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佐藤 達彦; 古田 琢哉; 橋本 慎太郎; 久峩 尚也*
医学物理, 35(2), p.180 - 187, 2015/00
原子力機構が中心となって開発を進めている粒子・重イオン輸送計算コードPHITSは、原子力分野で重要となる中性子や光子のみならず、医学物理分野や宇宙開発分野で重要となる陽子、重イオン、電子など様々な放射線に適用可能なため、工学・医学・理学の多様な分野で幅広く利用されている。本稿では、2015年3月に公開された最新版PHITS(version 2.76)の特徴として、EGS5,光核反応モデル,サムタリーなど、新しく追加した医学物理計算で有用となる計算機能の概要を紹介する。また、粒子線治療やホウ素中性子捕捉療法(BNCT)などの治療計画で重要となる生物学的効果比を考慮した線量評価モデルに関して、PHITSのマイクロドジメトリ機能を応用した新たな手法について解説する。
小川 達彦; 岩元 洋介; 橋本 慎太郎; 佐藤 達彦; 松田 規宏; 国枝 賢; elik, Y.*; 古館 直也*; 仁井田 浩二*; 古田 琢哉; et al.
no journal, ,
原子力機構が中心となって開発を進めている汎用の放射線挙動解析コードPHITSについて、開発の最新状況と近年実施した遮蔽ベンチマークについて発表する。近年の重要な改良点は以下の通りである、(1)重陽子・アルファ粒子・光子に関する核データライブラリの読み込み機能の追加、(2)燃焼計算コードDCHAINの核データの更新、(3)系統的不確かさ評価機能の実装、(4)3次元ジオメトリビューアーPHIG-3Dの開発、(5)宇宙線ソース機能の開発、(6)飛跡構造解析モードの実装、(7)GUI版RT-PHITSの開発、(8)XorShift64アルゴリズムに基づく乱数生成アルゴリズムの実装、(9)ユーザー定義LETの設定機能、(10)EXFORの実験値を参照した核反応イベントを再現可能とする変換プログラムの開発、(11)光子からのミュー粒子対生成モデル実装。本発表ではさらに、岩元らの発表したSINBADに基づくPHITSのベンチマーク研究論文についても解説する。同論文では、エネルギースペクトルの正確な評価のためにはJENDL-4.0/HE等の高エネルギー核データライブラリの仕様が望ましいことが示された。