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小野 傳*; 奥野 孝晴*; 安藤 茂*; 池田 和隆*; 佐藤 徹*; 黒浜 忠一*
JNC TJ7420 99-008, 400 Pages, 1999/03
岐阜県東濃地区の南北約10km、東西約10kmの地区内において、地区の地質および地質構造を明らかにする目的で、「ヘリコプターによる空中物理探査」を実施した。本探査では空中電磁探査法、空中磁気探査法、空中VLF探査法ならびに空中自然放射線探査法による4種類の測定を行った。探査の主要な結果としては、空中磁気探査では、探査地区内に弱い磁気異常帯を認めたこと、空中電磁探査では、中新統瑞波層群の堆積岩の分布、特にチャンネル構造が摘出できたこと、空中自然放射線探査では、花崗岩の露出部分とその分類、および堆積層の特徴が明らかにできたことが挙げられる。これらの解析結果は、長期間のウラン探査によって集積された当地区の地質学的知見ときわめて良好に一致し、言いかえれば、磁気・電磁・放射線測定からなる本空中探査法は基盤岩および堆積岩の双方において、その解明の有効な探査手段となることが本探査によって確かめられた。
小野 傳*; 奥野 孝晴*; 安藤 茂*; 池田 和隆*; 佐藤 徹*; 黒浜 忠一*
JNC TJ7420 99-002, 420 Pages, 1999/02
本探査はヘリコプターを用いた空中物理探査において、最適なデータを取得する条件を確認することを目的に実施した。岐阜県東濃地域の4km sup2の地区を対象に、空中磁気探査法、空中電磁探査法、空中VLF探査方について、飛行方向(直交する2方向)、飛行高度(3高度)、飛行測線間隔(3種)を変えて測定およびデータ処理を行った。また、空中自然放射線探査法についても、飛行高度対地100m、3種の飛行測線間隔にて測定およびデータ処理を行った。それらのデータの処理結果と地区の地質状況を対比して、最適な飛行条件を検討した。本探査の結果、空中磁気探査法、空中電磁探査法、空中VLF探査法については、ヘリコプター飛行高度90m以下、飛行測線間隔100mでのデータ取得が最適であること、また、空中自然放射線探査法については、高度100m、測線間隔100mでのデータ取得が最適であることを確認した。飛行方法については、直交する2方向でいずれの探査法においても、結果に著しい差違はなく、方向依存性は大きくないと判断された。なお、空中電磁探査法への高圧送電線による影響は、その位置から約400m離れれば、影響を回避できることが確かめられた。