/00

放射線滅菌の指標菌として汎用されているB.pumilus芽胞の電子線および$$gamma$$線に対する生残曲線は、室温で長期間放置するか加熱処理することにより変化する。この照射後の「後効果」現象を明らかにするためにB.pumilus芽胞の放射線失活に及ぼす照射後の熱処理の影響を熱失活のみの場合と比較検討した。その結果、空気中で照射した芽胞の生残分のうち照射後の加熱処理等で回復した分は、非照射芽胞に比べて熱感受性が高く加熱の初期に消滅するが、本来の生残分の熱失活曲線は非照射芽胞のそれとほぼ等しいことがわかった。

論文

放射線失活法による生物活性物質の分子サイズ測定; 電子線と$$gamma$$線での比較

久米 民和; 渡辺 祐平; 広瀬 茂久*; 石垣 功

食品照射, 23(2), p.84 - 87, 1988/00

放射線失活法を用いて生物性物質の分子サイズを測定する上で、比較的低エネルギーの電子線を用いるための条件について$$gamma$$線と比較しながら検討した。照射は3MeV、0.77mA(1kGy/pass)の電子線および$$^{60}$$Co-$$gamma$$線(10kGy/hr)を用いて室温で行った。

論文

Bacillus pumilus E601芽胞の電子線感受性

渡辺 祐平; 伊藤 均; 石垣 功

食品照射, 23(2), p.88 - 92, 1988/00

$$gamma$$線減菌における指標菌として汎用されているB.pumilusの電子線に対する感受性について検討した。乾燥したB.pumilus芽胞に好気的条件下で0.5,1および3MeVの電子線を照射して得られた生残曲線は全て同一の直線で表わされ、B.pumilusの電子線感受性は0.5~3MeVの範囲のエネルギーには依存しないことが判明した。

論文

Bacillus pumilus E601芽胞の電子線に関する研究

渡辺 祐平; 伊藤 均; 石垣 功

食品照射, 22(2), p.12 - 15, 1987/11

B.pumilus E601芽胞の電子線感受性について検討した。電子線、$$gamma$$線いずれの照射でも芽胞の担体としてセルロース繊維ろ紙を用いるとB.punmilus芽胞の生残曲線はペプトンやグリセリンが共存しても無添加の場合と一致した。しかし、担体としてガラス繊維ろ紙を用いると添加物の保護効果が現れ、無添加系、ペプトン添加系、ペプトン+グリセリン添加系の順に感受性は低下した。B.pumilus芽胞の電子線と$$gamma$$線に対する感受性には若干の差が認められた。即ち、$$gamma$$線では認められない小さな肩が電子線照射で現れ、また生残曲線の勾配から得られるD$$_{11}$$値は$$gamma$$線と比較して若干高い傾向があった。

論文

Radiation-induced copolymerization of vinylene carbonate with methyl trifluoroacrylate

乙幡 和重*; 渡辺 光崇; 石垣 功; 田畑 米穂*; 岡本 次郎

Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 22, p.3417 - 3421, 1984/00

-COOHや-OHの様な側鎮がある新規の機能性共重合体を作ることを目的に、$$^{6}$$$$^{0}$$Coからの$$gamma$$線を用いて、ビニレンカーボネート(VCA)をメチルトリフルオロアクリレート(MTFA)の共重合を行った。共重合の結果、VCAがMTFAと共重合することが判明し、その共重合挙動においては、共重合速度は照射線量率の0.92乗に比例し、見掛けの活性化エネルギーは、1.3kcal/molであるとわかった。また、共重合の組成は、両モノマーの仕込み組成(VCA/MTFA)で50/50-10/90の範囲において、50/50の組成にあり、反応性比は$$gamma$$(VCA)=0.29、$$gamma$$(MTFA)=0.07であった。共重合体の性質は、白色パウダー状であり、THF、Acetoneには可溶、水、ベンゼン等には不溶であり、その固有粘度は、30$$^{circ}$$CDMF溶液中で0.086dl/gで、共重合体は低分子量であることが判った。

論文

Radiation-induced copolymerization of methyl trifluoroacrylate with fluoroolefin

渡辺 光崇; 百瀬 隆*; 石垣 功; 田畑 米穂*; 岡本 次郎

Journal of Polymer Science; Polymer Letters Edition, 19, p.599 - 602, 1981/00

耐熱性、耐薬品性に優れたイオン交換膜の合成を目的として、メチルトリフルオルアクリレート(MTFA)と含フッ素オレフィンの共重合を行ない、得られた共重合体の諸性質を明らかにした。MTFA-含フッ素オレフィン共重合体の耐熱性はポリマー中のフッ素含有量の増大に伴なって向上する。しかし主鎖が完全にフッ素置換されたMTFA-テトラフルオルエチレン共重合体では、ポリマー中のエステル基の加水分解ができず、親水性をもつ含フッ素ポリマーへの転換は不可能であった。

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