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星野 勝明*; 石橋 喜朗*; 伊吹 正和*; 青木 裕*; 吉野 弘之*; 小沢 健二*; 山下 芳興*
PNC TN9410 88-029, 33 Pages, 1988/03
高速実験炉「常陽」における昭和58年度(58年4月1日59年3月31日)に発生した補修依頼についてまとめたので報告する。58年度は、57年11月から継続されているMK-2特性試験を58年7月まで行い、以後MK-2100MW定格運転が8月9日から9月30日及び10月12日から12月1日までの2サイクル実施された。また、12月からは、59年4月下旬完了を目標に、自主検査及び改造工事を含めた第4回定期検査が開始された。58年度の補修依頼発行件数は、335件で年々増加傾向をたどっている。これは、施設、機器等の経年変化に伴う老朽化が原因と思われる。系統別にみると、格納容器雰囲気調整系、二次冷却系、建家、補機冷却系、一次冷却系が上位を占めており全体に占める割合は、57年度以降より漸次増加傾向にある。また、補修原因箇所については、計器、バルブが減少し、それに変わり建家、ポンプ、モータが急増した点に以後注目したい。
佐藤 正明*; 戸沢 孝行*; 高杉 喜雄*; 米田 吉之*; 千田 豊一*; 山下 喜世*; 石橋 喜朗*
PNC TN941 84-34, 73 Pages, 1984/03
高速実験炉「常陽」1次純化系自動連続式プラギング計は昭和55年12月に設置して以来,フィルタ部の目詰りによる流量低下により,長期連続運転ができなかった。そのため昭和57年3月5月にかけてフィルタ部の改造工事を実施した。さらに改造工事終了直後に予熱ヒータ故障により配管内ナトリウムがフリーズし,そのメルト作業も実施した。これらの作業を通じて以下の結果・経験が得られた。自動連続式プラギング計は改造により適正流量か確保でき,長期連続運転が可能となった。系統内ナトリウムドレン方法およびドレン確認方法について留意すべき点を明らかにした。マイクロヒータによる配管内残留ナトリウムの溶融ドレン方法およびその有効性を確認した。ナトリウム配管溶接に際して留意すべき点を明らかにした。保温を順次施工する方法によりフリーズした配管内ナトリウムのメルトが確実にかつ安全に実施できることを確認した。