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高須 宏雄*
PNC TN9410 90-063, 117 Pages, 1990/03
高速実験炉「常陽」の計測制御系統施設の一部である核計装設備は,昭和52年4月よりその使用を開始して以来,現在まで10年以上にわたり運転を継続してきた。しかし,近年において設備の老朽化が目立ちはじめ,部品交換やトラブル対策の頻度も多くなってきている。このため核計装設備の重要度と特殊性を考慮し,より一層の信頼性の向上をはかって原子炉の安全な運転に寄与すべく設備の更新を実施した。更新した機器は中間出力系モニタ,線形出力系モニタ及びこれらの付属機器1式である。これらのハードウェアの設計にあたっては,これまでの運転・保守経験を反映して充分な信頼性と保守性の向上をはかった。更新後の運転では,核計装設備として必要な設計通りの性能を有していることが確認された。また,保守性向上によるメンテナンスコストの低減もはかることができた。本報告書では近年における核計装設備の保守履歴と,更新にあたって実施したエンジニアリングの内容について述べる。
永井 昌幸*; 高須 宏雄*; 佐藤 聡*; 飛田 茂治; 則次 明広*; 川部 浩康*; 寺内 嗣夫*
PNC TN9410 88-023, 41 Pages, 1988/02
本報告書は、昭和52年の初臨界以来、順調に運転継続されている高速実験炉「常陽」における核計装設備の運転・保守履歴についてまとめたものであり、昭和61年までに得られた主な成果は下記のとおりである。(1)中性子検出器の最大照射量は、核分裂計数管で5.3010E17nvt、ガンマ線補償型電離箱で9.3010E16nvtである。(2)起動系及び中間系の核分裂計数管5体の内、4体は、動燃事業団も参画して開発された国産検出器に交換され運転中である。(3)起動系、中間系、出力系の3系統で構成される核計装設備は、1デケイド以上のオーバラップ特性を有し良好である。
高須 宏雄*; 時田 光彦*; 宮口 公秀; 遠藤 順一*
PNC TN941 83-118, 58 Pages, 1983/07
原子炉格納容器雰囲気調整系は格納容器内雰囲気の冷却を行なう系統である。本系統はこれまで2台のターボ冷凍機(うち1台は予備)を使用して運転を行なってきた。しかし,原子炉出力100MW運転時に格納容器内で発生する熱負荷に対応するためと,ターボ冷凍機の安定運転に支障となる格納容器床上(常時空気雰囲気)区域の負荷変動の問題を解決する必要が生じたため格納容器雰囲気調整系から格納容器床上区域分の熱負荷を分離し,新たに専用の床上冷凍設備を追加設置した。この結果,既設のターボ冷凍機は床下区域専用となり,原子炉出力100MW運転時の熱負荷に対し1台のみで連転を行なうことが可能となったため常時予備を確保することができるようになった。また,ターボ冷凍機の安定運転の確保および床上の負荷変動に対処することが可能となった。本報告は格納容器雰囲気調整系に新たに追加設置した床上冷凍設備の概要,性能検査とその結果,運転等についてまとめたものである。
姫野 嘉昭; 金沢 光雄*; 高須 宏雄*; 井口 達郎*
PNC TN941 82-268, 14 Pages, 1982/12
「もんじゅ」では一次冷却系の各機器,配管類からのNa微小漏洩の早期検主を目的に,漏洩検出系の開発が進められている。そこでは検出系の検出遅延時間および検出下限の評価のため,現在各方面で進められているR&Dのデータとともにエアロゾル発生速度データが必要とされている。本試験では「もんじゅ」の格納容器内窒素零囲気を模擬した下記の試験条件でこのエアロゾル発生速度を測定した。Na温度‥200550、H/2中のH/2O濃度‥0.04%1.0%、H12中のO/2濃度‥0.1.5,3.0%、Na表面積‥20と80cm2、測定で得た結果によると,はO/2,濃度には敏感であるがH/2O濃度による変化は少く,Arカバーガス中へのNa蒸発率eと類似なNa温度依存性を示すことが明らかにされた。
姫野 嘉昭; 高須 宏雄*; 金沢 光雄*; 井口 達郎*
PNC TN941 82-197, 32 Pages, 1982/09
Naエアロゾルのin-situ粒径測定器としてレーザを使用する方式を選び,その開発の可能性を調べるための基礎試験を行った。測定原理は静止ガス中の粒子の重力沈降速度をレーザドップラー法で測定し,得られた速度データをStockesの式で粒径に換算するものである。また被測定粒子はこれまで取扱の経験があるNaミストを用いた。試験は大きく二つに分かれる。第一段階ではカスケードインパクタを用いてNaミストの粒径分布を測定し,更にNaミスト用に改造したABCコードを用いて粒径分布解析を行い,実測した粒径分布の妥当性を検討した。第2段階ではこのようにして得られた粒径分布を基準データとして,レーザを用いたNaミスト粒径の測定を行った。今回の試験ではレーザ法による粒径検出範囲は約1m以上であった。エアロゾル測定器としては約0.5mまで測定できる必要があるが,このためには測定器の信号処理法を改善する必要が認められた。
高須 宏雄*; 磯崎 三喜男*; 姫野 嘉昭; 井口 達郎*
PNC TN941 81-73, 270 Pages, 1981/04
FBRの試験研究において,試験装置の設計および実験データの解析のため種々の物性値を頻繁に使用する。本報告は比較的使用頻度の高い物性値を図表にまとめ,利用の便利さを計ることを目的とし作成した。本報告の内容は,ナトリウム,アルゴン,ヘリウム,304ステンレス鋼,36ステンレス鋼,および21/4Cr―1Mo鋼の物性値を最高温度800までの範囲にわたって示したもので,PNC報告書「ナトリウム物性値の実用計算式」N94175-19の内容を増補改訂したものである。
高須 宏雄*; 姫野 嘉昭; 高橋 淳*; 高橋 英一*
PNC TN941 75-19, 162 Pages, 1975/03
期間1974年1月1974年12月▲目的ナトリウム技術研究開発の過程で設計および実験データ解析に必要なナトリウム物性値表を作成し,実用上の便を計る。▲要旨ナトリウム物性値に関する実験式として従来から各種の式が提案されており,おのおのの式から求めた同一物性値間にもわずかではあるが相異がみられ,実験データ解析時にこれらの相異は誤差となって含まれてくる。本報では各種物性値について現時点で最も信頼性が高いと推定される実験データをまとめ,これらを基に物性表と物性値グラフを作成した。集録した物性値は使用頻度の高い23種類について1001200の間1間隔で表とした。また,簡易利用のためにはそれぞれの物性値をグラフとし添付した。▲