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原田 秀郎; 高山 直毅; 米田 政夫
Journal of Physics Communications (Internet), 4(8), p.085004_1 - 085004_17, 2020/08
原子炉を用いた放射化分析などで重要な中性子共鳴積分値を高精度化するため、熱外中性子スペクトルの新しい近似を定式化した。近似式の導出に当たっては、はじめにモンテカルロ計算コードMVP-3を用いて参照解となる中性子スペクトルを計算し、これから 型の関数型を導出した。従来の近似式に比較し、導出した関数型は、中性子共鳴積分値を高精度に決定できることを示した。この検討は、過去にJRR-3で行われたCsの中性子共鳴積分値の測定データに基づき行われた。また、提唱した近似式に導入したパラメータ及びを実験的に決定するため、3種類のフラックスモニター(Au, Co及びZr)を用いる手法を提唱するとともに、解析手法を定式化した。
高山 直毅; 長家 康展; 山本 俊弘*
no journal, ,
原子炉内で形成されたクラッドなどによる燃料構造材への損傷を防ぐには、クラッドの堆積による炉内の水の流れの減少、妨害を初期段階で検知することが有効だと考えられる。水流速を推定する方法として以前から中性子雑音法が存在するが、気泡を含む水流を模擬した体系について、時間依存モンテカルロ法による解析は行われていなかった。そこで、時間と共に気泡位置が変化する解析体系を考え、時間依存モンテカルロ法を用いて中性子の時系列データを取得、中性子雑音法を用いて水流速を推定するシミュレーションを行っている。今回は2つの検出器間の相互相関関数CCFと相互パワースペクトルCPSDを用いて水流速を推定し、これら手法の適用範囲を調べるため、気泡直径をパラメータに解析を行った。ボイド率、水流速、検出器間距離を固定し、気泡直径を変化させて解析を行ったところ、気泡直径が小さくなると水流速推定が困難になる傾向を確認した。今後は水流速やボイド率等が推定精度に与える影響を調べる予定である。
高山 勝巳*; 広瀬 直毅*; 川村 英之; 清水 大輔*; 渡邊 達郎*
no journal, ,
原子力機構では日本海における汚染物質等の移行挙動を再現・予測するために、日本海を対象とした海洋大循環モデルを開発している。これまでの研究により、日本沿岸の潮位計データを数値モデルに同化することで沿岸域の海況の再現性を高めることが確認された。本研究では、人工衛星海面高度計データ・現場水温塩分データ・潮位計データを数値モデルに同化する効果を定量的に解析した。その結果、これらのデータを同化することが、海況の再現性を高めるのに有効であることがわかった。
高山 直毅; 原田 秀郎; 米田 政夫
no journal, ,
原子炉内中性子による放射化量を高精度に決定するための基礎研究として、JRR-3のHR-1照射孔における中性子束の照射位置依存性を、MVP-3を用いて計算した。計算結果に基づき、照射試料と中性子束をモニターするための金属箔との位置のずれが、放射化量導出に与える影響を評価した。この結果、熱外中性子成分について有意な効果が確認された。放射化量評価や中性子断面積導出に与える影響について議論する。