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重富 洋志*; 岡 潔; 大井 豪一*; 古川 直人*; 吉田 昭三*; 川口 龍二*; 永井 景*; 春田 祥治*; 柳瀬 康仁*; 赤坂 珠理晃*; et al.
日本レーザー医学会誌, 33(2), p.131 - 135, 2012/08
原子力機構では配管内の保守・保全を目的として、配管内作業ツールの検討を行っている。本ツールに搭載する複合型光ファイバスコープは、観察とレーザー導光の光軸が同一である。これにより対象となる狭い配管内での溶接/切断作業においても、目標位置での的確な作業を容易に行うことができる。一方、奈良県立医科大学では妊孕性を考慮した子宮体部癌治療に興味を持ち、レーザー治療の研究を進めている。本件は、原子力機構がこれまでに開発した複合型光ファイバ技術をもとに、臓器内部を観察しながら同時に病変部分にレーザー光を照射する技術開発を担当し、奈良県立医科大学が内視鏡的なアプローチにより子宮体部癌の治療技術に関して研究を行い、双方が協力して子宮体癌用低侵襲レーザー内視鏡システムに関する研究を行った成果についてまとめたものである。
前田 宗宏*; 伊藤 勝; 三原 守弘; 奥津 一夫*; 赤坂 直人*
動燃技報, (104), p.107 - 114, 1997/12
TRU廃棄物に対しては、大空洞を用いた地層処分が有力な処分概念と考えられている。本研究では、まず、どの程度の空洞を掘削することが可能であるかを岩盤の力学特性をパラメータとして理論解析法により概略検討した。さらに4種類の処分システムを提案した。次に、TRU廃棄物のうち、発熱性を有するハル・エンドピース廃棄体を対象に熱解析を実施し、人工バリア材料(ベントナイト)への熱の影響を検討した。その結果、前記廃棄体の中間貯蔵期間を15年とした場合、直径10m程度以下の処分空洞であればベントナイトの温度を100以下に抑えられることが分かった。