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高橋 敏雄*; 富満 広; 牛神 義行*; 菊田 惺志*; 土井 健治; 星埜 禎男*
Physica B; Condensed Matter, 120, p.362 - 366, 1983/00
散乱角が動程度における中性子散乱強度を精密に測定する極小角中性子散乱測定装置を開発したので、これをPbO-SiO系のガラスに応用した結果を報告する。内容は次の通りである。1)石英ガラス(SiO)は極小角散乱を示さないが、これをJRR-2よりの熱中性子線により310/cm照射したものは、極小角散乱を示し、慣性半径310程度の大きさの構造不均一性が発生したことを示す。2)鉛ガラス(SiO-PbO)は、PbO濃度の60%程度までは極小角散乱を示さないが、70%にいたって慣性半径が10程度に相当する極小角散乱を示す。以上の結果の、ガラス構造に対するimploieationとともに、このような極小角領域における散乱実験技術上の問題点とその対応についても報告する。
高橋 敏男*; 富満 広; 牛神 義行*; 菊田 惺志*; 土井 健治
Japanese Journal of Applied Physics, 20(11), p.L837 - L839, 1981/00
被引用回数:6 パーセンタイル:44.1(Physics, Applied)原研JRR-2よりの熱中性子線により、48°2C、310/cmの照射を行なった石栄ガラスについて中性子極小角散乱を測定した。2枚の完全性の高いSi結晶板を平行におき1.9の熱中性子線の111と111のBragg反射が2枚の結晶板で同時におこるようにする。2回のBragg反射の後の中性子線束の角度巾は1.41秒であった。照射した石英ガラス板を2枚のSi結晶板の間に挿入すると角席巾は1.79秒にひろがった。これは照射によって石英ガラス内に回転半径が310程度の構造不均一性が生じたことを示す。未照射の石英ガラス板の挿入によっては中性子線束の角席巾の殆んど変わらない、照射によって作られる構造不均一性は光学顕微鏡によっても観察された。中性子線束のこのような微小な角席巾のひろがりは、極端に小さい角席領域における散乱であり、屈折によるものではないことが論証された。