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延藤 遵*; 福田 和寛*; 佐藤 稔紀; 黒田 英高
トンネル工学報告集(CD-ROM), 16, p.1 - 8, 2006/11
瑞浪超深地層研究所の立坑は切羽を掘削後順次コンクリート覆工で巻き立てていくショートステップ工法で掘削している。本報ではこのショートステップ立坑における変形メカニズムを理解するために、覆工コンクリートが存在し、ゆるみの生じる地山における立坑切羽付近の岩盤と覆工コンクリートの力学挙動を予備的に解析し、その特徴を調べた。また、現場計測で、立坑切羽付近の各種挙動を計測し、その結果と予備解析結果の比較検討を行った。さらに、平面ひずみによる逆解析を試行し、ショートステップ立坑に対する適用性についても考察した。
山口 真基*; 藤井 義明*; 福田 和寛*; 松井 裕哉
no journal, ,
北海道幌延町北進地区に分布する新第三紀の珪質岩盤では、鉛直方向の岩盤物性に関して深度方向に急激な物性変化が見られる領域(以下、遷移帯と称す)が存在することがわかっている。このような物性変化は、初期応力状態にも何らかの影響を及ぼしていると思われるが、既往の水圧破砕法による応力測定では水平面内の最大・最小主応力の大きさと方向のみが特定されており、三次元的な応力状態に関するデータがない。そこで、岩石コアを用いた応力測定手法の一つであるDSCA法を適用し3次元応力状態を把握することを試みた。その結果、平均的な水平面内主応力方向は、水圧破砕の結果と、遷移帯では若干異なっており、硬質頁岩層では類似した。大きさは、最大主応力はDSCAの方がやや大きいものの最小主応力は類似していた。一方、三次元応力状態については、遷移帯の2つの供試体で最大主応力の大きさ・方向ともに互いにほぼ一致したが、硬質頁岩層では異なっていた。
真田 祐幸; 山口 真基*; 藤井 義明*; 福田 和寛*; 松井 裕哉
no journal, ,
現在、日本原子力研究開発機構は、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する研究開発の一環として、北海道幌延町で幌延深地層研究計画と呼ぶ地下研究施設(掘削深度500m)の建設を伴う研究プロジェクトを進めている。研究所設置地区及びその周辺の岩盤は地表から約500mまでの範囲で珪藻を起源とした新第三紀の堆積軟岩であり、上位層は珪藻質泥岩の声問層、下位層は珪質泥岩の稚内層で構成されていることがわかっている。堆積軟岩は等方圧縮により降伏する可能性があるため、本プロジェクトで対象とする幌延珪質岩が、等方圧の応力環境下で降伏しえるかを確認するため等方圧縮試験を実施したところ、珪藻質泥岩は等方圧で降伏し、この降伏の原因を、透水係数,有効空隙率,電子顕微鏡写真における降伏前後の変化から、空隙破壊によるものと判断した。