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齋藤 禎一*; 平野 伸一*; 長岡 亨*; 天野 由記
Ecological Genetics and Genomics, 12, p.100042_1 - 100042_9, 2019/10
培養に依存しない分子生物学的手法によって、さまざまな環境中の微生物群集組成について分析が可能となった。これらの手法により、嫌気的で太陽光の存在しない、高温・高圧の極限環境からも多くの未培養原核生物が検出されている。近年、深海環境においても真核生物が検出されており、その結果真核生物が従来考えられてきたよりも広範囲にわたって生息可能であることが示された。本研究では、幌延深地層研究センターの地下施設深度250mの環境において、分子生物学的手法を用いた真核生物に関する研究を行った。その結果、幌延の深部堆積岩環境において、菌類が真核生物群集の優占種であることが示された。また、岩石試料中からZygomycete, Basidiomycete, Ascomyceteのような様々な種の菌類が検出された。本研究は、深部堆積岩地下環境における真核生物の多様性に関する研究として世界初の成果である。
青木 義一; 福本 雅弘; 齋藤 亨; 辻中 秀介
JNC TN8440 2002-018, 14 Pages, 2002/12
核燃料サイクル開発機構東海事業所の危機管理を担当する我々は、平成13年度2回のテロを想定した訓練を実施し、テロに対する課題の克服に努めてきた。そして、今年度もテロ1周年が経過した時期を選び、新たなテロを想定した訓練を実施した。その結果、昨年度の訓練以降も改善が不十分な事項と新たな課題が明らかになった。(1)従業員に対する対テロ意識の啓発訓練実施時において、緊迫感のない事故対策本部構成員や従業員及び気迫が感じられない警備員が見受けられた。テロに対する一層の危機意識の啓発が必要である。(2)初動対応の迅速化今回の訓練において、車を使用した事象は想定を遥かに上回る速さで進展することを実感させられた。今後、より迅速果敢な対テロ対応の検討が必要である。(3)基本的対応の周知警備当局が到着するまでの間の、限定された条件下における基本的対応について、今後とも教育・訓練を通じ広く従業員に周知して行きたい。(4)テロ未然防止体制の充実一旦テロが発生すると、事業所側は警備当局が到着するまでの間、ほとんど無力に等しい。何より、テロに狙われにくい体制の構築が重要である。(5)警備当局との連携強化テロ防止対応の充実はもとより、万一発生した場合に備えた日頃から警備当局との緊密な連携を図る必要がある。
齋藤 亨; 福本 雅弘; 野田 喜美雄
JNC TN8440 2002-001, 16 Pages, 2001/12
2011年9月11日の米国同時多発テロは、我々に極めて大きな衝撃を与えた。核燃料サイクル開発機構東海事業所においても、テロ対応体制の現状と課題を把握し、もってテロ対応の充実を図ることを目的に、2回のテロ対応訓練を実施した。第1回は放火対応訓練、第2回は傷害対応訓練を行った。対テロ訓練の結果、認識された課題と今後の対応は以下のとおり。(1)危機意識の保持: テロはいつ、どのような形で発生するのかわからないという危機意識を自覚するために、テロ対策について教育・訓練を実施する。(2)テロ対応体制の構築: 警備体制強化を図るために、従業員の中から追跡班、警備班等を組織し、不測の事態に備える体制を構築する。(3)テロ対応装備の整備: 警察が来るまでの対応を強化するために、警備員にカラーボール、警棒、さすまた、盾、防刃チョッキ等の装備を配備する。(4)マニュアルの整備、徹底: 一般従業員の対応をより実効あるものにするために、一般従業員向けのテロ対応マニュアルを作成し、訓練を実施する。