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森下 祐樹; Di Fulvio, A.*; Clarke, S. D.*; Kearfott, K. J.*; Pozzi, S. A.*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 935, p.207 - 213, 2019/08
被引用回数:24 パーセンタイル:90.42(Instruments & Instrumentation)パルス形状識別(PSD)対応の有機シンチレーター,シリコン光電子増倍管,波形デジタイザーを使用して、プロトタイプのアルファ/ベータ粒子検出器を開発した。電荷積分PSD技術を使用して、アルファ粒子とベータ粒子を分離した。Am線源(5.5MeVアルファ粒子)とSr線源を使用して測定を行い、2つのシンチレータ(EJ-299-33とスチルベン)のPSDの性能指数(FOM)の値を比較した結果、スチルベン(FOM=1.61)の弁別性能はEJ-299-33 (FOM=0.56)弁別性能よりも優れていることがわかった。さらに、スチルベンは良好なエネルギー分解能を示した(5.5MeVのアルファ粒子で23.6% FWHM)。Sr/Y線源のパルス波高スペクトルでは、低エネルギー部分(Sr)と高エネルギー部分(Y)が分離して確認できる。
安全研究センター成果発信タスクグループ
JAEA-Review 2012-048, 83 Pages, 2013/02
安全研究センターは、研究成果の発信や提言を通して原子力安全確保に貢献するとともに、原子力安全の専門家集団として社会に対してより一層の説明責任を果たす役割を担っている。その活動の一環として、同センターにおける最近の研究成果を発表し、研究内容や活動の方向性について広く意見を集めることを目的とした成果報告会を2011年1月14日に東京・秋葉原において開催した。同センターによる成果報告会は、原子力機構の発足後としては初めての開催である。関係省庁,大学,研究機関,電力,メーカーその他から約100名が出席し、中堅及び若手研究者による4件の技術講演及びポスターによる研究紹介に対して活発な議論が行われた。本報告書は、同成果報告会における発表資料及びアンケート結果をまとめたものである。
Diffenderfer, E. S.*; Baby, L. T.*; Santiago-Gonzalez, D.*; Ahsan, N.*; Rojas, A.*; Volya, A.*; Wiedenhver, I.*; Wuosmaa, A. H.*; Carpenter, M. P.*; Janssens, R. V. F.*; et al.
Physical Review C, 85(3), p.034311_1 - 034311_17, 2012/03
被引用回数:7 パーセンタイル:40.49(Physics, Nuclear)アルゴンヌ国立研究所のATLASにてC(O, )Mg反応実験を行い、生成されたMgの高スピン状態を観測した。粒子と線の角相関を測定することによって、励起状態のスピンを決定した。その結果、までの数多くの状態を観測した。実験結果を、原子力機構で行った殻模型計算と比較した。その結果、殻を入れたことにより、負パリティ状態も含めて実験のスペクトルをよく説明することに成功した。また、理論計算との比較から、一部の正パリティ状態は、殻から殻へ中性子が2個励起したいわゆる侵入者状態であることを提案した。
森下 祐樹; Di Fulvio, A.*; Clarke, S. D.*; Kearfott, K. J.*; Pozzi, S. A.*
no journal, ,
パルス波形弁別(PSD)が可能な有機シンチレータ、シリコン光電子増倍管、デジタイザを用いて、/弁別型検出器を開発した。線源としてAm線源(5.5MeV線)と線源としてSr線源を用いて測定を行った。線と線の弁別には、電荷積分法を用いた。プラスチックシンチレータ(EJ-299-33)とスチルベンの2つのシンチレータの弁別性能を比較した結果、スチルベン(弁別指標: FOM=1.61)はEJ-299-33(FOM=0.56)よりも優れた性能を示した。さらに、スチルベンは良好なエネルギー分解能を示した(5.5MeV線に対し23.6%FWHM)。また、検出器の分離能力を実証するために、ThやRnを線源として用い、線と線の弁別性能を実証した。