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Awaludin, R.*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Sriyono*; Herlina*; Mutalib, A.*; 木村 明博; 土谷 邦彦; 棚瀬 正和*; 石原 正博
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 303(2), p.1481 - 1483, 2015/02
被引用回数:9 パーセンタイル:56.63(Chemistry, Analytical)ジルコニウム系モリブデン吸着剤は、Mo吸着性能が高いため、中性子照射済天然同位体モリブデン用Mo/
Tcジェネレータに適している。しかしながら、Mo吸着及び
Tc溶離のメカニズムについては解明されていない。本研究では、Mo吸着及び
Tc溶離メカニズムをMo吸着前後及び
Tc溶離後の吸着剤表面のSEM-EDSによる元素分析等により調査した。その結果、塩素イオンとMoイオンとのイオン交換反応によりMoが吸着することが確認できた。一方、溶離の過程で酸化剤を添加することにより
TcはTcO
の状態で溶離することが明らかとなった。
木村 明博; Awaludin, R.*; 椎名 孝行*; 棚瀬 正和*; 河内 幸正*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Sriyono*; 太田 朗生*; 源河 次雄; et al.
Proceedings of 3rd Asian Symposium on Material Testing Reactors (ASMTR 2013), p.109 - 115, 2013/11
Tcは、
Moの核変換によって生成される。
Mo製造は、現在、高濃縮ウランによる核分裂法(以下、「(n,f)法」という)で行なわれており、世界の供給量の約95%を生産している。しかし、近年、原子炉の老朽化や輸送障害という問題のために安定供給が困難となるとともに、核不拡散、廃棄物管理等の問題がある。最近、(n,
)法による
Mo製造が注目されているが、(n,f)法に比べて比放射能が低いという欠点がある。このため、
Mo/
Tc溶液から
Tcを溶媒抽出により取出し、さらにアルミナ・カラムを用いて
Tcを濃縮する方法を開発した。本研究では、インドネシアにあるSGR-GAS炉による照射で生成した1Ciの
Moを用いて、開発した方法により
Tcの抽出特性を調べた。この結果、
Tcの回収率は約70%得られた。
Tc抽出液の
Tc放射能は約30GBq/mlを達成した。また、抽出液中の
Moの不純物は4.0
10
%未満、放射化学的純度は99.2%以上であり、目標値を満足した。
木村 明博; Awaludin, R.*; 椎名 孝行*; 棚瀬 正和*; 河内 幸正*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Sriyono*; 太田 朗生*; 源河 次雄; et al.
Proceedings of 6th International Symposium on Material Testing Reactors (ISMTR-6) (Internet), 7 Pages, 2013/10
特願 2011-173260医療診断用RIとして使用されるTcは、
Moを唯一の親核種として生成される。国内で使用している
Moは、全量海外からの輸入に依存している。そのため国産化による安定供給のための研究開発を行っている。本研究は、溶媒抽出とカラムクロマトグラフィを組合せた、MEKにより抽出した
Tcをアルミナカラムに吸着させ、分離回収する方法を選定し、
Tc製造のための試験を行った。本試験では、インドネシア原子力庁のMPR-30においてMoO
を5日間で照射し、得られた
Moのうちの約37GBq及び150gのMoO
を用いた。その結果、収率約70%、放射能濃度約30GBq/mlの
Tc製品を得ることができると評価すると共に、
Tc溶液中に含まれる不純物としての
Moは4.4
10
%であった。また、抽出した
Tc溶液は放射化学純度が99.2%であり、日本の放薬基準である95%を満足した。
石塚 悦男; 山林 尚道*; 棚瀬 正和*; 藤崎 三郎*; 佐藤 典仁*; 堀 直彦; Awaludin, R.*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Mutalib, A.*
JAEA-Technology 2011-019, 18 Pages, 2011/06
JMTRを利用したMo/
Tc製造に関する開発の一環として、乾式昇華法をマスター・ミルカーに応用するための予備的検討を実施した。検討にあたっては、乾式昇華法とPZCからの溶離液をベースとした湿式法の装置をそれぞれ試作して試験を行い、マスター・ミルカーへの適応性について比較した。この結果、乾式昇華法は三酸化モリブデンがグラムオーダーであれば
Tc回収率が約80%、処理時間が約1.5時間であり、湿式法と同等の値が得られた。乾式昇華法が湿式法より優れている点としては、操作が容易であること、使用済MoO
の再利用が容易であることが挙げられる。また、逆に不利な点としては、三酸化モリブデン取扱量の増加とともに
Tc回収率が低下することが挙げられる。