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石丸 恒存; 郡谷 順英; 松村 修治*
JNC TN7420 2002-002, 158 Pages, 2002/10
本業務は、地震動の影響に関する研究の一環として、(株)熊谷組が宮城県・福島県太平洋沿岸地域に設置している強震アレー観測システムのうち、宮城県柴田町に位置するセンターアレーで観測された地震記録を用い、地下深部地表における加速度振幅の増幅特性について検討することを目的に実施したものである。観測地震から得られた加速度波形を用い、最深観測点を基準とした場合の最大加速度振幅の増幅率及び実効値の増幅率を算定し、釜石鉱山での解析データと比較することにより地震動の増幅特性を検討した。その結果は以下のとおりである。・最大加速度振幅および加速度波形の実効値から算定した増幅率は、いずれも軟岩層ではほぼ一定であるが、地表面付近の洪積・沖積層では軟岩層中の増幅率に比べ34倍程度の値を示す。また、実効値の増幅率は、最大加速度振幅から求めた増幅率よりもばらつきは小さい。・今回の解析結果と核燃料サイクル開発機構殿が実施した釜石鉱山の解析結果と比較すると、観測地点の岩種及び地質構造等が違うが、両地点とも岩盤中での増幅率は比較的小さく、地表面に近づくにしたがい、その値は大きくなる傾向を確認することができた。
郡谷 順英*; 野原 壯; 今泉 俊文*; 渡辺 満久*; 堤 浩之*; 千田 昇*
活断層研究, (19), p.3 - 12, 2000/00
活断層マップワーキンググループ(1999)は、新たに4万分の1の空中写真を用いて、後期更新世以降の断層変位地形を重視する厳密な基準で活断層の判読作業を実施し、その結果を2万5千分の1の地形図に記載することで日本列島全域の詳細活断層図を作成した。さらに、設定された活断層については、2万分の1あるいはより縮尺の大きな空中写真の判読結果や現地調査で得られた結果から、活断層の活動性を評価するための属性情報(変位量、変位基準の年代、変位の向きなど)を整備している。また、新しい試みとしてこれらのデータをデジタル化して地理情報データベースを構築し、活断層研究および地震学・地震工学などの関連分野の基礎的な資料として整備しつつある。本論文では,このデジタル化されたデータに基づいて新たに「200万分の1の日本列島活断層図」を編纂し、さらにデータベース中の属性データを用いて日本列島に発達する活断層の過去数十万年間の活動の特徴を検討するとともに、将来の断層運動についていくつかの予測を試みた。
野原 壯; 郡谷 順英*
活断層研究, (19), p.23 - 32, 1999/00
日本列島スケールで過去数十万年間の断層活動の特徴を推定するため、最新の活断層データベースを用いて、過去数十万年間の断層活動による地殻の水平方向の歪速度を解析し、その結果を既存文献に示されている歪速度と比較検討した。最新の活断層データベースを用いて求めた歪速度は、Kaizuka and Imaizumi(1984)が「日本の活断層」のデータから求めた結果と整合的である。このことから、第四紀と過去数十万年間の主な断層活動はほぼ同様といえる。また、活断層による歪速度の分布の傾向と、GPS観測結果から求めた歪速度の分布の傾向は、太平洋沿岸地域を除く多くの地域で一致するが、活断層による歪速度は、GPSから求めた値(10-7/年)より1オーダー以上小さいことが判明した。
郡谷 順英*; 野原 壯; 隈元 崇*; 東郷 正美*; 渡辺 満久*; 堤 浩之*
活断層研究, (19), ,
活断層マップワーキンググループ(1999)は、新たに4万分の1の空中写真を用いて、後期更新世以降の断層変位地形を重視する厳密な基準で活断層の判読作業を実施し、その結果を2万5千分の1の地形図に記載することで日本列島全域の詳細活断層図を作成した。さらに、認定された活断層については、2万分の1あるいはより縮尺の大きな空中写真の判読結果や現地調査で得られた結果から、活断層の活動性を評価するための属性情報(変位量、変位基準の年代、変位の向きなど)を整備している。また、新しい試みとしてこれらのデータをデジタル化して地理情報データベースを構築し、活断層研究および地震学・地震工学などの関連分野の基礎的な資料として整備しつつある。 本論文では、このデジタル化されたデータに基づいて新たに200万分の1の活断層図を編纂し、紹介する。