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Wiedeking, M.*; Rodriguez-Vieitez, E.*; Fallon, P.*; Carpenter, M. P.*; Clark, R. M.*; Cline, D.*; Cromaz, M.*; Descovich, M.*; Janssens, R. V. F.*; Lee, I.-Y.*; et al.
Physical Review C, 78(3), p.037302_1 - 037302_4, 2008/09
被引用回数:14 パーセンタイル:64.80(Physics, Nuclear)アルゴンヌ国立研究所タンデム加速器施設(ATLAS)で、Pb(S, )反応により、Pの励起状態を生成し、そこから脱励起する線を観測することによって、Pのエネルギー準位を構築した。その結果、約5MeVの励起エネルギーに多数の新しい状態を発見した。殻模型計算と比較した結果、魔法数20を仮定した殻模型計算ではこれらの多くの状態は出てこないため、これらは中性子数20の殻ギャップから中性子が1個励起する状態、もしくは2個励起する状態であると考えられる。発表者らが行ったモンテカルロ殻模型計算では、実験で観測された多数の状態が存在することが示された。これらの励起エネルギーはPにおける中性子数20の殻ギャップを敏感に反映するものであるため、モンテカルロ殻模型計算で使われた有効相互作用が妥当であり、Pでは大きな殻ギャップが存在することが確かめられた。