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論文

Citizen science observation of a gamma-ray glow associated with the initiation of a lightning flash

鶴見 美和*; 榎戸 輝掲*; 一方井 祐子*; Wu, T.*; Wang, D.*; 篠田 太郎*; 中澤 知洋*; 辻 直樹*; Diniz, G.*; 片岡 淳*; et al.

Geophysical Research Letters, 50(13), p.e2023GL103612_1 - e2023GL103612_9, 2023/07

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Geosciences, Multidisciplinary)

Gamma-ray glows are observational evidence of relativistic electron acceleration due to the electric field in thunderclouds. However, it is yet to be understood whether such relativistic electrons contribute to the initiation of lightning discharges. To tackle this question, we started the citizen science "Thundercloud Project," where we map radiation measurements of glows from winter thunderclouds along Japan's sea coast area. We developed and deployed 58 compact gamma-ray monitors at the end of 2021. On 30 December 2021, five monitors simultaneously detected a glow with its radiation distribution horizontally extending for 2 km. The glow terminated coinciding with a lightning flash at 04:08:34 JST, which was recorded by the two radio-band lightning mapping systems, FALMA and DALMA. The initial discharges during the preliminary breakdown started above the glow, that is, in vicinity of the electron acceleration site. This result provides one example of possible connections between electron acceleration and lightning initiation.

論文

Experiment and numerical simulation of pulsation flow in single channel for Li-7 enrichment technology development by MCCCE method

堀口 直樹; 吉田 啓之; 北辻 章浩; 長谷川 信*; 岸本 忠史*

Proceedings of 30th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE30) (Internet), 7 Pages, 2023/05

我が国のエネルギー安全保障の観点および環境負荷低減の観点から、軽水炉の連続運転が不可欠である。PWRの水質管理にはLi-7イオンを濃縮したpH調整剤が必要であり、Li-7濃縮技術の開発が重要課題の一つである。環境負荷の少ない技術としてマルチチャンネル向流電気泳動(MCCCE)法が開発されている。これを実用化するためには、チャネル内のLi-7イオン挙動を把握し、Li-7と他同位体を分離させるため実験条件を最適化する必要がある。本報告では、実機の単一チャンネル内のLi-7イオン挙動を把握することを目的に、原子力機構で開発した粒子追跡機能を有するCFDコードTPFIT-LPTをベースとしたイオン挙動の数値シミュレーション手法を開発した。本手法では、電場下のイオンの運動を、電場による速度を粒子に付加して運動させることで模擬した。同位体の運動の差異は付加速度の大きさを変更して表現した。また、個々のイオン挙動を実験計測することは不可能であるが、数値シミュレーションの検証の為に、バルク流体の流速を測定することが重要であると考えた。そこで、実機の単一チャンネルを簡略化したラボスケール実験装置を開発し粒子画像流速計測法(PIV)により流速を測定することとした。実験装置には、実機の実験条件の一つであり数値シミュレーションで難しい条件の一つである脈動流条件を設定し、流速を測定した。結果として、脈動流が再現されることを確認した。この脈動流の実験データを数値シミュレーションの入口境界条件として設定し、数値シミュレーションを実施した。この結果として、電場の影響を受けたイオンが脈動しながら上流へ移動することを確認した。また、電場下の同位体の挙動の差異も確認した。

論文

Stability of montmorillonite edge faces studied using first-principles calculations

佐久間 博*; 舘 幸男; 四辻 健治; 末原 茂*; 有馬 立身*; 藤井 直樹*; 河村 雄行*; 本田 明

Clays and Clay Minerals, 65(4), p.252 - 272, 2017/08

 被引用回数:2 パーセンタイル:16.47(Chemistry, Physical)

層電荷0.33及び0.5を有する4種類のモンモリロナイト・エッジ表面(110), (010), (100)及び(130)の構造と安定性を評価するため、密度汎関数理論に基づく第一原理計算手法を用いて調べた。特にモンモリロナイト層状体が積層した場合の影響を調べるため、単層モデルと積層モデルを設定して、エッジ表面の安定性を比較した。ほとんどのケースで、層状体間の水素結合により、表面エネルギーは単層モデルよりも積層モデルの方が低くなり安定化する。このことは、エッジ面の表面エネルギーは膨潤状態に依存することを示唆している。エッジ面(010)及び(130)の最も低い表面エネルギーは、エッジ面近傍にMgイオンが露出することにより実現される。これらのエッジ面は、エッジにおける局所的な負電荷によって、カチオンに対する強い吸着サイトを有する。

報告書

財務・契約系情報システム改修に関する技術報告

木村 英雄; 青柳 哲雄; 佐藤 泰一; 酒井 学; 日笠 直樹*; 鈴木 仁; 辻 実

JAEA-Technology 2011-027, 31 Pages, 2011/09

JAEA-Technology-2011-027.pdf:2.16MB

原子力機構の基幹業務システムである財務・契約系情報システム(平成17年10月運用開始)は、運用開始当初より機構独自機能の肥大化と構造上の問題に起因するライフサイクルコスト高や、応答性,拡張性の問題等が顕在化した。これらの問題を解決するため、システムの更新にあたり、(1)業務の見直しによる機構独自機能の最小限化、市販パッケージの改造の完全排除、(2)システムのサブシステムの疎結合集合体化、サブシステム間のインタフェースの明確化、(3)分離調達、を実施した。これらの実施により、コスト削減とシステムの性能改善・拡張性向上を達成した。以上の手法は、オープンプラットフォーム、市販パッケージ、分離調達に潜む共通課題の解決に資するものであり、機構以外のさまざまな組織における業務システムの開発,整備に対しても有用である。

論文

Topotactic synthesis and crystal structure of a highly fluorinated Ruddlesden-Popper-type iron oxide, Sr$$_{3}$$Fe$$_{2}$$O$$_{5+x}$$F$$_{2-x}$$ (x $${approx}$$ 0.44)

辻本 吉廣*; 山浦 一成*; 林 直顕*; 樹神 克明; 井川 直樹; 松下 能孝*; 勝矢 良雄*; 白子 雄一*; 赤荻 正樹*; 室町 英治*

Chemistry of Materials, 23(16), p.3652 - 3658, 2011/08

 被引用回数:27 パーセンタイル:61(Chemistry, Physical)

トポタクティック合成法を用いることで、従来法よりもフッ素含有率の高いRuddlesden-Popper型鉄酸化物を合成することに成功した。粉末中性子回折,放射光X線回折及び$$^{57}$$Feメスバウアー法によってその結晶構造を解析したこところ、合成した物質は化学式がSr$$_{3}$$Fe$$_{2}$$O$$_{5+x}$$F$$_{2-x}$$(x$${approx}$$0.44)であり、室温における格子定数が${it a}$=0.387264(6)nm及び${it c}$=2.13465(6)nm、陰イオン欠陥のない正方晶オキシフッ化ペロブスカイト型構造を有する新規物質であることがわかった。また、この物質中でフッ素イオンは酸化物イオンとともに、鉄を中心とした四角錐の頂点に位置する結晶サイトを選択的に占有することを明らかにした。

論文

Development of Nb$$_{3}$$Al superconductors for ITER

綾井 直樹*; 山田 雄一*; 三雲 明*; Ito.M*; 大松 一也*; 佐藤 謙一*; 小泉 徳潔; 安藤 俊就; 松井 邦浩; 杉本 誠; et al.

IEEE Transactions on Applied Superconductivity, 9(2), p.2688 - 2691, 1999/06

 被引用回数:4 パーセンタイル:36.4(Engineering, Electrical & Electronic)

ITER-EDAの一環として、Nb$$_{3}$$Al超電導線の開発を行った。本開発では、大量生産用のビレット(素線単長16km相当分)を使用して、高臨界電流性能、低抵抗安定化銅を達成することを目的とした。開発の結果、1500m単長歩留70%を達成した。また、臨界電流性能は、12T,4.2Kの条件にて600A/mm$$^{2}$$を、安定化銅抵抗は1.6$$times$$10$$^{-10}$$$$Omega$$mを達成した。

論文

Development of Nb$$_{3}$$Al superconductors for International Thermonuclear Experimental Reactor (ITER)

山田 雄一*; 綾井 直樹*; 三雲 明浩*; 伊藤 睦*; 林 一彦*; 高橋 謙一*; 佐藤 謙一*; 小泉 徳潔; 安東 俊郎; 松井 邦浩; et al.

Cryogenics, 39(2), p.115 - 122, 1999/00

 被引用回数:39 パーセンタイル:82.96(Thermodynamics)

ITER-EDAの一環で、Nb$$_{3}$$Al素線の大量生産用技術を開発した。製作した素線の臨界電流値は12Tの磁場にて600A/mm$$^{2}$$以上、$$pm$$3Tの磁場変動に対するヒステリシス損失は、600mJ/cc以下となった。また、Nb$$_{3}$$Alフィラメントの配置を最適化することによって安定化銅の比抵抗を1.5$$times$$10$$^{-10}$$$$Omega$$m以下とすることができた。1500m以上の単長歩留は70%を達成することに成功しており、これは世界的にもNb$$_{3}$$Al素線の大量生産のはじめての成功である。

論文

Development of a 13-T and 40-kA Nb$$_{3}$$Al conductor for toroidal coils of fusion reactors

小泉 徳潔; 安藤 俊就; 杉本 誠; 高橋 良和; 辻 博史; 島本 進; 山田 雄一*; 三雲 明*; 綾井 直樹*

Fusion Engineering and Design, 41, p.277 - 281, 1998/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:60.32(Nuclear Science & Technology)

Nb$$_{3}$$AlはNb$$_{3}$$Snに比してひずみに対して、臨界電流性能の劣化が小さいという性質を有する。このため、トロイダルコイルの製作には適した導体である。本利点に着目して、原研では1986年以来Nb$$_{3}$$Alの開発を行ってきた。現在、Nb$$_{3}$$Snと同等の臨界電流性能(600-700A/mm$$^{2}$$ at 12T)を到達するに到った。また、大電流Nb$$_{3}$$Al導体の試験結果から、12Tにて120kAの臨界電流性能を達成できることが実証された。これらの結果から、Nb$$_{3}$$Al導体がトロイダルコイルへ応用できることが実証された。一方、現在、ITER-EDAのタスクとしてNb$$_{3}$$Alインサートコイルの製作を行っている。これによりNb$$_{3}$$Al導体をITER-TFコイルに応用できることを実証する。

論文

Improvement of critical current density and residual resistivity on Jelly-roll processed Nb$$_{3}$$Al superconducting wires

綾井 直樹*; 三雲 明*; 山田 雄一*; 高橋 謙一*; 佐藤 謙一*; 小泉 徳潔; 安藤 俊就; 杉本 誠; 辻 博史; 奥野 清; et al.

IEEE Transactions on Applied Superconductivity, 7(2), p.1564 - 1567, 1997/06

 被引用回数:7 パーセンタイル:52.54(Engineering, Electrical & Electronic)

Nb$$_{3}$$Al超電導線では、素線間の結合損失を低減する必要から、素線表面をクロムにてメッキする。クロムメッキは素線熱処理時に、安定化銅を汚染する。安定化銅の汚染防止のために、素線内の超電導体の配置を変更した。これにより、ITER仕様値である安定化銅の抵抗値1.5$$times$$10$$^{-10}$$$$Omega$$mを達成することができた。また、超電導体の構造を最適化させることによって、臨界電流値も向上させることができた。

報告書

燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)核燃料調製設備の概要

杉川 進; 梅田 幹; 石仙 順也; 中崎 正人; 白橋 浩一; 松村 達郎; 田村 裕*; 河合 正雄*; 辻 健一*; 館盛 勝一; et al.

JAERI-Tech 97-007, 86 Pages, 1997/03

JAERI-Tech-97-007.pdf:3.27MB

本報告書は燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)の定常臨界実験装置(STACY)及び過渡臨界実験装置(TRACY)で使用する溶液燃料の調製を行うことを目的とした核燃料調製設備について述べたものであり、酸化物燃料の溶解系、溶液燃料の調整系、精製系、酸回収系、溶液燃料貯蔵系等の設備に関して、工程設計条件、主要機器の設計諸元を示すとともに、臨界、火災・爆発等の安全設計についての考え方をまとめたものである。

報告書

平成8年度東海事業所研究開発等成果報告会資料集(安全管理)

辻村 憲雄; 堀内 信治; 中野 政尚; 清水 義雄; 吉田 忠義; 米澤 理加; 小圷 直樹

PNC TN8410 98-023, 133 Pages, 1997/02

PNC-TN8410-98-023.pdf:3.35MB

本資料集は、平成8年度東海事業所研究開発等成果報告会開催計画に基づき、平成9年2月12日に開催した「安全管理」分野の報告会に係わる資料をとりまとめたものである。今回は、「安全管理」分野の報告(8件)の他に、東京大学工学部システム量子工学科、中澤正治教授に「放射線屋の夢と希望-放射線計測に関する最先端技術-]と題して特別講演をお願いした。なお、本資料集は関係者に配布、周知するとともに、今後の安全研究の推進・実施に反映させることを期待するものである。また、このうちの一部は、日本保健物理学会研究発表会での発表内容を含むものである。

論文

Development of practical Nb$$_{3}$$Al/Cu multifilamentary superconducting strand

三雲 明*; 綾井 直樹*; 山田 雄一*; 高橋 謙一*; 佐藤 謙*; 小泉 徳潔; 杉本 誠; 安藤 俊就; 辻 博史; 島本 進

Proc. of 16th Int. Cryogenic Engineering Conf. /Int. Cryogenic Materials Conf., 0, p.1673 - 1676, 1996/00

核融合炉用Nb$$_{3}$$Al超電導線の開発を行い、臨界電流密度600A/m$$^{2}$$r(12T)、比抵抗1.5$$times$$10$$^{-10}$$$$Omega$$mの素線開発に成功した。また、1000m伸線単長での歩留率は66%に達した。

論文

Improvement of critical current density and residual resistivity on jelly-roll processed Nb$$_{3}$$Al superconducting wires

綾井 直樹*; 三雲 明*; 山田 雄一*; 高橋 謙一*; 佐藤 謙*; 小泉 徳潔; 安藤 俊就; 杉本 誠; 辻 博史; 島本 進

Proc. of 16th Int. Cryogenic Engineering Conf. /Int. Cryogenic Materials Conf., 0, p.1677 - 1680, 1996/00

Nb$$_{3}$$Al超電導線では、その表面とクロムプレートした場合には、熱処理時にクロムにより安定化銅の比抵抗が劣化する。超電導線断面内のNb$$_{3}$$Alフィラメントの配置を円周近傍によせることにより、クロムによる銅の劣化を防止することができた。また、本構造を用いた素線で715A/mm$$^{2}$$の高い臨界電流値を得ることができた。

論文

動き出す燃料サイクル安全工学研究施設; NUCEF計画の現状と展望

辻野 毅; 内藤 俶孝; 前田 充; 妹尾 宗明; 星 三千男; 井沢 直樹; 竹下 功; 板橋 隆之; 岡崎 修二; 土尻 滋

原子力工業, 40(5), p.9 - 59, 1994/00

本特集は、NUCEF施設の完成を契機に、NUCEF計画のねらい、NUCEFにおける研究計画、建設・整備の経緯、施設の概要と安全性、及びNUCEF計画の今後の展開について、まとめて報告するものである。

論文

Safety research programs in NUCEF for fuel cycle back-end facilities

辻野 毅; 竹下 功; 井沢 直樹; 板橋 隆之

Topical meeting,Safety of the Nuclear Fuel Cycle, 0, p.124 - 137, 1994/00

原研では、NUCEF(燃料サイクル安全工学研究施設)の建設・整備が終了し、平成6年度後半のホット試験をめざし、コールドの特性試験等を進めている。燃料サイクル施設の安全確保に資するため、NUCEF施設、研究計画と臨界、閉じ込め、事故評価等の安全基盤充実への寄与について、講演する。(1)燃料サイクル安全確保の留意点 (2)NUCEF施設 (3)NUCEFにおける研究計画 (4)安全審査指針と工学安全性技術基盤充実への寄与 (5)安全性研究の進め方

口頭

Na冷却炉に適用するポンプ組込型IHXの開発,2-1; ポンプ振動試験

早船 浩樹; 相澤 康介; 辻田 芳宏*; 森田 英之*; 澤 直樹*

no journal, , 

高速炉実用化戦略調査研究で、実用化高速炉の主概念と選定されたナトリウム冷却高速炉に導入した革新技術の一つであるポンプ組込型IHXの開発を実施している。ポンプ組込型IHXの技術課題は、ポンプからIHX伝熱管に伝わる振動により発生する伝熱管の摺動・摩耗を防止することであり、その防止策として解析による設計により、機器内の振動伝達を制御する設計手法を提案している。本設計手法を確立するために、1/4スケールの試験体を用いた振動伝達試験を実施している。本報告では、1/4スケール試験体を用いたポンプ振動試験を実施し、機器共振点を越える運転履歴を達成したこと、機器各部の振動スペクトルの分析によりポンプ加振による応答モード,運転中の機器固有モードを分析評価したことを報告する。

口頭

Neutron scattering study toward to development of energy-efficient environment-friendly refrigeration technology

北澤 英明*; 河村 幸彦*; 間宮 広明*; 寺田 典樹*; 鈴木 博之*; 辻井 直人*; Doenni, A.*; 金子 耕士; 目時 直人; 井川 直樹; et al.

no journal, , 

冷凍機の高性能蓄冷材としての用途が期待されるHo$$_5$$Pd$$_2$$と希薄スピネルフェライトについて、JRR-3における粉末中性子回折実験の結果を報告する。100K以下で、k=(0.18, 0.18, 0.18)の秩序ベクトルを伴う磁気ピークを観察した。ピーク線幅は最低温度5Kでも非常に広く、この物質は低温で長波長のモジュレーションを伴った短距離秩序が生じることが明らかとなった。

口頭

層状鉄酸フッ化物のトポタクティック合成と結晶構造

辻本 吉廣*; 山浦 一成*; 松下 能孝*; 室町 英治*; 林 直顕*; 樹神 克明; 井川 直樹; 白子 祐一*; 赤荻 正樹*

no journal, , 

本研究では、アニオン格子とフッ素化試薬の関係を調べるために、Ruddlesden-Popper型層状物質Sr$$_{3}$$Fe$$_{2}$$O$$_{7-delta}$$のフッ素化反応とその結晶構造を調べた。本研究では、フッ化剤としてテフロンポリマー(-C$$_{2}$$F$$_{4}$$-)を、前駆体としてSr$$_{3}$$Fe$$_{2}$$O$$_{6.82}$$を用い、そのフッ素化反応の検討を行った結果、これまでの報告よりも多くのフッ素が導入されたSr$$_{3}$$Fe$$_{2}$$O$$_{5.44}$$F$$_{1.56}$$を合成することに成功した。中性子回折法及び$$^{57}$$Feメスバウアー法による解析の結果、この物質中のフッ素アニオンは選択的に頂点サイトを占有し、これを反映してFeは正方ピラミッド配位をとることがわかった。本発表ではさらに詳細な反応機構や結晶/磁気構造等についても報告する。

口頭

Local structure of BaSn$$_{0.5}$$In$$_{0.5}$$O$$_{2.75}$$ as electrolyte for solid oxide fuel cell analyzed by EXAFS and neutron powder diffraction

井川 直樹; 樹神 克明; 田口 富嗣*; 辻 卓也; 松村 大樹; 吉井 賢資

no journal, , 

燃料電池材料BaSn$$_{0.5}$$In$$_{0.5}$$O$$_{2.75}$$の局所構造解析を中性子回折法およびEXAFS法を用いて実施した。中性子回折法による構造解析では、本材料の空間群は${it Pm}$-3${it m}$であり、SnとInは同一サイトをランダムに占有しているとの結果を得た。しかしながら、EXAFS解析では、In-O間距離とSn-O間距離は異なっており、また、水素を導入すると、In-O間距離は増加するが、Sn-O間距離は変化しないといった結果が得られた。これらの結果は、本材料中では局所的にSnとInは別のサイトを占有することを示しており、本材料における局所的な構造は平均構造から乖離していることを示唆している。本発表では、BaSn$$_{0.5}$$In$$_{0.5}$$O$$_{2.75}$$の局所構造の詳細を議論する。

口頭

MCCCE法を用いたリチウム-7濃縮技術開発,3; 単チャンネル試験による脈動流の評価と数値シミュレーション

堀口 直樹; 吉田 啓之; 北辻 章浩; 福森 麻衣*; 竹村 友紀*; 長谷川 信*; 岸本 忠史*

no journal, , 

軽水炉冷却材の水質管理において、安全保障や環境問題を考慮したLi-7濃縮技術の開発が重要である。これらの面で革新的なマルチチャンネル向流電気泳動(MCCCE)法を実用化するためには、流路内のイオン挙動を把握する必要がある。本報では、濃縮実験装置の一部である単一チャンネルに着目して、内部のイオン挙動の把握を目的とした流動試験と、数値シミュレーションを実施した結果を述べる。模擬流体として水を用い、ポンプにより脈動を与えた流動試験により、流路内にポンプの駆動周波数よりも高周波の脈動が生じることを確認した。また、CFD手法をもとに、電場が付与されたイオンの運動を、相当する付加速度が加えられる微粒子として追跡する、イオン挙動数値シミュレーション手法を構築した。試験で取得した脈動のデータを入口条件に設定し、脈動流中を移動するイオン挙動を再現した。

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