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坂井 徹; 笠原 稔弘*; 肘井 敬吾*; 太田 仁*; 中野 博生*
Synthetic Metals, 208, p.26 - 28, 2015/10
被引用回数:1 パーセンタイル:5.05(Materials Science, Multidisciplinary)リング交換相互作用をもつS=1/23本鎖スピンナノチューブについて有限サイズ系の数値対角化により研究した。以前の研究により、リング交換相互作用のない場合には、自発的なダイマー化が起きて、スピンギャップが開くことが判明している。本研究により、リング交換相互作用が増加すると、ある臨界点で量子相転移が起こり、異なるパターンのダイマー化による新しいスピンギャップ相が生じることが判明した。
坂井 徹; 肘井 敬吾*; 大久保 晋*; 太田 仁*; 中野 博生*; 宮下 精二*
Applied Magnetic Resonance, 46(9), p.997 - 1002, 2015/09
被引用回数:1 パーセンタイル:6.93(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)S=1/2カゴメ格子反強磁性体について18スピン・クラスターの数値対角化により研究した。ジャロシンスキー・守谷相互作用がある場合に起こり得るESRシングレット・トリプレット遷移の強度に比例する行列要素を計算した。いくつかの角度に依存した選択則を示した。
肘井 敬吾; 坂井 徹
Physical Review B, 88(10), p.104403_1 - 104403_8, 2013/09
被引用回数:5 パーセンタイル:26.12(Materials Science, Multidisciplinary)4体相互作用を持つ量子スピン梯子系の基底状態相図とその量子臨界現象についての理論的研究を行った。ひねり境界条件法と現象論的繰り込み群法を用い、数値対角化に基づいた数値解析により、二次相転移が生じることを明らかにし、Rung-singlet相, Columnar-dimer相, Haldane相の相境界を決定した。また、共形場理論に基づいた解析を行い、セントラルチャージとスケーリング次元を数値的に求めることで、Columnar-dimer相とHaldane相の間の量子相転移のユニバーサリティクラスが、
=2
(2) Wess-Zumino-Novikov-Witten模型により記述されることを明らかにした。
肘井 敬吾
no journal, ,
単一イオン異方性を持つS=1 BQ模型において非自明な対称性を見いだした。また、レベルスペクトロスコピー法を用いた数値計算により求められたS=1 bilinear-biquadratic模型の基底状態相図におけるXY2相とNeel相の相境界が、単一イオン異方性のパラメータDによらず、純粋なbiquadratic模型+D項の上にあることを、この対称性を用いて解析的に示した。
肘井 敬吾; 坂井 徹
no journal, ,
フラストレートしたS=1/2四本鎖量子スピン梯子系において、基底状態についての理論的研究を行った。ひねり境界条件と数値的厳密対角化計算を行い、共形場理論に基づく解析を行った結果、量子相転移の兆候を見いだしたので、それを報告する。また基底状態の量子相についての知見も報告する予定である。
肘井 敬吾; 坂井 徹
no journal, ,
フラストレートしたS=1/2三本鎖量子スピン梯子系において、基底状態についての理論的研究を行った。数値対角化に基づいた解析により、一次転移が生じることと、相図を明らかにした。また非自明な中間相において、マグノンの束縛状態が生じる可能性を見いだしたので、それを報告する。
肘井 敬吾; 坂井 徹
no journal, ,
フラストレートしたS=1/2三本鎖量子スピン梯子系における基底状態についての理論的研究を行った。強結合極限からの摂動論と数値的厳密対角化を用いて、一次転移が生じることと、非自明な中間相を発見し、その基底状態の相図を明らかにした。また、その中間相のなかでの励起状態にマグノンの束縛状態が生じる可能性を見いだしたので、それらを報告する。
肘井 敬吾; 坂井 徹
no journal, ,
4体相互作用を持つS=1/2量子スピン梯子系の基底状態についての理論的研究を行った。数値対角化に基づいた数値解析により、二次相転移が生じることを明らかにした。また、その量子相転移のユニバーサリティークラスについても議論する。
肘井 敬吾; 坂井 徹
no journal, ,
4体相互作用を持つS=1/2量子スピン梯子系の基底状態の相図についての理論的研究を行った。数値的厳密対角化に基づいてエネルギー準位を調べ、現象論的繰り込み群法を用いることで、量子相転移が生じることを見出したのでそれを報告する。
笠原 稔弘*; 肘井 敬吾*; 坂井 徹
no journal, ,
リング交換相互作用のあるスピンナノチューブについて、数値対角化によるシミュレーションにより理論的に研究した。その結果、十分強いリング交換相互作用がある場合には元の基底状態とは異なるシングレットダイマー構造によるスピンギャップ相が実現することがわかった。
坂井 徹; 肘井 敬吾*; 大久保 晋*; 太田 仁*
no journal, ,
低次元量子スピン系や強相関電子系のスピンギャップは巨視的な量子現象として注目されている。このスピンギャップはシングレットの基底状態とトリプレットの励起状態の間のギャップであるため、これに対応するESR直接遷移は、スピン野保則を破るため観測されない。ところが、いくつかの物質でスピンギャップに相当するESR直接遷移が観測された。この禁制遷移が観測されるメカニズムとして、交代gテンソルやジャロシンスキー守谷相互作用が提唱されている。そこで、これらのメカニズムのうちのどれが効いているのかを実験的に検証するため、各メカニズムについて、外部磁場と入射マイクロ波の磁場成分、及び結晶軸との相対的な角度に依存するESR選択則を理論的に求めたので、これを報告する。
坂井 徹; 笠原 稔弘*; 中野 博生*; 肘井 敬吾*; 奥西 巧一*; 岡本 清美*
no journal, ,
S=1/2三本鎖スピンチューブにおける桁方向の交換相互作用、鎖方向の交換相互作用、リング交換相互作用の大きさを変化させた場合の量子相転移について、数値対角化と有限サイズスケーリングで理論的に調べた結果を報告する。
肘井 敬吾*; 坂井 徹; 宮下 精二*; 太田 仁*
no journal, ,
一次元S=1/2三量体量子スピン鎖における動的感受率の数値的な研究を行った。以前に網代らによって高周波ESRにおいて観測された単一S=3/2量子スピン鎖とは異なる複合スピンS=3/2鎖を特徴づけると考えられる結果を理論的に解明すべく数値計算を行い、動的感受率の磁場の強さ依存性や温度依存性等を議論する。