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武田 全康; 加倉井 和久; 須永 和晋*; 角田 匡清*; 高橋 研*
no journal, ,
FeN化合物は、純鉄の飽和磁化を越える巨大磁気モーメントを持つとの報告があるが、その定量的な値は実験的に確定しているとは言い難い状況である。また、その起源に関しても、bct構造を持つFeNの中で、Nが規則配列した相に起源があるとする説が提唱されてはいるが、実験的にもバンド計算でも、否定的な見解が出されており解明には至っていない。この薄膜の飽和磁気モーメントの大きさを定量的に決定するために行った偏極中性子回折実験の結果について発表する。
武田 全康; 加倉井 和久; 須永 和晋*; 角田 匡清*; 高橋 研*
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FeN化合物は、純鉄の飽和磁化を越える巨大磁気モーメントを持つとの報告がある。しかし、これまで公表されている飽和磁化の値には純鉄程度から巨大磁気モーメントまで、大きなばらつきがあり、その定量的な値は実験的に確定しているとは言い難い状況である。また、その起源に関しても、bct構造を持つFeNの中で、Nが規則配列した"相に起源があるとする説が提唱されてはいるが、実験的にもバンド計算でも、否定的な見解が出されており解明には至っていない。そこで、磁化の大きさを正確に決めることのできるJRR-3に設置されているTAS-1偏極中性子回折計を用いて、この薄膜の飽和磁気モーメントの大きさを定量的に決定した結果、FeN薄膜中のFeの飽和磁化は純鉄とそれほど大きく違わないことがわかった。
武田 全康; 加倉井 和久; 須永 和晋*; 角田 匡清*; 高橋 研*
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強磁性体である"-FeNは、2.9Tにも及ぶ巨大磁気モーメントの存在が示唆されており、高密度磁気記録材料として有望視されている物質である。しかし、均一な単相試料を作成するのは容易でなく、これまで十分に再現性のあるデータが得られていなかった。最近、新しい窒化方法及び作成方法が実用化され、均一な薄膜試料,微粒子形状の試料が得られるようになり、磁化測定やMssbauer分光法などによる定量的な評価が可能になってきた。中性子回折法は、ここで改めて言うまでもなく、磁気構造を調べるのに最も強力な手法である。ここでは、"-FeNの薄膜試料に対して行った偏極中性子回折実験について報告する。
武田 全康; 加倉井 和久; 須永 和晋*; 角田 匡清*; 高橋 研*
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強磁性体であるFeNは、2.9Tにも及ぶ巨大磁気モーメントの存在が示唆されており、高密度磁気記録材料として有望視されている物質である。しかし、均一な単相試料を作成するのは容易でなく、これまで十分に再現性のあるデータが得られていなかった。最近、新しい窒化方法及び作成方法が実用化され、均一な薄膜試料が得られるようになり、磁化測定やMssbauer分光法などによる定量的な評価が可能になってきた。本講演では、FeNの薄膜試料に対して、巨大磁気モーメントの検証を目的として行った偏極中性子回折実験について報告する。