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長谷 貴之*; 太田垣 達也*; 山口 正剛; 池尾 直子*; 向井 敏司*
Acta Materialia, 104, p.283 - 294, 2016/02
被引用回数:47 パーセンタイル:89.33(Materials Science, Multidisciplinary)3種のMg合金(Mg、Mg-0.3 at.%Ca-0.6 at.%Zn、Mg-0.3 at.%Ca-0.6 at.%Al)に対して、衝撃3点曲げ試験による衝撃破壊靭性測定を行った。塑性変形能と衝撃破壊靭性は、純粋なMgと比べて合金の方が高くなった。第一原理計算から、一般化積層欠陥エネルギーと粒界凝集エネルギーをMg,Mg-Ca, Mg-Ca-Zn,Mg-Ca-Al系それぞれについて計算したところ、実験結果の傾向をよく説明する結果が得られた。計算と実験の比較から、ZnとAlをCaと同時に添加することで、塑性変形の異方性を低減し、かつ、粒界を強化することにより、高い衝撃破壊靭性が得られたと考えられる。
山口 絵梨香*; 宮谷 真徳*; 河合 隆行*; 渥美 浩久*; 長谷 純宏
JAEA-Review 2015-022, JAEA Takasaki Annual Report 2014, P. 111, 2016/02
横浜植木が育成したサルビア品種は、生育が旺盛で開花期が長いという特長があるが、種間交雑により作出されたことから不稔であり、交配による育種は困難である。そのため、同品種を材料として、イオンビーム照射による新品種開発を試みた。2系統(SAC33及びSAC7-2)の挿し穂に対して炭素イオンビームを照射し、発根後鉢上げして開花させた。花色の変異やがくの発色が薄くなる変異が確認された。変異の発生率は0.48から1.80%であり、照射線量が高くなるほど変異率が高い傾向が認められた。有望株は商品化に向けた増殖と特性調査を行い、一部の変異系統については再照射による更なる変異拡大について検討する予定である。
辻 誠一*; 宮本 守*; 岡部 孝幸*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎; 鳴海 一成
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 84, 2008/03
花き類の宿根かすみそう・りんどうは切花用として栽培・出荷され、農林統計において花き品目中5及び4位に位置する重要な作物である。本研究は、これらの花き作物について、イオンビーム照射による新たな有用変異の誘発の可能性についての知見を得ることを目的とする。宿根かすみそうにおける第1回の照射(線量0.5128Gy)では、順化時の観察で8Gy以上から徐々に奇形・生育不良などの異常率が増加した。32Gy以上の照射でポットへの鉢上げまでに生存する個体はなかった。第2回照射(線量0.528Gy)でも同様な結果が得られた。これらの照射試験で、順化及び鉢上げ時において、8Gyまでは高い生存率を維持していたが、16Gyで急激に低下していた。したがって、有用変異の誘発のためには、24Gy照射が適正であると考えられた。また、りんどうでは、有用変異誘発には0.51Gy照射が適正であると結論した。